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9月の美術館ニュース(1)

夏の残暑がまだ続いていますが、もうしばらくの辛抱です。今年はクールに過ごすための商品が数多く販売されていますね。それらを活用したり、ご自分の工夫を重ねて、乗り切りましょう。

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。

タイトル:うたっておどって
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄贈者 :小沼秋成氏
9月のエントランスは、音楽がテーマのぬりえを展示しています。
「歌は世につれ、歌につれ」という言葉がありますが、歌はよく自分の思い出と繋がっているものです。幼稚園時代、小学校、中学・高校時代、大人になって、その時々の時代の歌がいろいろと浮かんできます。
大正~昭和の童謡ブームの時には、その歌にあわせて踊りが振付けられて、レコードの中の歌詞カードにつけらていたそうです。
思い出すのは、「可愛い魚屋さん」のレコードだったと思いますが、確かに踊りの振り付けが付いていました。それを見ながら自分の家で踊った覚えはありませんが、当時は歌に振り付けがあったというのは、今考えますと、面白い事象ですね。

歌ではありませんが、絵にも思い出があります。ずっと覚えている昔の童話のワンシーンがありました。ところがストーリーもタイトルも忘れていましたので探す手立てがありませんでした。その絵は、正装した若い女性が、水たまりにパンを置いて、パンの上を歩くというものでした。子どもでしたが、貴重なパンを水たまりに入れるなんて、とビックリしたのでしょう、強烈な記憶として残っていました。
あるとき蕗谷虹児さんの本を見ていましたら、私の記憶の絵と同じ絵を発見したのです。それは「海つばめ」というお話でした。永年のモヤモヤが一気に晴れました。たまたま7月に横浜で開催されていた「蕗谷虹児展」に行き、その絵を見てきました。こんなに素敵な絵本で育ったのだと蕗谷虹児さんに感謝しました。
歌も踊りもお話も、幼い子どもたちにとってはどれも成長に役立つ大事なものですね。(館)

投稿者:Nurie |投稿日:11/09/03 (土)

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コメント

さわやな季節を逃さずぬりえ講習へお友達を誘って参加したいなとおもいます。

開催日時をおしらせください。

投稿者 神澤みな子 : 2011年09月28日 08:02

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