東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

前 1月の美術館ニュース(2) | ぬりえ美術館のブログ | ぬりえ美術館は2022年10月30日(日)をもって閉館いたしました。 次

1月の美術館便り(1)

新年明けましておめでとうございます。 昨年は何度が休館を余儀なくされた時期がございました。難しい環境ではございますが、少しでも開館でき、展示を楽しんでいただける時間が続きますよう、心から願っています。今年もご来館をお待ちしています。


毎年秋の恒例となっております「ぬりえコンテスト」、昨年10月に開催し、第12回目を数えることになり、104作品が集まりました。 応募をいただきました皆様がたには心より御礼をお申し上げます。
優秀作品、ならびに次点作品は12月4日(土)よりぬりえ美術館のホームページにて公開をしておりますので、是非ご覧いただけましたら幸いです。又昨年はぬりえコンテストを告知しております東京新聞には優秀作品を掲載してご紹介をいたしました。


応募をいただきました方のコメントから、“子どもの頃のぬりえの思い出”ならびに“コンテストの感想”をいくつかご紹介をさせていただきます。


京都市 秋葉洋子様 70代
■子どもの頃のぬりえの思い出
・幼少のころ、10円のおこづかいを握りしめ、駄菓子屋さんの天井からぶら下げられていた「ぬりえ」を買っていたのを思い出します。確か、5枚セットになったものだったと記憶しています。自宅から幼稚園が遠く、通うことができず、ぬりえをして時間を過ごしていた思い出があります。


●コンテストの感想
・久しぶりに「ぬりえ」を楽しみました。わかりにくいと思いますが、背景をグラデーションにしてみたり、ドレスを華やかな色で採色してみたりと、自分なりに工夫してみました。新聞に掲載されていたものをコピーしましたので、裏文字が映ってしまいっていて残念です。でもがんばって完成させました。
コロナが落ち着いたら、「ぬりえ美術館」を訪問したいと思います。きいちが描く女の子は、今みてもかわいいですね。

東京都 本多晶様 80代
■子どもの頃のぬりえの思い出
・はるか遠い昔(きいちのぬりえ)はまるで夢の世界でした。仲良しのお友達とお互いに足りないクレヨンを貸し合いながら、それはていねいに仕上げましたネ。出来上がったぬりえをカベに並べておやつを頂きながら眺めた幸一杯の時代でした。その時代のお友達も一人を残して皆お先に旅立って行かれて・・・


●コンテストの感想
・コンテストの記事を目にしまして、87才になった記念に天国の幼友だちを思って勇気を出して参加させて頂くことに致しました。



千葉県 矢澤むつ子様 年齢不明
■子どもの頃のぬりえの思い出
・子供の頃、母が買って来てくれたぬりえを二つ上の姉とコタツに入ってそめていました。
(山形県生まれ)(電気がくらいので、日中そめてました)


●コンテストの感想
・今は高齢者住宅で週二回デーサービスのぬりえを頂いてそめるのが楽しいです。


東京都 矢崎克子様 70代
■子どもの頃のぬりえの思い出
・なんと懐かしいぬりえを又出来るとは、嬉しいでした。・・・・普段の様子のぬりえの中の少女の姿は、私達とは違って、とてもオシャレな服と髪型です。この子の世界に入って一緒に遊べている楽しい時間でした。又沢山のお姫様と会えるのも嬉しい事でした。


●コンテストの感想
・今の時代でも、この無邪気な可愛らしい子供の姿が見られる事、とても嬉しいです。・・・このような純真な子供の姿は大切にしたいです。この企画のおかげで、いろいろ思い出せて嬉しいです。


東京都 三上朋子様 80代
■子どもの頃のぬりえの思い出
・こどもの頃いつも(きいちさんのぬりえ)をして楽しみました。雨が降って皆と外で遊べなくても家でぬりえをするのが楽しみでした。


●コンテストの感想
・今もきいちさんのぬりえを楽しむことができ、ほんとうにありがたくうれしいです。


茨城県 小林友子様 50代
■子どもの頃のぬりえの思い出
・子供の頃からぬりえが好きで当時新しく発売されたクーピーを母親にだまって買ってしまい(おこづかいをためていた)とても怒られた記憶があります。


●コンテストの感想
・童心に戻ってとても楽しいです。ずっとコンテストを続けて欲しいです。ぬりえ美術館にも是非行ってみたいです!


葉県 服部則子様 80代
■子どもの頃のぬりえの思い出
・目を閉じて記憶を辿ってみました。5才頃でしたでしょうか。夕食の終わった、小さいちゃぶ台でした。うす暗い裸電球でした。「新しいクレヨン」と「かわいい女の子の絵」で、ワクワクしていっしょうけん命に塗っていた自分を思い浮かべます。
傍らには、いつも、編み物をしている母がいました。終戦後間もない生活のきびしい時だったと思います。昔の映画の「ワンシーン」のように思います。セピア色です。70数年を経て、引き出しの奥にある古い色鉛筆が、今回、再び東京しました。


●コンテストの感想
・20日程前、「東京新聞」で偶然目に留まりました。一応切り抜き、体調が許せば、応募したいと思っていました。幸い、応募させていただくことができました。(初めてで、ドキドキしています)


東京都 小梶恭子様 50代
■子どもの頃のぬりえの思い出
・当時は駄菓子屋さんで何枚かが大福帳のように天辺にひもを通して綴ってあったと記憶しているのですが・・・ 近所の仲良しの子とお互いの家を行き来しぬりえで遊んでいました。


●コンテストの感想
・ぬりえコンテストを知り”やってみたい”とトンボの色えんぴつを買いました。次回も宜しくお願いいたします。


新聞の告知広告から、遠い昔に思いを馳せ、コンテストに参加してくださった皆様。本当にありがとうございました。小さい頃のぬりえの思い出からお母さん、お婆さんまで思い出が広がって、それも又楽しい時間であったことと思います。


このコロナのために自粛する生活のなかで、改めてぬりえの魅力に気が付かれた方も多いようです。きいちのぬりえの少女は今も健在です。(館)

Posted: Nurie : 22年01月08日 | 美術館だより

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