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5月5日の館長室から

ゴールデンウィークですね。五月晴れが気持ちの良い気候になりました。
新緑を楽しみに近郊にお出かけの方も多いかと思います。
ぬりえ美術館にもお子さん、お孫さんづれの方々が多くお見えになっています。
群馬や長崎など遠くからのお見えの方もございます。
ぬりえギャラリーにもご紹介していますが、おばあ様、ご両親、お子さんと3世代でいらしたお客様もいらっしゃいました。
お子さん、お孫さんの世代の方にも、きいちのようなぬりえがあったことを知っていただき、ぬりえをしてくださることは大変嬉しく思います。

先日岩手県宮古市のあるご来館者からお礼状が届きました。
その方は2月に三姉妹揃って来館された方で、それぞれアンケートに記入してくださいました。子育てが一段落して、ご両親の思い出話などをする中で、ぬりえのことになり、ぬりえ美術館にきてくださったものでした。

アンケートにご記入くださった方には、しばらくしてからお葉書をお出していますので、はがきを書き始めましたら、一番上のお姉さまのご住所は、岩手県宮古市でした。びっくりしてネットで調べましたところ、その方のお住まいは直接津波の被害がなかったようでした。少しでも気持ちが温かくなればと思いまして、きいちのぬりえ本と色鉛筆を宅急便で送りました。
それに対するお礼状でした。

お手紙には、「家族はそろっていますが、40日間、泥の中を歩き回り、下を向いていた日々であったと感じています」とありました。
そんな時に届いた「きいちの本を胸にしたときに、身体中が温かくなり指先まで力が広がっていく感じがしました。」と書いてくださいました。

きいちで少しでもこころが癒され、お元気になっていただければ、こんなに嬉しいことはありません。
「あまり遠くないところで、又美術館に出かけたいという気持ちもあります」とございました。
来館してくださる日がくることを心よりお待ちしています。

ぬりえは塗ることに集中することで、一時でも頭の中にあるもやもやを忘れることができますし、気持ちがすっきりいたします。
どうぞお休みの一日、色を塗ってぬりえ遊びを楽しんでみてください。

投稿者:Nurie |投稿日:11/05/05 (木)

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