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第1回 国際ぬりえシンポジウム報告 3
二日目は、「ぬり絵市民公開講座」と題して、一般の方々にぬりえの魅力を伝える講演が行われました。
・ 古賀良彦先生 … ぬりえは脳の活性化によい
・ 広住道夫先生 … ぬりえは心のケアに有効なツールである
・ 金子 … ぬりえは心を元気にする。自分探しの旅として使われているのではないか。
ぬりえは脳の活性化に寄与し、それは「楽しい」という情動を引き起こすものであるということ、更には、自分探しの方法の一つとしてぬりえが人気になっているのではないかと、具体的な例を示していただきながら紹介されました。
その結果、ぬりえの極意は…
「ぬりえは、様々なシーンで、私たちの心をゆさぶるものだ!」ということです。
これは、先の先生方のお話をまとめあげる形で、高田明和先生のお話の中から飛び出した言葉です。
人間の意識はすべて脳の中の活動に過ぎません。しかし、その中でこんなにも豊かな「心」が宿ることは、とても神秘的で不思議なことだと感じます。そして、ぬりえはその豊かな心を醸成するとてもよい材料になるのです。
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ぬりえはとても大きなパワーを秘めています。それは私たちの心をゆさぶる強大なパワーです。
このことは、脳の活性化や心のケアなどの面から大変重要なことで、かつ、必要なことであるということを、今回のシンポジウムで確認することができました。
ぬりえを日本発の文化として日本ならびに世界に紹介していくことの重要性と必要性をあらためて認識し、同時にこのような機会が得られたことに深く感謝いたします。
今回を第1回目として、今後も継続してぬりえの研究、シンポジウムが開催されて、ぬりえの発展に寄与していくことを願っております。
投稿者:Nurie |投稿日:07/07/24 (火)
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