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2010年1月の美術館ニュース
明けましておめでとうございます。麗しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
今年もぬりえを楽しんでいただける企画をご紹介していきたいと考えております。
どうぞ今年もぬりえ美術館をよろしくお願い申し上げます。
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
1月のエントランスは、お正月がテーマの展示でございます。
タイトル:はねつきしましょう
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
「もういくつねるとお正月
お正月には まりついて
おいばねついて 遊びましょう
はやく こい こい お正月」
(幼稚園唱歌:1900年滝廉太郎作曲、東くめ作詞)
お正月というと、この歌が思い出されます。
昭和20~30年代の冬に遊びといえば、子ども達が集まって、はねつき、まりつき、凧あげ、独楽まわし、竹馬、押しくらまんじゅうなどをしていました。
室内では、お手玉、あやとり、ぬりえ、リリアンなどなどを楽しんでいました。
浅草の羽子板市で売られているような歌舞伎役者をかたどったような「押絵羽子板」は、床の間に飾り、遊びに使う羽子板は板に絵が描かれたような羽子板で遊びました。羽根には赤や黄色、緑等の色が付けられ、綺麗でした。羽根を連続してつくのは難しいことでしたが、お正月には、はねつきをするものと思って、一生懸命遊んだものです。
今の遊びのゲームには、季節性は感じられませんから少し淋しい気がします。昭和20~30年代当時は自然との関連の中で遊んでいましたから、季節毎に遊びも変りました。温かく風のない陽だまりの中で羽根を突いたり、美しい色合いのリリアンを編んだり、そのようなものしかなかったとはいえ、楽しい子ども時代の思い出です。(館)
よき新春をお迎えのことと存じます。今月は荒川区にあるオススメ参拝スポットをご紹介したいと思います。
荒川区には素盞雄神社(南千住)、諏方神社(日暮里)、尾久八幡神社(尾久)という代表的な3つの神社があります。地元の人は、親しみを込めてそれぞれ、天王(てんのう)さん、お諏方(すわ)さん、八幡(はちまん)さんとお呼びしています。今年の初詣は荒川区でというのはいかがでしょう。
★尾久八幡素素神社
ぬりえ美術館に最も近い神社は、尾久八幡神社です。八幡信仰のもと尾久の総鎮守として、人々と共に栄えてきました。創建は定かではありませんが、伝えられている最古の棟札には至徳二年(1385年)と記されており、勧請されたのは南北朝以前であることが知られています。御祭神は品陀和氣命(ほんだわけのみこと)、御利益としては出世開運などがあります。ご来館される際に是非お立ち寄りください。
《アクセス》東京都荒川区西尾久3-7-3 都電荒川線「宮ノ前」下車
★素盞雄神社
荒川区南千住・三河島(現:荒川)・町屋・台東区三之輪地域で区内61カ所の氏子をかかえる最も広域な鎮守です。災厄除けの神様である素盞雄大神は、牛頭天王(ごずてんのう)という別名により「お天王(てんのう)さま」と通称されています。飛鳥大神は、商工業繁栄・商売繁昌の「えびす様」として崇敬されています。《アクセス》東京都荒川区南千住6-60-1 都電荒川線「三ノ輪橋」下車
今回はご紹介することができませんでしたが、この他のオススメとして諏訪神社があります。
~その他おすすめスポット『富士見坂』~
日暮里にある富士見坂は、都内各地にある「富士見」を冠する地名の中で、現在でも富士山を望むことができる坂です。また、平成16年には関東の富士百景に選ばれました。一月末の夕暮れ時には「ダイヤモンド富士」を見ることが出来るので、荒川区で富士の鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょう。
出典:荒川ゆうネット http://www.arakawa-unet.jp
今月のエントランス
「はなかんざし」
作者:きいち
今月のテーマはお正月。お正月の晴着姿で着物に引けをとらずに目を惹くのがかんざしです。
作品は、名前の通り冬に咲くお花をあしらっており女の子の黒髪を引き立てています。
花かんざしは、もともと上方(京都)で作られたかんざしで、今でも舞妓さんに愛用されています。
また季節によって付ける細工が決まっているのが特徴、1月は、松や寒菊、梅をあしらったものが多いそうです。
小物ひとつまで季節感を目一杯楽しむ当時の装いからは、おしゃれのあり方について教えてもらうことが多いですね。
『メディア情報」
・クロワッサン1月10日発売号、「女の新聞」に大人のぬりえサロンの取材記事が掲載されます。
・都営交通の「いっとく」と「まるごときっぷ」(いっとく対象乗車券)告知ポスターにぬりえ美術館が掲載されます
【展示室のご案内】
11月~2月はニューヨークで展示をしたぬりえをご紹介いたします。
ぬりえの体験コーナーもありますので、お楽しみください。
○ぬりえのおみせやさん
「ぬりえのおみせやさん」 通信販売情報きいちのぬりえやグッズを、インターネットでもご注文いただけます。
配送先もご指定いただけますので、プレゼントなどにもご利用いただけます。
※ぬりえ美術館のホームページ(ブログ)から「ぬりえのおみせやさん」に入れます。
※お電話・FAXなどでもご注文いただけます。
URL:http://www.nurie.co.jp/
投稿者:Nurie |投稿日:10/01/01 (金)
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