東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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12月の美術館便り

今年も一年ご来館ならびにご支援をいただきまして、大変ありがとうございました。今年はぬりえ美術館開館10周年を迎えることができた記念すべき年でした。これも偏に皆様方のご支援の賜物と心より御礼申し上げます。来年も引き続き楽しい企画を開催いたしますので、よろしくお願い申し上げます。
 
■一年の終わりに当たり、来館されました皆様の声をご紹介したいと思います。
9月16日(日
町屋という町に初めてちゃんと来ました。私にも4歳の娘がいまして、時々ぬりえを一緒にやります。子供は楽しんでやっています。ぬりえがこれからもなくならいないでしっかりと時代が変わっても、残さなければいけないものだと思います。

ぬりえ美術館に来たいと思いながら、10年が過ぎてしまったのです。やっと来ました。少女、あどけない目、おだやかな目、今の子供たちにはない純真なまなざしです。みつめられたら、つい"はい、はい"と言ってしまいそう。古き良き時代が感じられます。昔の時に接したくなったら、又、来たいです。 文京区千駄木 70才元少女 

10月7日(日)
東大和市から8名で来館しました。地域で介護予防に取り組む主婦です。高齢者を対象にサロン活動する中で、「ぬりえ」に関心が向き、今回訪問しました。とても楽しい一時でした。ありがとうございました。  東大和市奈良橋 野口

10月13日(土)
昨晩インターネットでみつけ、なつかしく。朝早くから家を出て、3時間かけやっとあの頃の時の中へ・・・ 幼い頃10円(?)をにぎりしめ、袋(入り)のぬりえを会に行ったことを思い出します。母と二人で縁側で楽しく、のんびりと、ポカポカした時間がありました。母を思い出したい時に、又来ます。ありがとうございました。

11月3日(祝)
北区都電ウォークラリーで寄り道をしました。ぬりえが大好きでした。上は男の兄弟だけでしたので、1人で遊ぶ時はきせかえとか夢中でした。母も和裁をしていたので、(喜一の)奥様も大変だっと事と思われます。今度はまごを連れてきたいと思います。

ずっと来たいと思って、今日実現できうれしいです。時代がうつり変化しても、素敵な物は素敵といえる自由、ありがたいですね。喜一さんご夫妻とも本当にほのぼのとして、こういう先輩を見習いたいと思いました。ありがとうございました。 HIDEKO!

やっと訪れる事ができました。ぬり絵をしている間は、本当に楽しく心がやすらぎました。ストレスのある日常を過ごさせるいけない現代人にとって、ホッとする事が出来るすてきな場所です。ありがとうございます。 まりこ

11月4日(日)
昭和30年代留守番をしたごほうびはきいちのぬり絵でしあ。可憐な洋服や着物姿に心躍らせた事を覚えています。60才をすぎて懐かしく思い出しました。

11月10日(土)
40過ぎた良いオッサンが不覚にも真剣になってしまいました。(笑)

■昭和30年代
先日1955年に作られた「警察物語」を見ました。東北の街の警察で起こる泥棒、無銭飲食、捨て子などの事件が描かれていました。1955年当時私は6才で、あの時を生きていましたが、その頃はそんなにも貧しかったのでろうかと、今更ながらに驚かされます。
「無銭飲食」等の事件は今はなくなっていますから、胸にずしんときました。母親と息子の無銭飲食ですが、息子に「カレーライス」と「ラムネ」を食べさせても、母親はお茶しか飲んでいず、ご飯はたべていないのです。いじらしいですね。
「捨て子」の事件では、かの天才子役の二木てるみさんが捨てられた子のお姉さん役をしていて、弟可愛さに預けられたおまわりさんの家を抜け出し、弟があずけられている家まで探しに行き、弟に会って涙する様子には、小さくても兄弟愛があることが伝わり、涙せずにいられません。
 
さて、現代は無銭飲食こそありませんが、捨て子どころか母親が子どもを虐待したり、殺したりするような時代になってしまいました。何かが忘れられてしまったような気がしてなりません。
あの昭和30年代、映画の舞台のなったような田舎の農村では、ぬりえと言えども貴重品で買えなかったということもあったでしょう。だから、買えたら大切、大切に塗ったことと思います。それだから強烈に子どものこころに、ぬりえの中に描かれた世界が、とても美しい、夢のような世界として、ぬりえの思い出が残っているのだと思います。
ぬりえの中の世界とともに、その時の自分のまわりの景色が思いだされて、これからもぬりえは来館者のこころを温め、笑顔にしていくことだろうと思います。(館)

Posted: Nurie : 12年12月01日 | 美術館だより

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