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2009年中国ぬりえ調査(1)

昨年のフランス、フィンランドのぬりえ調査に続き、今年は日本にも近いアジアの国、昨年オリンピックを開催した中国に来ています。まず北京からご報告いたします。

GWが終わった11日(月)に北京の到着いたしました。世界的なビッグニュースとなっていました豚インフルエンザが、出発前までは中国では香港での発生がありましたが、北京では発生しておりませんでしたので、安心して出発したところ、当日になり北京でも一人米国に留学中の学生で米国から東京経由で北京に入った人が発生したというニュースが発表されて、幾分私のぬりえ調査にも影響がでてしまいました。
訪問予定の幼稚園にキャンセルがでたり、母親のインタビューは自宅でなく外でしてほしいなど変更がおきました。に相手が子どもが対象のものですから、急遽変更に対応していくことになりました。
しかし空港でもマスクをしているのは日本人が多く、街の中ではほとんどマスク姿は見られないというのが現状です。

中国で人気のぬりえ
今子どもたちの間で人気のぬりえがあるというので、早速そのぬりえの体験をしてきました。
中国の子供たちが土日によく行くのが、親たちが勝手に「子どもの楽園」と名づけている子どもの遊戯施設です。そこはショッピングモールなどの中にあり、遊園地のような滑り台やのりものや砂場、おもちゃ、パズルなどがあり、有料ですが何時間でも子どもが楽しく遊べるようになっています。

子供たちに人気のぬりえは、ゴム状の黒い線(少し厚みがある)で絵が描かれています。内容は、キャラクターものが多く、日本のキティーちゃんやドラえもん、中国で大人気のヒツジの「喜羊羊」というキャラクターなどです。

1.好きな絵を30元(約450円、1元=15円)けして安いものではありません。
2.黒い線で描かれた絵を紙の台紙からはがし鉄板の上に乗せます。

3.好きな色(これも黒い線と同様な特殊な絵の具)を塗っていきます。

4.完成したら熱をかけて乾燥させます。熱をかけると絵は少し厚みがあり、つやつやした絵となります。
5.乾燥した絵を紙の台紙に移して、完成です。(タイトルの下の絵が完成したものです)

色鉛筆でする絵とはちがって、厚みや色のつやがあるところが新しく、綺麗で商品的な完成度が高いところが子供たちにも人気のようです。
このぬりえのほかに同じ場所で提供していますが、砂絵が人気でした。2歳くらいと思われる小さい子どもさんも遊べるので、喜ばれています。上手にのりをつけたり、砂をふさわしい場所に置いて、ブラシで砂を落としたりと、様々な手の動きが必要ですが、上手に砂絵をしていました。
中国の子どもたちは、日本と同じように手先が器用であるのではと感じました。

砂絵は、私が子どもの頃からありましたから目新しいものではありませんが、中国でも従来からのぬりえだけでなく、上述のような熱をかけるぬりえや砂絵を新感覚の商品として提供していると思われます。

投稿者:Nurie |投稿日:09/05/14 (木)

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