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8月の美術館ニュース

今年の夏をどのようにお過ごしでしょうか?夏の暑さを緑を育てることにより、涼を
とるという方法が人気となっているようです。ベランダで、又は外壁の部分に朝顔やゴーヤ、風船かずらなど、ぬりえ美術館のご近所にも緑のカーテンが増えています。見た目にも涼しげで、気持ちがいいものですね。

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:カイランバンデスヨ
作  者:フジヲ(きいちのペンネームです)
年  代:昭和10年代

回覧板をお隣に持参する少女。きっと皆様の中にも子どものころに回覧板を持って行かされたことを思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も子どものころにお隣に持っていきました。又その他にも日掛けの小銭を貯める箱などを毎日お隣まで持って行った記憶があります。そういうものは、子どもの仕事だったのですね。

きいちのぬりえのテーマでは、「お手伝い」が大変人気です。お洗濯、お給仕、お掃除、水まき、子守、お店の手伝い、花壇の手入れ、餌やりなどなど、子どもならではの小さい仕事を手伝うことが一般的でした。近所のお店に買い物を頼まれたりすると、時々お店のご主人が、お手伝いをして偉いぞ!と、お駄賃をくれたりもしたものです。お駄賃は、飴玉のようなものが多かったでしょうか。家では、祖父母からお駄賃としてお小遣いをもらったりしました。
今は、商店が少なくなって、スーパーやコンビ、チェーンのレストランでは、このような人情からみのやりとりは無くなってしまいました。買い物するときに、買い物だけでなく、天気がよいとか、体の具合はどうの等、話しのやりとりがなくなってしまい、少し淋しい気がするのですが、どうでしょうか?
ぬりえ美術館では、できるだけ来館された方々にお声をおかけするようにしています。少しでも、あの頃のようにこころの交流をしたいからです。(館)


区民が選んだ荒川のおすすめ土産
先月に続いて、荒川のおすすめ土産をご紹介いたします。
☆ヤマナカ食品の寒天
館長の最近のマイブームの寒天をご紹介いたします。
今の時期、のどごしが良い寒天は最高です。館長は”あんみつ”にして食べているそうです。ヤマナカ食品では、寒天ばかりでなく、ところてん、こんにゃく、くずもち等もあります。
ところで、寒天とところてんの違いをご存知ですか。ところてんから寒天はつくれるけれど、寒天からところてんはつくれません。かんてんを乾燥させてできたものが、寒天なのだそうです。原料は同じでも、作り方がちがうのですね。
あなたは寒天派、それともところてん派?
住所:町屋1-22-3 03-3895-1964
定休日:日(祝日はできるだけ営業)
時間:午前7:30~午後8:00
場所:町屋斎場のあるサンパール通り、斎場手前左手にあります。


☆朝日屋鯨井商店のお豆腐
館長も毎週1回は食べているのが、朝日屋のお豆腐です。お豆腐も揚げも美味しいですが、ちょっと贅沢したいときには、「ざる豆腐」がおすすめです。お稲荷さん向けには、お稲荷さん専用の揚げもありますよ。お試しください。
住所:町屋3-7-2 03-3809-3753
定休日:日曜日
時間:7:00~19:00
場所:町屋駅前、サンポップ町屋の1階尾竹橋通り沿い

メディア情報
8月10日(月)~13日(木)まで、NHKラジオ深夜便『ナイトエッセイ』で、館長が「ぬりえの不思議」についてお話をいたします。

今月のエントランス

「私等の勤労奉仕」 作者:フジヲ
暑い盛りの真っ只中に、日本は忘れてはならない日を迎えます。子どものころから毎年繰り返えし聞かされてきた人々の最も悲しい苦しい歴史です。
そんなときも無邪気にぬりえをして遊んだのでしょう。昭和10年代のぬりえは今では当時の様子を伝える大事なメディアのひとつとしてみることもできるのではないでしょうか。
時代を知る世代には記憶を呼び起こし知らない世代には時の姿を伝えています

投稿者:Nurie |投稿日:09/08/01 (土)

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