東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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2013年8月25日の記事

岡田寛子さんよりイタリアのきせかえ等寄贈されました。

今年の春イタリアに行かれた岡田さんより、イタリアのきせかえと岡田さんが10歳頃にプレゼントされたアメリカの組み立て本が寄贈されました。

イタリアのシチリアに子ども向けの素敵な本屋さんがあり、そこで購入されたきせかえの本は、可愛らしいぽっちゃり型の少女たちとカジュアルからシックまでお洒落な洋服が沢山のっている本です。

アメリカの本は、おもちゃの劇場というサブタイトルがついていますが、オズの魔法使いを劇場でみせるための組み立ての本です。劇場とそこで演じられる演目の絵を組み立てて、みせるものとなっています。

大変興味深いものを寄贈していただきまして、ありがとうございました。

Posted: Nurie : 13年08月25日 | 寄贈・寄託

2013年8月18日の記事

Sakiyoさんの「すいかがとれた」

夕陽の中でのすいか採りみたいで素敵ですね。手に抱いているスイカが一番熟しているように見えます。(館

Posted: Nurie : 13年08月18日 | ぬりえギャラリー

サキコさん77才の「うすいきれいなベール」

淡い色合いですが、ベールの薄さの感じがでています。お祝いのお花は幸せ色の赤ですね。(館)

Posted: Nurie : 13年08月18日 | ぬりえギャラリー

ゆきちゃんの「ぬりえしましょう」

かんざしや着物など、ポイントを塗ってくれました。頬のピンク色がお嫁さんを可愛らしく見せています。(館)

Posted: Nurie : 13年08月18日 | ぬりえギャラリー

Fusakoさんの「かいひろい」

夏らしいドレスの色合いが夏の海に映えています。(館)

Posted: Nurie : 13年08月18日 | ぬりえギャラリー

Sakuraさんの「はなよめさま」

花嫁さんのお着物やかんざしが鮮やかで綺麗ですね。花嫁さんがとても美しく見えます。(館)

Posted: Nurie : 13年08月18日 | ぬりえギャラリー

2013年8月11日の記事

睦美さんの「おふりそでではねつき」

羽子板がしっかり塗られていて、ポイントになっています。やさしい色合いの着物で
素敵です。(館)

Posted: Nurie : 13年08月11日 | ぬりえギャラリー

かおるさんの「かいすいよく」

少し日に焼けた少女がおしゃれ。浮き輪の鳥も夏らしい黄色で、可愛らしいですね。(館)

Posted: Nurie : 13年08月11日 | ぬりえギャラリー

Rikaさんの「いけばなのおけいこ」

「今日も暑いわ。」書かれた日は、東京の温度が37.5度くらい。お友達と来館されて、ぬりえを楽しんでくれました。着物の塗り方も涼しげな印象に仕上がっています。背景のお花も可愛らしいです。(館)

Posted: Nurie : 13年08月11日 | ぬりえギャラリー

まゆみさんの「おつかい」

ネギやバスケットの色の使い方が上手ですね。後ろから顔をのぞかせているワンちゃんも可愛いですね。(館)

Posted: Nurie : 13年08月11日 | ぬりえギャラリー

2013年8月10日の記事

夏休み子どもデコぬりえ®教室

いつもは大人むけに開催をしています「ぬりえサロン」ですが、夏休みに子どもさん向けにぬりえサロンを開催いたしました。題して「夏休み子どもデッコぬりえ教室」です。
8月8日(木)に、3名の小学生がチャレンジしてくれました。やっている途中で、見ていたお母さんが「私もやってみたい」と急遽参加される展開などもあり、4名で「おにんぎょうみたいにかわいいこ」のぬりえに挑戦しました。
誰も緊張することもなく、ぬりえの色も4名それぞれに違う色にぬって、大変個性的な作品が完成しました。


yun先生の作品

女の子は、ピンクが大好き!yun先生の作品もピンクと濃いローズのお洋服にリボンやレースなどもピンク、ピンク! 背景は、花柄の用紙を使い、塗って、デコレーションした少女を貼りました。タイトルにもフリルをつけたのは、今回が初めてです。

ゆかりちゃんの作品

小学二年生のゆかりちゃんは、なかなかシックな色合いのドレスになりました。ピンクとパープルのドレスに、ブルーのリボンという色合いです。でも背景に熊さんがデコされているのは、小学生らしくて、大変可愛らしいです。

はづきちゃんの作品

黄色がお好きなようなはづきちゃん、ドレスの柄やリボン、靴に黄色を使い、ドレスのレースやタイトルのフリルにはピンクを使っています。靴の飾りいは、黄色のくまさんで、可愛くしています。
背景は白地の花柄を選び、カラフルなビーズを沢山デコレーションしています。

たいち君の作品

ゆかりちゃんのお兄さんのたいち君も少女のぬりえにチャレンジ。グリーン系の大変爽やかな色合いで纏めて、先生から「軽井沢の少女のよう!」と評価を頂きました。


はづきちゃんのママの作品

ママのお好きな色のブルーで纏めたお洒落な女の子です。ファッションのお仕事に田津触っている方なので、統一感はさすがです。背景をピンクにして、飾りのレースもヨコ使いをされて、他の3人とも違っています。胸元のコサージュが大変素敵にデコレーションされています。

夏休みの一時を、ぬりえで楽しんでくれたでしょうか。

また長いお休みのときには、小学生、お母さんとご一緒であれば幼稚園生も参加可能の「子どもデコぬりえ®教室」の開催を検討していきたいと思いますので、ホームページのご案内をチェックしてみてください。

今年の暑さは特別です。どうぞ熱中症などに気をつけて、夏休みを楽しんで過ごしてください。

Posted: Nurie : 13年08月10日 | 大人のぬりえサロン

2013年8月 8日の記事

夏休み子供デコぬりえ®教室開催のご案内

夏休み中の小学生の子どもさんを対象に、「デコぬりえ®教室」を開催いたします。
デコぬりえ®は、ぬりえをした上に、リボンやレース、キラキラしたラインストーンなどを貼って、立体的なぬりえをするものです。
ステキに可愛く仕上げるテクニックをyun先生がお教えいたします。


2013夏 こどもデコぬりえ®教室開催日時:8月8日(木)1:30~4:00
参加者人数:限定10名様
参加費:2000円
持ち物:色鉛筆、はさみ、カッター、カッターボード、A4サイズのクリアボックス

デコレーション用の材料は、こちらでご用意しています。

お問合せならびにお申し込みは、ぬりえ美術館まで。
電話:03-3892-5391
メール:info@nurie.jp

お待ちしています。

Posted: Nurie : 13年08月08日 | お知らせ

2013年8月 4日の記事

8月~10月開催の秋の企画展のご案内

今年8月で、ぬりえ美術館は11年目を迎えます。これも偏に皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
今企画展では、「きいちの可愛さは永遠に」と題しまして、きいちのぬりえの変遷をご紹介いたします。昭和10年代のフジヲ時代から、きいちとして描く昭和20年~30年代、時代とともにどのようにきいちの絵が変化を遂げていくのか、ご紹介しています。

Posted: Nurie : 13年08月04日 | トピックス

なおみさんの「おそうじ」

陰影の入れ方など、手馴れています。昭和の着物の柄の匂いがします。(館)

Posted: Nurie : 13年08月04日 | ぬりえギャラリー

ユウナちゃん6歳の「おふりそでをきて」

紫色のおとなっぽい色にピンクと黄色の柄が映えています。(館)

Posted: Nurie : 13年08月04日 | ぬりえギャラリー

Hisaeさんの「にほんがみ」

緑系の涼しげな色合いにまとめて、しっとりとした感じになっています。(館)

Posted: Nurie : 13年08月04日 | ぬりえギャラリー

Keikoさんの「げんきなこどもはさむくない」

とても丁寧にぬられています。背景が黄色で、暖かい感じがでてます。(館)

Posted: Nurie : 13年08月04日 | ぬりえギャラリー

K.Nさんの「おにわのみず」

夏を爽やかにみせる色合いが素敵です。(館)

Posted: Nurie : 13年08月04日 | ぬりえギャラリー

ゆりちゃん4歳11ヶ月の「おさいほう」

むずかしい着物の絵に挑戦です。色分けをして、丁寧にぬっています。(館)

Posted: Nurie : 13年08月04日 | ぬりえギャラリー

2013年8月 3日の記事

8月~10月美術館便り合併号(3)

3.昭和30年代後半
<昭和30年代後半から昭和40年前後>
テレビが普及してくると、子どもたちの遊びも変わってきます。そんな時代につれて、きいちのぬりえの表情、表現も変わっていきます。「ながいかみ」や「きもの」にみられるのが、この時代の特徴です。
①目がアイラインを入れたように切れ長になっている。前述のはっきりとした「のの字の目」から切れ長な目に徐徐に変化していきます。
②足がすっかり細くなります。
③髪の毛が、黒く描かれなくなり、洋服も柄がなく、線のみになって現代のぬりえと同じようになってきます。
   


この作風になる途中には、「おまつり」や「たまいれ」のように、髪を手束のながれのように描いたぬりえ時代があります。

ぬりえは子どもたちが塗るものですから、子ども向けにきいちも描いております。
ぬりえ美術館を訪れる若い方には、「きいちさんの絵は色っぽい」と言われることがあります。私自身は、子ども時代にリアルタイムできいちのぬりえを塗っていたためか、そのような認識はありませんが、「ながいかみ」や「きもの」の少女には、色っぽさがあるかもしれません。
画家は、歳をとっても、色っぽさとか艶っぽさというものが必要だと思いますが、子どもむけの絵なのに、不思議な気がします。
 

今回の企画展では、年代別にぬりえの変遷をご紹介しましたが、来館される方々は、ご自分が塗っていたころのぬりえの絵がお好きです。子どものころの思い出として、強く頭に残っているからでしょう。
 

いずれの時代も、きいちの少女の可愛さに変わりはありません。顔をかたむけるしぐさ、
足元、手先など、きいちの日本舞踊で培った形の美しさが反映されています。このしぐさの美しさや愛らしさはいつの時代にも、気持ちよく受け入れられるものだと思います。
現代のお子様にも受け継がれてほしいと願っております。

Posted: Nurie : 13年08月03日 | 美術館だより

8月~10月美術館便り合併号(2)

2.きいちのぬりえの変遷
今回は昭和10年代、20年代、30年代、という時代区分できいちのぬりえの変化をご紹介しています。


①昭和10年代:サインは「フジヲ」を使用しています。
昭和10年代の絵は、①日本画の美人画を絵にしたようなぬりえが多く描かれています。絵の中には、いくつもの日本画の技法が使われています。子どもの遊びのぬりえと言えないほど、豪華に細部まで詳細に描かれています。
②洋風のぬりえには、きいちの特徴でもあるパーマをかけた髪は、クルクルとまるで波の模様のように描かれています。足が太いのは、この頃からのようです。
③童話や民話などを元にしたぬりえも描かれています。またこの時代を表す戦争に関連するぬりえも残されていました。
   


美人画風のぬりえについて、70代の方や60代後半の方々は、このような日本髪の美人画風の絵を塗ったと思い出を語ってくれます。子ども時代のぬりえの思い出は、誰もが持っているものですね。

昭和20年代のぬりえ
①20年代前半
昭和22年から本名の「きいち」を使い始めます。きいち時代になった初期の頃は、「くびかざりみみかざり」や「ミミーちゃんは三つのおいわい」などに見られるように、
①目がたれ目であること
②目の間隔が離れていていること、
③大きな四角い顔に太い足が特徴。
④サインに描かれた小鳥も、初期の頃は、とても細い、痩せた小鳥が描かれています。
⑤さらに髪の生え際のうぶ毛まで、詳細に描かれています。
⑥少女たちは、紙からはみださんばかりに、画面いっぱいに描かれているのも、この頃の特徴です。
      

②昭和20年代後半から30年代前半
これらの時代のぬりえは団塊の世代の方に一番思い出深いぬりえでしょう。
「はなつみのこ」や「でぱーとのしょくどうで」などにみられるように、
①丸い、「の」の字のような目になります。
②四角目の大きい顔と足の太いところは引き続き同じですが、ちょっと折り曲げた足や傾げた顔など、少女のしぐさの優しさ、可愛らしいの特徴が作られた時代です。
   

   
   
   


ぬりえは時代の影響を反映して、「くろんぼちゃん」や「東京タワー」のように当時の流行や話題もぬりえに描かれています。又、昭和10年代から20年代前半には、洋服や着物の柄などがかなり細かく描かれていましたが、だんだん省略されていきます。

Posted: Nurie : 13年08月03日 | 美術館だより

8月~10月ぬりえ美術館便り合併号(1)

きいちの可愛さは永遠に

平成25年8月3日(土)~10月27日(日)


今年ぬりえ美術館は開館11年目となります。「ぬりえ美術館」を開館したきっかけは、蔦谷喜一という昭和のぬりえ作家が伯父であるということからでした。

戦後の少女、団塊世代の少女にとって、ぬりえは欠くことのできない遊びでした。
「ぬりえが宝物だった」「どれだけ夢中になったか」等と表現してやまない昔の少女たちがどれほどいることでしょう。ぬりえから沢山の夢をもらい、貧しいけれど心豊かに、情緒や仕草、美くしさ等を学ぶことができました。

ぬりえは子供の遊びですが、子どもの心を育む遊びでもあります。子どもにとって大切な「こころの宝物」をこれからも残して、日本の文化の一つとして、ぬりえ文化として育てていきたいと思っております。

蔦谷喜一の残した作品を、どうぞ心ゆくまで楽しんでいただきたいと思います。そしてこれからも、ご支援をよろしくお願い申し上げます。


1.きいちの人物像
「蔦谷喜一」は、とのような人物だったのでしょうか。
本名は、蔦谷喜一。大正3年(1914年)に東京は京橋区新佃に、紙問屋の五男で、九人兄弟の七番目として生まれました。新聞社に紙を納める紙問屋の息子として、何不自由なく育ちます。流行のファッションに身をつつみ、築地のお隣の銀座を闊歩するモダンボーイでした。
きいちは、子供のころから絵が好きで、特に人物画が得意だったそうです。

昭和6年。17歳の頃です。帝展に出展されていた山川秀峰の「素踊」をみて、自分の夢は何か、ハッキリと自覚するようになったきいちは、川端画学校で日本画を習い、クロッキー研究所で裸婦デッサンなどを勉強しています。


昭和15年。きいちが26歳。川端画学校の友人がぬりえの仕事を持ってきました。歌舞伎が好きだったきいちは、歌舞伎をテーマにしたぬりえや美人画のようなぬりえを描き、人気となっていきました。


戦争になり、中断。


戦後の1年は築地に駐留していた米兵の恋人や奥さんの肖像画を、掛け軸に描く仕事をしていました。100枚くらい描いたそうです。日本画の絹本(絹の上に描く)を学んだきいちは、米兵の持参したパラシュート(素材は絹であった)の上に肖像画を描いたそうです。きいちの絵がバタ臭いといわれますが、この頃の影響と思われます。


昭和22年より本名の「きいち」でぬりえを再び開始し、爆発的な人気となっていきました。戦争中は華美なものは禁止され、物資も充分でありませんでした。戦後、アメリカ文化が流入して、自由な空気があふれれきました。そんな空気の中、ぬりえが美しいものとして、子どもたちの間に流行したのです。最初はバラ売りでしたが、袋入りとなり、きいちのぬりえは、毎月100万袋、ピーク時には160万袋も売れるほどの人気を誇りました。


昭和40年頃、皇太子殿下のご成婚や東京オリンピックなどで一般家庭にテレビが普及するようになると、「ぬりえは古臭いもの」として廃れていきました。

昭和53年(1978年)資生堂の銀座のギャラリー「ザ・ギンザ アート・スペース」で、きいちのぬりえの展覧会が開催され、「第二次きいちブーム」が起こることになりました。それ以降、コマーシャル等に使われるなどして、人気が現在に続いています。


ぬりえが大人気の時代に、「ぬりえは子どもの創造性を阻害する」とぬりえが悪者扱いをされることもありました。そんなとき、きいちは、「ぬりえは絵画の教育ではない。幼い子どもの情操を養う、こころの遊びだ」と反論しています。
また、「もし、"ぬるための絵"を考えて絵を描いていたら、もっと違った、教育的なものを描いていたと思う。しかし、私は美しい絵を描きたいから描いてきたのだ。色を塗っても塗らなくても、持っているだけで楽しい、という絵が描きたかったのだ」とも語っています。


2002年、日本の現代アートの第一人者である村上隆氏がキューレーションをして、パリのカルティエ現代美術財団にて「ぬりえ展」開催され、きいちのぬりえが展示されました。その村上隆氏が蔦谷喜一を称して、「まだ貧しかったあの時代の、少女たちの美へのあこがれに応え、「想像力」を喚起した。芸術家です」とコメントされています。

生涯現役で絵を描いたきいちは、来年生誕百年を迎えます。

Posted: Nurie : 13年08月03日 | 美術館だより

8月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.21   今月は、 スペイン編(2)です。

今月は、5月に調査をいたしましたスペインのぬりえの概要をご案内いたします。
   


さて、写真①は、いわゆるぬりえ本です。ドラえもんが放映されているそうで、ドラえもんのぬりえもありました。
 ミツバチマーヤ、ディズニーのお姫さまのようなぬりえ、こちらは塗りながら文字が学べるようになっています。
妖怪のぬりえ、紫、青などカラーで纏められたぬりえ本などがあります。

写真②は、女の子が好きなお姫さまやスペインでは大人気のSant Jordi(サン・ジョルディ)のぬりえです。
左上のお姫さまは、アジアの小さいお姫さまというタイトルで、日本的なものもありますが、中国的な絵が多く描かれています。

右上のお姫さまは、マンダラで、お姫さま、王子様、お城などが描かれています。
Sant Jordiは、ドラゴンからお姫さまを守ったサン・ジョルディの物語のぬりえで、絵を塗りながら、文字の勉強もできるようになっています。


今月のエントランス

『あおぞらがっこう』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
夏休みで学校は長い間お休み。でも今日は、少女が先生役です。うさぎさんやおさるさんにローマ字も教えているようです。
こちらを見る少女の表情は、いつもよりちょっぴり大人な雰囲気がします。「分かる人は手を挙げてね!」そんな声が聞こえてきそうな1枚です。


ぬりえ美術館情報
   


美術館には、ぬりえ本のみならずノートもございます。
背表紙には、和装の女の子のぬりえが付いており、ぬりえも楽しんで頂けるようになっています。
是非手にとってみて下さいね。


【展示室のご案内】
8月から10月は企画展「きいちの可愛さは永遠に」を開催しております。
きいちぬりえの変遷をご紹介いたします。「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。

Posted: Nurie : 13年08月03日 | 美術館ニュース

8月の美術館ニュース(1)

皆様は今年の夏をどのように過ごされますか?まずは、今年の猛暑をどう涼しく過ごそうか 考えたいですね。
子どもさんの夏休みを考えて、様々ないい展覧会が開催されていますので、美術館や博物館の中で、素敵な展示を見ながら、涼むのはいかがでしょうか。
 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


タイトル:はちさん
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄贈者 :宮崎ツヤ子氏


8月のエントランスは、ペットや昆虫をテーマにしたぬりえを展示しています。
昭和30年代の小学生たちの夏の思い出といえば、臨海学校や林間学校が上げられるのではないでしょうか。誰が一番日焼けしたか、二学期が始まる日には腕を見せ合って、競争したものでした。
お休みが始まると、早朝のラジオ体操が近所の公園で開催され、毎日参加の印の判子を押して貰ったりしましたね。朝が不得意な私は毎年続けることができなかったものです。


夏休み期間中の宿題も忘れられないテーマですね。
毎日絵日記を書きました。天気を記入しなければなりませんが、毎日書いていないと天気が分からなくなって、困った人が多かったのではないでしょうか。
宿題の中に、毎年昆虫採集もありました。上手に様々な昆虫を捕まえて、きれいに箱に並べて学校に提出する同級生が羨ましかったものです。


今月の絵の「はちさん」のぬりえは、昆虫の精を描いたものですが、蜂は私たちに有効で美味しい蜂蜜を作ってくれるので、私達にとって身近でしかも絵になりやすい昆虫なのでしょう。
きいちは蜂以外にも蝶々やトンボなどの昆虫の精を描いています。擬人化された昆虫は、とても可愛いです。


皆様のお好きなペットが描かれているかもしれません。どうぞ見つけにいらしてください。(館)

Posted: Nurie : 13年08月03日 | 美術館ニュース

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