« Hさんの「ゆうがた」 | メイン | 7月の美術館便り »

7月の美術館ニュース

今年は6月からワールドカップが始まり、サッカー観戦で熱い1ヶ月を過ごされている方も多いことでしょう。日本チームの活躍に新たにサッカーファンになられた方もいらっしゃることでしょう。子どもたちも夏休みには夢中になってボールを蹴っているかもしれません。
夏のスポーツを楽しみながら、体を鍛えていきましょう。

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:おとがするはなび
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
7月のエントランスは、夏の遊びがテーマのぬりえの展示でございます。
昭和30年代の夏休みは、ラジオ体操、臨海学校、林間学校、昆虫採集、絵日記、盆踊りなどなどが懐かしく思い出されます。

夏休みは楽しくて、遊びすぎて、8月の終わりにはまだ終わっていない宿題に頭を悩ませ、時間がないと大変な思いもしたものです。夏休みの宿題には工作などの提出があり、本を参考にしたりして、作ったものです。何故か昭和のあの頃は、水族館作りが宿題になったものでした。箱に色のセロファン紙を貼り、海の魚や海草を泳がせて水族館らしく見せたものです。今頃の小学生は、こういうものはもう作らないのかもしれません。
当時は、台風が来ると、今では考えられないことですが、よく停電になっていました。蝋燭の灯りの下で家族が集まっているという事がよくありました。今では懐かしい思い出です。
夏の夜というと、お風呂上りに浴衣を着て、縁台にすわって、花火をしていました。音がする花火は綺麗ですが、大きな音がちょっと怖い。しかし怖いけれども綺麗な花火もみたいと、我慢して大きな花火に火をつけてもらいました。でも好きなものは、線香花火です。線香花火は、パチパチパチと光を飛ばし、そして最後にジーッと光の丸い玉になります。その赤い光の玉を飽きずにずっと見つめていたものです。
線香花火は、日本の花火の美しさの一つではないでしょうか。(館)

町屋 夏のイベント情報
★『オオムラサキ、カブトムシを見に行こう』
6月12日(土)から荒川区立荒川自然公園のオオムラサキ観察園と昆虫観察園が開園。
オオムラサキ観察園では、「NPOオオムラサキを荒川の大空に飛ばす会」が育てたオオムラサキの、餌を食べる姿や、さなぎの脱皮の様子やゲージ内を羽ばたくオオムラサキの姿を専用の飼育ゲージで見ることができるそうです。

その隣の昆虫観察園ではカブトムシが放し飼いにされ、枝に止まっているカブトムシを自由に観察できるとのこと。

オオムラサキは国蝶です。着物の柄にも使われたりすると聞いたことがあります。
まるでビロードの光沢を持つ、うっとりするような美しい翅の蝶を間近で観察するよい機会です。
是非、夏の荒川区をお楽しみください。

【荒川自然公園】
開園日時
オオムラサキ観察園 
6月12日~8月1日までの土・日曜日・祝日 
午前10時~午後4時
昆虫観察園 
6月12日~7月25日まで
(第1・3木曜日を除く)
午前10時~午後4時
休園日 第1・3木曜 入園料 無料

★『熱く陽気に下町カーニバル』
都電荒川線、舎人ライナー両線の熊野前駅からすぐのはっぴぃもーる熊野前という愛称で親しまれている
熊野前商店街は、下町のかおりたっぷりのたたずまい。そして、レトロな顔を持ちますが、もう一つの顔、毎年7月に恒例のサンバカーニバルが催されています。

美術館の帰り道、陽気な下町の顔も楽しまれるのは如何でしょうか。

【'10熊野前カーニバル】
熊野前商店街振興組合
(はっぴいもーる熊野前)
7月31日(土曜日) 午後4時~8時30分

美術館掲載情報
東京都交通局、南海電鉄、阪堺電車の沿線PRパンフレットにぬりえ美術館が掲載されました。
7月11日から阪堺電車と都電荒川線を中心に各社の魅力をPRするパンフレットを配布しています。
配布箇所:都営地下鉄各駅(押上、目黒、白金台、白金高輪、新宿線新宿を除く)
荒川電車営業所、日暮里・舎人ライナー、南海電鉄各駅・阪堺電車主要駅

今月のエントランス

「たなばたさま」
年代30年代 作者:きいち
夏の夜はとても魅惑的で、とりわけ夜空を見るのにふさわしい季節ではないでしょうか。
幻想的な天の川が夜空を横切る七月七日の七夕の星、星の物語があるからです。織女星と牽牛星の二つの星が天の川をはさんで最も光り輝くこの日を、中国は一年に一度のめぐり合いの日と考え、七夕のストーリーが生まれたといいます。
幼い頃に七夕の日には、ぬりえの女の子のように、七夕には沢山お願い事を書いて、夏の夜空を眺めてみてはいかがでしょうか

【展示室のご案内】
6月,7月は常設展となっております。
きいちのむかし懐かしい作品の数々を展示いたしております。
ぬりえ体験コーナーもございます。
どうぞ、ごゆっくりとお楽しみください。

投稿者:Nurie |投稿日:10/07/06 (火)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/1285

コメント

コメントしてください



(アドレスは非公開です)


今後の投稿のためにアドレスなどを保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)