今月は、ギリシャ編です。
今月の本は、「アテネを塗ろう2004」というタイトルのぬりえです。2004年と言えば、ギリシャのアテネでオリンピックが開催された年です。
アテネオリンピックは、2004年8月13日から29日までギリシャの首都アテネで行われた第28回夏季オリンピックで、夏季オリンピックとしては21世紀最初の大会。アテネで開催するのは1896年の第1回大会以来、108年ぶり2回目だそうです。
私がギリシャを訪れたのは、実はこのオリンピックが開催される1年前のことでした。
街のあちら、こちらがオリンピックの為の建設工事が行われていました。そのため、少しばかり埃っぽかったです。ギリシャには遺跡が多いため、工事をするとそこに遺跡がでてきて、工事が中断してしまいなかなか進まないという声を聞きました。
実際私がみても、1年前でまだこのようなことをしていてもいいのかしら、間に合うのかしらと思うような印象を強く受けましたが、1年後には無事アテネオリンピックは開催されましたので、きっと間に合わせたのでしょう。
この本は、アテネの街の景色を塗る本ですが、欧米にはこのような街の景色を塗るぬりえ本が数多く販売されています。その土地に行ったお土産に、お父さん、お母さんがお土産に子ども達に買ってあげるのかもしれません。
本の中には、パルテノン神殿を始め、数々の遺跡や現在の国会議事堂、国立博物館、オリンピック競技上などの有名な建造物などや、街中のお土産屋さんの通りや地下鉄などアテネの今の景色が分かるような構成になっています。
ぬりえの左上には、見本となる色をぬった絵もありますので、子ども達は見本を見ながら簡単に絵を完成することが可能ですね。
裏表紙には、このぬりえ本のシリーズが紹介されていて、ぬりえをしながらギリシャ、キプロスなどの美しい景色の本や、さらにオリンピックの時期ということからオリンピックの競技のぬりえ本も出版されていて、数々の競技種目を覚えることができますと紹介されていました。
ギリシャの街の中の本屋さんでぬりえ本を探しているとき、「ドラゴンボール」のぬりえ本を発見して驚かされましたが、ドラゴンボールは世界的に人気のマンガですので、日本から遠く離れたギリシャでも子ども達が楽しみにしているということが分かりました。(館)