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相模原市東林地区福祉協議会の方が視察研修に来館

7月5日、相模原市東林地区福祉協議会の方々22名が来館されました。
東林地区福祉協議会では、地区にお住まいの一人暮らしの高齢者の方々をお招きして、定期的にサロンを開催されているそうです。
その活動の一環としてぬりえを取り入れたいということで、その際の留意点、高齢者にあった素材、使用する画材などについて研修をしに見えました。

皆様には、下記の点などをご案内いたしました。

1.ぬりえの絵の線がはっきり見えるものがよい。
2.なじみがある又はなじめるものがよい。
  ① 人物の顔
  ② 花
  ③ 思い出や昔につながるもの、好きなもの(趣味)の絵など。
3.絵のサイズ
  細かい絵がぬり易いように適度な大きさがあるとよい。
4.用具
  色鉛筆、水彩、顔料(絵手紙などの絵の具)、これは何を使っても結構です。
5.慣れてきたら、人物を塗るときには、背景も塗ってあげると、人物がさらに生き生きとなってきますの で 背景を塗ることも大事です。
6.一度塗った絵に、もっと色を重ねていきます。
  色を重ねていきますと、色鉛筆の場合には、印刷した絵のような仕上がりになります。
  素敵な出来栄えになってきます。又1枚の絵で2度楽しめることになります。ぜひトライしてみてくださ  い。

大人のぬりえが認知症予防に効果的であるということで、真剣に取り組んでいただけるようになっている団体もあるということを、今回の相模原市東林地区福祉協議会の皆様の来館で実感いたしました。大変嬉しく思っています。
人間の体は加齢により、老いていきますが、頭脳の方は刺激をして、訓練を続けることにより、幾つになっても活性化をしていくと言われています。
しかも脳の活性化には、難しいことをするのではなく、簡単なことを続けることがよいと言われています。
ぬりえは、取り組みやすいですから、何方でも簡単に塗っていただけるものだとおもいます。
更に、ぬりえは色を使います。色は直接、嬉しい、楽しい、悲しいという感情に影響を与えるそうですから、明るい色を使っていると、心も元気になっていくものと思います。
高齢者の方々にぬりえを楽しんでいただき、いつまでも頭脳も心も元気になっていただきたいと思います。

相模原市東林地区福祉協議会の皆様方、ご来館ありがとうございました。
地区の高齢者の方々がぬりえを楽しまれることを願っております。

投稿者:Nurie |投稿日:07/07/07 (土)

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