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ちひろ美術館・東京の見学会に参加しました

1月28日、江東区森下文化センターのセミナーは、ちひろ美術館見学会でした。
ぬりえ美術館の童謡のサロンに参加されている5名の方とご一緒に参加。
上井草駅から閑静な住宅街の中を通って、美術館に着きました。
学芸員の方から、美術館の成り立ち、いわさきちひろの人生、そして作品の解説をしていただきました。

この美術館は、もともと自宅であったところを2002年建て替え。バリアフリーの床は、ケンタッキーのバーボン工場の床板の古材を使用し、又コンクリートの打ちっぱなしではありますが、杉板の木目をがコンクリートに写しているというモダンでありながら、温かい感じの建物でした。

江東区森下文化センターのこのセミナーのよいところは、美術館の学芸員の方から、解説を聞けることです。いわさきちひろは、画材に水彩を使用していますが、それは、「水に溶かせるので、にじみやぼかしを最大限に生かすことができる」という点だったそうです。
人魚姫の海、つるの恩返しの雪、空や雨などのとらえどころのない色や透明感を、それらのテクニックと様々な複数の色を使って、虹色で表現しているそうです。
その虹色を、見る人がいろいろな色や質感や空気感に感じることができるのではないかと感じました。

今回初めて知ったことは、いわさきちひろが「書」も勉強していることでした。それは、水彩を描くために、筆の勉強を兼ねていたそうですが、特に、墨で描かれた「虹」の作品に、感動しました。その作品の隣には、色彩の虹もあるのですが、墨でも虹を感じることができました。
淡い色彩の色を体中に感じて、帰宅のとにつきました。

来週の2月4日(金)は、ぬりえ美術館の見学会になります。ご参加をお待ちしています。

投稿者:Nurie |投稿日:05/01/29 (土)

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