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2月の美術館便り

2月は一番寒い時期でもあり、春の息吹も感じられるようになる季節ですね。
中庭にウコン桜の木がありますが、葉はなくても芽が少しづつ膨らんでいますし、花壇でも土を押しのけ青々とした芽が伸び始めているものもあります。春に咲くために、準備をしているということがひしひしと感じられます。
さあ、春はもうすぐですよ。

■昭和30年代人気
1月の美術館便りに、昭和30年代人気をとりあげましたが、今月もお伝えしたいと思います。
はとバスが1日限定のツアーで、昭和の名曲を一緒に歌って東京を一めぐりするツアーを発表しました。東京の各地区にちなんだ「有楽町で逢いましょう」や「神田川」といった歌を流し、東京の街を走る「あの歌この歌東京ドライブ」コースと銘うって、3月19日限定で運行するそうです。
ガイドさんも、昭和時代にはとバスガイドだった40~70代の女性13人も1日限定で復帰し、当時の復刻ユニホームを着てマイクを握るのだそうです。

コースは昭和20~30年代の歌謡曲と、昭和40~50年代のフォークソングとニューミュージックの2コースがあります。「なつかしの歌謡曲」コースは、「高校三年生」や「銀座カンカン娘」など昭和20~30年代の歌を流し、上野や銀座を廻ります。「フォークソング・ニューミュージック」コースは「いちご白書をもう一度」や「お嫁サンバ」など昭和40~50年代の歌で青山や御茶ノ水を走るのだそうです。

はとバスは、昭和24年の3月19日に定期遊覧運行を始めたので、今年で創業61年目になります。それを記念したツアーとしての企画です。
昨年にははとバスの定期遊覧運行開始60周年を記念して、「昭和の名ガイドと行く都内半日コース」を企画し、5万人ものお客様のご応募があったそうで、この年代への人気のほどが分かります。
 
今回の企画のメインは、「歌」で都内をめぐるになっていますが、歌というものは、人々の人生のある時期、時期の思い出と結びついているものだと思います。ある歌を聞いただけで、思い出がよみがえってきて、胸がきゅんとしたり、ほのぼのしたということがあるのではないでしょうか。
 
昭和20年、30年代というと戦争が終って、明るい歌がラジオを通して流れ、人々が同じ歌を聞いて生きていた時代です。ヒット曲をだれもが知っていて、歌えるという
時代でした。
はとバスツアーもそのような背景があっての企画だと考えますが、コースの定員は220名だそうですが、その歌の歌われた時代を思い出しながら、220人の人がみんな共感して、一緒に歌っているということが想像されます。
 
私も友人を誘って参加したいと思いますが、昨年の企画に5万人の応募があったそうですから、今回220人の中にはいれるかどうか分かりません。もし参加することができましたら、実施日が3月19日ですので、4月の便りにでもご報告をしたいとおもっています。
「歌唱予定曲リスト」
・「東京のバスガール」 昭和32年コロンビア・ローズ (浜松町)
・「お富さん」 昭和29年 春日八郎 (人形町)
・「下町の太陽」 昭和37年 倍賞智恵子 (墨田区を走りながら)
・「ああ上野駅」 昭和39年 井沢八郎 (上野)
・「りんごの唄」 昭和20年 並木路子 (上野)
・「いつでも夢を」 昭和37年 橋幸夫・吉永小百合 (上野から本郷にむかって)
・「高校三年生」 昭和38年 舟木一夫 (本郷)
・「ニコライの鐘」 昭和30年 藤山一郎 (湯島)
・「九段の母」 昭和14年 塩まさる (靖国通り)
・「東京ドライブ」 昭和35年 大津美子 (内堀通り)
・「有楽町で逢いましょう」 昭和33年 フランク永井 (晴海通り)
・「君の名は」 昭和28年 織井茂子 (晴海通り)
・「銀座カンカン娘」 昭和24年 高峰秀子 (銀座通り)
・「東京音頭」 昭和8年 三島一声 (京橋から日本橋)
・「東京の灯よいつまでも」 昭和39年 新川二郎 (お別れ間際)
・「ここに幸あり」 昭和31年 大津美子 (合唱)

どうですか、皆様も参加したくなったのではありませんか?(館)

投稿者:Nurie |投稿日:10/02/07 (日)

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