スイスのぬりえ本をご紹介いたします。
スイスは2011年にチューリッヒとジュネーブを訪問し、幼稚園などを調査しました。
チューリッヒはドイツ語圏、ジュネーブはフランス語圏です。以前調査したドイツやフランスの国とで、ぬりえに対する反応が違いました。言語が違うと同じ国の中でも違いがあるかもしれませんので、2都市を調査いたしました。
結果は、ドイツとフランスの調査とまったく同じで、チューリッヒではぬりえに肯定的ではなく、ジュネーブでは積極的に使われておりました。
それでも、本屋さんに行きますとたくさんのぬりえが販売されていました。子ども専用の素敵な本屋さんがチューリッヒにも、ジュネーブにもあり、沢山ぬりえを購入してきました。
ジュネーブの子どもの本屋さんは、そのお店そのものが夢の国のような感じで、ただ本をならべるだけでなく子どもが喜ぶように作られていました。
このお店で購入した本の一つが"Dessins, griboullages et Coloriages"です。子どもだけでなく、大人にも適している素敵な本です。中に描かれている絵のデザインが大変お洒落で、レベルの高い本です。ぬりえをしても、自由に絵を描いても、いたずら描きのようにしてもよいというタイトルの本です。
チューリッヒで見つけた本は、"Gute Nacht!(おやすみなさい)" という本で、黒い地の中に白い線で絵が描かれています。従来のぬりえとは反対ですね。白い線の中に、色を塗っていくようになりますが、このようなぬりえを初めて見ました。逆転の発想で、面白いと思いました。
最後はジュネーブの本屋さんで見つけたぬりえができる絵葉書です。ちょっとお洒落で可愛いですね。(館)