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ベティさんのクリスマス

ことしも最終月になりました。12月はすこし寒いという予報がでています。今年の風邪やインフルエンザには十分注意をして、お過ごしください。
今年もぬりえ美術館にご来館していただきまして、ありがとうございました。心より御礼申し上げます。どうぞぬりえを見て、暖かい気持ちになって、良いお年をお迎えください。

「ぬりえのこころ」-今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、テーマを設けて展示している企画展とは別に、その時々に合った季節のものを月毎に展示替えしています。
このコーナーでは、月替わりのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

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12月は楽しいクリスマスの月です。昭和10年代のクリスマスをご紹介いたします。
このぬりえは昭和10年代に描かれたベティさんのクリスマスのぬりえです。作家は「ヒデオ」です。
昭和10年代にもクリスマスはあったのですね。
70代後半の母に聞いてみましたところ、ぬりえ美術館のお隣には、母の子供のころからカトリックの教会があり、そこでクリスマスを催してくれていたそうです。夢のように楽しい時間だったことでしょう。
 
 そしてこのベティさんですが、当時の人は、ベティさんではなく「ベッテエーさん」と呼んでいたそうです。昭和10年代に、アメリカからミッキーと一緒にベティさんのアニメも入ってきて、大変な流行になり、その人気を受けて、日本人がベティさんを様々に描いたようです。 安野隆氏の「日本製ベティ・ブープ図鑑」光芸出版 4000円によりますと、ぬりえばかりでなく、おもちゃ(お人形、写し絵、双六、めんこ、積み木、羽子板など)や広告(マッチなど)に使われたそうです。 クリスマスの憧れや夢は、今も昔も変わらないようです。ちょっと珍しいベティさんのクリスマスのぬりえをお楽しみください。

【大人のぬりえ】
 来館してくださった方に、実際にぬりえを体験していただいています。
家に帰ると、ゆっくりとぬりえに向き合う時間が取りくいと思いますので、時間がございましたら、どうぞ1枚ぬってみてください。予想外に真剣にぬりはじめ、夢中になってぬっていた子供の頃に一気に戻れます。そして、気持ちが和らぎます。
 *ぬりえギャラリーで、作品の一部をご紹介しております。力作をぜひご覧になってください。

【情報誌に登場!】
○イオンクレジットの有料会報誌に「大人には懐かしい、若者には新しい、ぬりえ」として、紹介されています。

【新聞に登場!】
○「女性に読んでもらいたい」をテーマに政治・経済・文化を発信している女性新聞(12月5日発行号)に「ぬりえを文化にしていく」ことについて紹介されます。

○12月17日(土)日経新聞「プラス1」に大人のぬりえ特集が掲載されます。

【テレビに登場!】
○フジテレビ「子育てれび」で子育てにお役立ちの場所、として紹介されます。
(放映日は1月20日金曜日11時25分~11時30分です。)

○パソコンテレビのギャオ(GyaO)の「メディカルアイ」でぬりえが取り上げられます。
(放映日は12月15日木曜日~1週間です。)
http://www.gyao.jp

投稿者:staff |投稿日:05/12/15 (木)

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