インドのぬりえをご紹介いたします。
「colour with pencil」と「DRAWING & COLOURING」というぬりえをご紹介します。
「colour with pencil」は色鉛筆で塗っていくぬりえ本です。お花、動物、魚、お菓子などの物の形や、凧上げ、虫とり、バースデーの模様など、動作をしている様子などをとりあげ、見本にしたがって、ぬりえをするように指導しています。見本には色鉛筆の濃淡などもはっきりと分かり、色鉛筆の仕上がりが学べるようになっています。
この会社では、ぬりえ本を様々出版しており、絵筆、クレヨンを使って描く本をはじめ、ジャンボサイズのぬりえ本など子どもたちのために発売しています。
「DRAWING & COLOURING」では、色というものは、子ども達を魅了しているが、この本のシリーズでは、子どもの中に生まれつきもっている色と形に対する興味を育むためのものであり、単に塗るためのぬりえ本ではなく、アートを育む本ですと基本方針を述べています。1月から10月まで様々な国のぬりえ本を紹介していますが、基本方針を本に示していたものはなく、インドのこの本が初めてです。
さて、中味は様々な線、カーブや波型、尖ったジグザグの線等を描くことからスタートし、見本を見ながら、線を加えたり、色の重ね塗りをしたり、鉛筆やフェルトペン(マジックインク)等材料の違ったもので描いたり、最終的には、立ったり、走ったり、ボール投げをしている人間の行動を描くという構成になっています。
この出版社では、子どもの色と形に対する興味を育み、描いたり、色をぬったりすることを好きになるようにするために10種類の本を発売しているそうです。
インドは、現在世界の本の印刷工場にもなっているそうで、ぬりえに関しても様々な本が出版されているようです。
最近はインドの経済成長も目覚しいものがありますので、子ども達もぬりえを楽しんでいることでしょう。(館)