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10月の美術館ニュース

秋が深まります。今年もこころを豊かにする素敵な展覧会や音楽会、演劇などが開催されます。秋の夜長の長い時間をお好きなもので、こころゆくまで過ごしていただきたいとおもいます。その中に“ぬりえ”も入れていただけると、「うれしいな」と思います。

ぬりえのこころ -今月の一枚-

タイトル:ナカヨクゴホン
作  者:フジヲ
年  代:昭和20年代
寄  贈:田島 志磨子氏

10月のエントランスは、芸術、読書、食欲など秋をイメージするぬりえを展示しています。
 読書ばなれが言われていますが、これは日本だけの話ではなく、ぬりえの調査のために海外の図書館を訪れて取材をしていますと、殆どの国で子どもたちに本を読んでもらうための様々な取り組みがなされていることが分かります。
 ニューヨーク(以下NY)を訪れた際に訪問したミッドタウンの53丁目、ヒルトンホテルの近くのMOMA(NY近代美術館)の前にあるNYパブリックライブラリーの中のドネルライブラリーでは、「サマーリーディングクラス(夏の読書クラス)」と言って、図書館で何を読むかリストをつくり、夏の間にどれだけそのリストの本を読んだか記録する施策や、パーティーやマジックショーなどのパフォーマンスや映画会を開催するなどをしていました。
 面白いと思った施策は、「読み聞かせ」ですが、ドネルライブラリーでは、小さい子どもに読み聞かせをしているそうですが、本を読むことができないような小さい子どもには、「子どもが犬に本を読んで聞かせる」ということをしているのだと聞きました。犬を相手にすると、どうにか子どもは本を読めるのというのです。
誰かのために何かをするということが、小さい子どもにも責任感のような気持ちをいだかせ、それで本を読むことができるようになるのでしょうか。
 本はさまざまな体験をさせてくれます。ぜひ本と取り組んで欲しいと思います。(館)

芸術の秋、読書の秋!

■ぬりえ美術館周辺施設のイベント情報!
【催】都電荒川線沿線ウォークラリー
★10月12日(日) 午前10~午後3時(受付は正午まで) コース受付 町屋駅前停留所 ほか3ヶ所
都電荒川線を利用し、沿線の観光スポットや史跡文化財、商店街などを歩いて巡る催しです。
ぬりえ美術館も1スポットとしてスタンプ台に載っています。また、区内商店街ではお得な割引
サービスの提供や、無料のつまみ食いコーナーを設けて皆さんをお待ちしています。
また、各コースの観光スポットでは、荒川区観光ボランティアガイドが説明を行います。
各コースにあるチェックポイントでスタンプを押して、1コース以上ゴールすると、抽選で
すてきな賞品が貰えるそうです。ぜひ皆さんでご参加ください。
【問合せ】観光振興課 電話番号: 03-3802-3111(内線461)

【花】尾久の原公園 彼岸花の名所
★9月20日~10月10日 荒川区東尾久7-1 *都電荒川線「東尾久三丁目」下車 徒歩10分

【荒川区以外のイベント情報】
★上野の山文化ゾーンフェスティバル<台東区> 2008年9月1日(月)~2008年12月31日(水) 
http://www.city.taito.tokyo.jp/index/000024/045989.html

★横浜トリエンナーレ<横浜市> 2008年9月13日(土)~2008年11月30日(日) 
 今年3回目となる横浜トリエンナーレが開幕。現代アートのお祭りです。
http://yokohamatriennale.jp/

★[秋祭り2008]根津・千駄木下町まつり<文京区> 2008年10月18日(土)・19日(日) <メイン会場> 根津神社
 フリーマーケットや模擬店などが並ぶ、下町の楽しいおまつりです。
http://www.city.bunkyo.lg.jp/visitor_kanko_event_shitamachi.html

★浅草大観光祭<台東区> 2008年9月14日(日)~2008年11月16日(日) 
浅草寺に江戸の街が再現されます。小判でお買い物もできます。
http://www.e-asakusa.jp/event/sensouji50th.html

★両国ぶらり街かど展
2008年11月16日(日)まで
歴史ガイドボランティアによる歴史文化探訪。ユニークなツアーもたくさんあります。
http://www.kanko-sumida.com/ryougoku/rekishi.html


■ぬりえ美術館メディア情報
●9月27日発行 『ここち』のここち掲示板にぬりえ美術館が掲載されました。
「ここち」は自分の時間を大切にする30~40代の女性を応援する毎日新聞社発行のタブロイド新聞です。
●10月6日 徳間書店発行 「自転車さんぽ」 で訪れたい場所として、ぬりえ美術館が掲載されます。

■今月のエントランス
「ナカヨクゴホン」
 今月のエントランスは、「芸術の秋」「読書の秋」「食欲の秋」をテーマに展示しております。
 この作品の作者のフジヲは、蔦谷喜一こと「きいち」です。戦争以前、「フジヲ」のペンネームでぬりえを
描いていました。お姉さんが弟に、お話の本を読んであげている場面でしょうか。心温まる作品ですね。

投稿者:staff |投稿日:08/09/28 (日)

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