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ぬりえ文化研究会からぬりえ学会へ

7月例会記録
昨年から始まったぬりえ文化研究会は、その集大成として今年の秋に「ぬりえ文化」という本を9月に出版する運びとなりました。
この研究会を発展させて6月より「ぬりえ学会」を立ち上げました。
ぬりえを文化に高めていくためには、ぬりえに関する研究を更に深めていく必要があると考えたからです。そのためには情報(データ)を日本ばかりではなく、広く海外からも集めていくことが不可欠であります。そして、多くの人にこの研究分野に参加してもらいたいと思っております。
ぬりえの未来に向かって、広く、深く、研究を継続していくために「ぬりえ学会」として活動していくものです。
今後の活動の方向は、下記のように進めていき、再びこの研究成果を「ぬりえ学会」の場で発表して参ります。

1今後の活動方向・新しいぬりえの未来に向けての調査・研究
①ぬりえの収集とアンケート調査
②ぬりえの実態調査
a,日本の幼稚園の実態調査
b,海外の幼稚園の実態調査
③「大人のぬりえ」に関する調査
有無、意味づけ、現物収集など。
「大人のぬりえ」とは:
①幼児以外 
②いわゆる大人 
③介護、リラクゼーションなどの高齢者用 などが考えられる。
④中田惠子さんの絵について
中田さんの描くぬりえで「可愛さ」に関する反応調査
 
①~④までを海外(世界)で調査することとする。
    
「世界」の範囲とは:
アジア(日本、韓国、台湾、タイ)
オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)
アフリカ(エジプト)
ヨーロッパ(フランス、ドイツ、イタリア)
ロシア及び新独立国(ロシア、新独立国)
北アメリカ(カナダ、アメリカ〔NY・ロサンゼルス〕・地方都市)
南アメリカ(ブラジル、チり)
上記の範囲で収集できれば世界的といえるのではないかと考える。

2)今月の配布資料(「ぬりえ文化」より)
①フランスでの子どものぬりえの実態
②ぬりえの効用
ぬりえをすることは、「対象を見る(観察)→描く(表現)→知る(認識)」を子ども時代に繰り返すことにより、大人になって仕事で成功するポイントを身につけられるので、子供時代にぬりえをすることは大事である。
③ぬりえの本質
④大人のぬりえ
大人のぬりえについての掲載記事紹介

投稿者:Nurie |投稿日:05/08/16 (火)

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コメント

ぬりえ学会の立ち上げおめでとうございます!応援しています。
この学会ですが・・・年会費などはどうなりますか?

投稿者 チョムプー : 2005年08月21日 11:43

しばらく、精神病院で心理士をしていました。患者さんで時々あるらしいことは、用紙をわたしても、線も引けない、ましてや線を交差できない(線を傷つけてしまうと思うのか)ということです。しかし、かなり状態の良くない患者さんが塗りえをして持ってきたことがありました。既に引かれた線に囲まれた面を塗ることはまだできるのか、又線を引くのは傷つけることだけど塗るのは空白を埋めて修復すること、ということで容易いのかまだわかりませんが。そういう意味で、精神科のデイケアなどで塗り絵もよいものでは、と以前から思っていました。ぬりえ学会を立ち上げられたそうですが、色々学ばせていただくこともありそうです。

投稿者 水上雅敏 : 2006年05月19日 16:20

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