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8月の美術館ニュース 夏のおやつは?

今年は長い梅雨でした。これから夏本番で、暑くなりそうです。夏休みが始まりましたので
 幼稚園や小学校のお子さん方の来館が増えてきました。お父さんやお母さん、そしておじいちゃん、おばあちゃんと一緒に来館されます。ぬりえの中に描かれた事柄なら、おじいちゃん、おばあちゃんが詳しくその当時のことを解説できますので、ぜひ、お孫さんにご説明してあげてください。きっと楽しい会話になると思います。

ぬりえのこころ -今月の一枚-

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々に合った季節のものやテーマを儲けて月毎に展示替えしています。 このコーナーでは、月替わりのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

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タイトル:お三じのジュース
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄  贈:小沼秋成氏


 三時のおやつを絵にしたものですが、夏のおやつとしてジュースを描いています。今なら100%ジュースがビンや紙パックに入って、オレンジだけでなくリンゴ、グレープフルーツ、グレープなどいろいろな味が選び放題です。この少女のジュースは、どんなジュースでしょうか?
昭和30年代には、ジュースといえば、オレンジでビンに入っていました。他には、粉末のジュース類があり、水に溶かすとジュースやソーダになるものがありました。簡単に作って飲めるのと、子どものお小遣いでも買えるので、随分楽しんだものです。但し、舌が赤くなってしまうようなジュースでした。
ぬりえの少女が座っている椅子も、昭和30年代を表していますね。背もたれは、ビニールなどのひも状のものでできていたと思います。今の若い方がみたら、「素敵!」というかもしれません。
 短い足を精一杯大人になった気持ちになって、足を組んでいる様子には、「どうしてきいちは、こんなに女の子の気持ちがわかるのかしら?」と感嘆してしまいます。私もこんな風にしたワという女性の方は多いのではないでしょうか。
 これから暑くなりますが、喉が渇く前に水分をとって、熱中症にならないように気をつけましょう。(館)


【展示室のご案内】
今月8月から10月末までの3ヶ月は、9月・10月に開催されるNY展を記念してアメリカのぬりえを展示致します。

【今月のエントランス】「夏の味覚」
夏のおやつや夏のデザートなどが描かれたぬりえを展示しています。ケーキやフルーツポンチなどは憧れのおやつでもありました。

おやつ 【お八つ】  =語源は、江戸時代の時間の単位、昼の八つ時(今の午後2~4時)から「お八つ」というようになりました。江戸時代は、甘いお菓子やジュースを飲むのではなく、お腹を満たすための軽い食事だったそうです。 


【ぬりえ美術館情報】
○親子向けフリーペーパー『チルドリン』のおでかけマップに、お休みにいくプレイランドとして紹介されました。

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○JOMO全国ぬりえコンテストのご案内
JOMOでは、小さなお子さん(幼稚園児以下)から小学生を対象に、全国ぬりえコンテストを開催いたします。7月20日(木)~8月31日(木)JOMOステーションにおいてある、コンテスト専用のぬりえの用紙を塗って、どんどん応募してください。お母様には、美味しい全国の有名店のスウィーツプレゼントもあります。ぬりえ美術館館長がこのコンテストの審査委員を勤めさせていただきます。
詳細→http://www.j-energy.co.jp/campaign/paint/ 

投稿者:Nurie |投稿日:06/08/18 (金)

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