東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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12月の美術館便り

ぬりえ美術館では今年で第10回目となりますぬりえコンテストを開催いたしました。お蔭様で195点ものご応募をいただきました。厳選なる審査の上、来年1月11日(土)より優秀作品を展示する予定です。 
今月は応募くださった皆様の中から、コンテストに関するご意見、感想をご紹介したいと思います。


神奈川県 田中裕子様 50代
☆きいちのぬりえは一冊を三姉妹(私は次女)で、ぬりたいページをじゃんけんで決めていました。着物の女の子は欲しくて 負けえると泣いていました。かたわらで祖母が「じょじだごどお~」訳「上手だこと」と誉めてくれた声 あたたかい笑顔 雪深い秋田の茅葺きの家の間取り匂いまでなつかしく思い出します。


千葉県 伊藤かな枝様 60代
☆ぬりえは必ず、亡き母が「きいち」のぬりえを購入してくれ、母子で競って色を付ける事が習慣でした。母と私の絆でした。


千葉県 秋元美代子様 60代 
☆この特集は依然にも見たことがありますが、その時は小さいぬり絵を切りとって写真の額に入れました。 「おひめさまのおともはいぬとうさぎ」 「かわいいにほんがみ」 という二枚の絵を保存して飾っています。これには色はぬってません。今回初めてぬってみました。

埼玉県 澤山強様 70代 
☆思い出にも書きましたが、ぬりえは「写経」に似た作業に思えます。なぜなら、他のことを忘れ  て「集中」できるからです。絵にもいろいろありますが、シンプルな絵ほど、多様性を活かした「完成品」に「結晶」させることができ、すばらしいことだと思います。

「認知症」の感謝さんとの対応で「回想法」というのがあるのを聞いています。ぬりえはこのような場面でも、「写経」と同様の「威力」を発揮するのではないかと、素人の身でイメージします。


群馬県 増田知子様 60代
☆きいちのぬりえはこどもの頃のあこがれがぎっしりつまった夢のぬりえでした。子供のおこづかいで買うのでぬるのもていねいにじっくりと時間をかけあれこれ想像しながら色を楽しみ大事に大事に仕上げ大切に保存してました。


東京都 森田真理香様 20代
☆こどもの頃のぬりえの思い出:たくさんあります。
小学生になると、仲の良い友人同士で、お互いの描いた絵にぬりえをし、採点し合う「ぬりえ教室」というものを行い、盛り上がったのを覚えています。「何点にしようか、どんなコメントを書こうか」と添削するのも楽しかったですし、「何点もらえるだろう?」と採点してもらうのもドキドキしました。その後も、きれいに見える色のぬり方を友人に教わるなどするうちに、好きな色をのせるだけで、自分だけの作品が作れるぬりえの魅力に気づきました。
特に、絵を描くことが苦手な私にとっては、とても楽しい自己表現ができました。「この部分は何色にしよう?」と色を選んでいく過程が好きで、母に「色彩感覚が良い」と褒めてもらったことも自信につながりました。


群馬県 長谷川みのり様 20代
☆ドレスに花束、リボン、小さいころのあこがれがつまっていて絵本作家になったような気持ちでした。


東京都 熊田藤作様 90代
☆男女で誰かの家に集まり熱心にぬりえをやり、コンクールをやり出来映えを競い、楽しくぬりえをやりました。子供時代の楽しい「思い出」を呼び起こす機会を作ってくれました。


まだまだ沢山の感想、ご意見をいただきました。きいちのぬりえが皆様方に本当にさまざまなことを思い出すきっかけとなっていること感じ、嬉しく思っております。
1月からは展示とホームページでの掲載が始まりますので、是非ともご覧いただきますようお願いいたします。(館)

Posted: Nurie : 19年12月07日 | 美術館だより

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