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芸術の秋、音楽奏でましょう

空が澄んで、高くなり秋らしくなってきました。虫の音も聞えてくるようになりました。
今まで暑くて、余り動けなかった分、気持ちの良い季節になりましたので、いろいろなことをしたくなりますね。美術館、博物館、映画、コンサート、スポーツ、秋を存分にたのしみましょう。

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、テーマを設けて展示している企画展とは別に、その時々に 合った季節のものを月毎に展示替えしています。
このコーナーでは、月替わりのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

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タイトル:ピアノのおけいこ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄贈者: 小沼 秋成氏

ピアノのお稽古が、昭和30年代には、かなり流行していたように思います。
親の世代には、ピアノなど上流家庭でないとありませんし、お稽古をさせてはもらえる環境ではなかったので、戦後、だんだん景気がよくなってくるにつれて、自分の夢を子供に託して、お稽古をさせた家が数多くあったように思います。
その頃には、ピアノ、バイオリン、バレーなど、西洋的なお稽古事に人気が上がっていましたが、下町では、日本舞踊、お習字、そろばんも等もお稽古していました。日本は日本的なものから、西洋的なものまで、習い事が沢山あります。
ピアノは、初めは子供たちも嬉しくて、練習をするのでしょうが、自分の才能に気が付いて、いつしかピアノは物を置く棚状態になっていたように思います。
誰でもが音楽に触れるチャンスが増えたことは、とてもいいことだと思います。そのお蔭で、今日本の音楽も世界的に通用するようになってきていると思います。
誰もが、自由に何でもできる社会がいいですね。

ぬりえの専門書、『ぬりえ文化』が出版されました!

8月を持ちまして、ぬりえ美術館は開館3周年を迎えることができました。
ぬりえは、誰もが遊び、知っているのに、大人になるとすっかり忘れてしまう、不思議な
遊びです。そんなぬりえを研究しようと志し、ぬりえの収集をし、研究をして、ぬりえを楽しむ子供や親たちとの交流を続けているうちに、日本でも世界でも初めての、ぬりえ美術館を開館することになった訳です。
そして早3年、そのぬりえの研究の成果をまとめた本『ぬりえ文化』が9月1日に発売されました。ぬりえの歴史、ぬりえの現状、そしてぬりえをすることが日本の新しい文化創造に大変に役立つものだという、ぬりえの未来まで書かれた、世界で初めてのぬりえの専門書です。この本をきっかけに「ぬりえ」に対して、関心を高めていただけたらと、願っております。
ぬりえを子供文化、児童文化、そして日本の文化としていくために、これからも収集ならびに研究を重ねて参ります。 これからもご支援をよろしくお願いいたします。

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『ぬりえ文化』は、受付、または全国の書店でお求めいただけます。お近くの書店にない場合は、以下の内容を伝え、ご注文ください。
 書名:『ぬりえ文化』
 著者名:金子マサ・山本紀久雄
 出版社名:小学館スクウェア
 定価:1,500円(税込)
また、書店が遠い場合などは、クロネコヤマトのブックサービス(電話:0120-29-9625)へご注文ください。 *代金引換でご利用いただけますが、送料210円(税込)がかかります。

NEWS
■「大江戸リビング」秋号(9月17日発行)に掲載されます!
メイン特集「都営線で巡る。個性がキラリ!の博物館・美術館」(仮)で紹介されます。

■NHKラジオ深夜便で紹介されます!
NHKラジオ深夜便の「東京ぶらり旅」のコーナーで、ぬりえ美術館が紹介されます。
キャスターは室町澄子さん。放送は、9月15日(木)深夜1時~2時の予定です。

■今月のエントランス
芸術の秋、おしゃれの秋をテーマに、展示をしております。たのしそうにおめかしししたり、音楽を奏でています。

投稿者:Nurie |投稿日:05/09/03 (土)

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