今年の冬も大変寒さが厳しい日が続いています。インフルエンザやノロウィルスが猛威を振るっていますので、どうぞ充分気をつけてお過ごしください。
2月の行事
豆まき
2月3日は、節分で、豆まきがあります。
邪気を追い払う為に、節分には古くから豆撒きの行事が執り行われています。豆は、「穀物には生命力と魔除けの呪力が備わっている」という信仰、または語呂合わせで「魔目(豆・まめ)」を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあるのだそうです。
豆を撒き、撒かれた豆を自分の年齢(数え年)の数だけ食べる。また、自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になり、風邪をひかないという習わしがあるところもあるのだそうです。
子どものころには、豆まきをしたりしましたが、最近では豆を食べるだけで済ませてしまっていますが、皆様のお家では、どのようにされていますか。
恵方巻き
最近、関西でされていたという恵方巻きが東京でも流行しています。近所のスーパーやコンビニでは、恵方巻きの予約注文をとるポスターやCMが流れていますが、東京で恵方巻きが盛んになったのは、つい最近のことのように思います。
関西出身の会社の後輩から、1990年代の後半ころでしょうか、節分にその年の恵方を向いてのり巻きを食べるということを初めて聞きました。関西では面白い習慣があるのだなと思っていたところ、だんだん東京でも「恵方巻き」の言葉が聞かれるようになりました。
調べてみますと、「恵方巻」の名称は1998年(平成10年)にセブン-イレブンが全国発売にあたり、商品名に採用したことにより、その名が販促活動により全国に広がっているようなのです。それ以前は「丸かぶり寿司」や単なる「巻き寿司」などと呼ばれていて、「恵方巻き」と呼ばれていたという文献等は見つかっていないのだそうです。
最近の販促活動では、単にのり巻きだけでなく、ロール状になったものは「恵方巻き」の範疇にふくめて、ロールケーキの恵方巻きが販売されたりもしています。なんと商売上手なことでしょうか。関西の人たちは食べなれていても、関東の人たちにはまだまだ広がる要素がありますから、これからも、様々な恵方巻きがでてくるのではないでしょうか。楽しみですね。
バレンタインデー
豆まき、恵方巻き以上に忘れてならないのは、バレンタインデーでしょう。デパート、スーパー、コンビニなど、チョコレート商戦が始まっています。
東京には、世界の様々な国から有名ブランドのチョコレートが入っていますので、美味しいチョコレートを味わうことができますね。バレンタインのプロモーションはもうすでに1月のお正月が過ぎると始まっていますので、いろいろ試食もできて、お好きな味を見つけることができると思います。
私の友人、知人にはとてもチョコレート好きの人が多いです。チョコレートが冷蔵庫にはいっているとすぐに食べてしまうという人たちばかりです。
今年のバレンタインには、恋人や義理チョコばかりでなく、自分へのご褒美のチョコが売れていると言われています。今年は、どのようなチョコレートを買おうか、楽しみですね。
雪まつり
札幌の雪まつりがつとに有名ですが、全国的に1月の末頃から2月にかけて雪まつりや冬のフェスティバルが開催されています。様々な形を雪で造形したり、ライトアップや花火などで雪の世界を美しく彩ったりと、地区、地区で雪まつりを盛り上げています。
昨年は私も新潟の十日町の雪まつりを楽しんだことがあります。雪が降っていなければ、意外と暖かいので過ごしやすく、また様々なお店がでていて、新潟の食べ物や飲み物などの土地特有の名物をおおいに楽しみました。
2月は短い月にも係わらず、大事な行事、イベントが多い月です。寒い冬を楽しく過ごすために、行事、イベント、お祭りを工夫しているのではないでしょうか。そのイベントに向けて、全国から観光のために大勢のお客様がみえます。そのような交流から各地に地元の銘産や名物が広がって、恵方巻きが全国に広まったように、また新しい恵方巻きが誕生するかもしれませんね。
今年の冬は厳しい寒さが続くようです、寒さをものともせず、散歩などで体を動かすなど、少しづつでも運動ができると風邪などもひかず、元気に過ごせることと思います。
家の中で過ごす方には、みかんなど柑橘系のフルーツでビタミンCを取り入れながら、こたつなどで"ぬりえ"をするのは、いかがでしょうか。ぬりえは思った以上に一枚の絵に集中できるものです。30分ほど、寒さを忘れることができます。そして、塗った後は、頭がすっきりとし、気分が晴れやかになりますよ。
元気にこの寒さを乗り切りましょう。(館)