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9月の美術館ニュース

秋空になってきました。ぬりえ美術館の近所にあります都立尾久の原公園は、トンボ公園としても知られていますが、アキアカネ、俗称赤トンボが見られるようになりました。
季節の移ろいを感じることができる四季のある日本を楽しみましょう。


タイトル:朝
作  者:たけし
年  代:昭和10年代
今年のエントランスは昭和10年代のぬりえを展示しています。
9月のエントランスは、ベティさんがテーマの展示でございます。
今月のテーマは、日本人が描いた和製ベティさんです。
「ベティ・ブープは、1930年代、マックスとデーブのフライシャー兄弟のマンガプロダクションが生み出したスターです。1931年6月24日、ベティ・ブープはパラマウントのマンガ作品「ビン坊の結社加盟」でビン坊の端役として現れ、その後、またたく間に人気が出て、圧しも押されもせぬスターにおさまりました。
ベティ・ブープは、新聞漫画やコミック雑誌等のキャラクターとしても人気を得ました。顔は流行歌手のヘレン・ケインをモデルにしたといわれ、映画の吹き替えは声優のメイ・クエステルでした。ベティ・ブープは、アメリカ漫画映画史上の最初にして唯一のセクシーキャラクターです。」(日本製ベティ・ブープ図鑑1930~1960 著者 安野隆 光芸出版社)

上記の本の中には、人形、マッチ箱に描かれたベティ、時計、双六、着物の柄になったベティ、漫画本、羽子板に描かれたベティ、絵葉書、めんこ、ぬりえ、積み木などなど、日本で作られたベティ・ブープが掲載されています。いかに1930年代にベティ・ブープが人気であったかが分かります。
その人気のため、アメリカのキャラクターを離れ日本的なベティになっている点が、非常に面白いところでしょう。和製ベティの絵をどうぞお楽しみください。(館)

世界で飛躍する日本のアニメーション
今月は世界で飛躍する日本のアニメーションをご紹介いたします。
☆世界で通用する日本のアニメランキング
2009年8月1・2日に愛知県で開催された「世界コスプレサミット」にちなみ、オリコンが調査したところ、日本国民が選ぶ『世界に通用していると思う“日本のアニメ”』の堂々一位は『ドラゴンボール』であることがわかりました。ドラゴンボールといえば、昨年春に『DRAGONBALL EVOLUSION』としてハリウッドでリメイク話題となったのは記憶に新しいですね。原作には沿わない完全オリジナルということでファンの間では賛否両論でしたが、日本の文化が海外で親しまれているということが再認識された素晴らしい取り組みでした。

    ~世界に通用していると思う日本のアニメ~
1位 ドラゴンボール
2位 ドラえもん
3位 ポケットモンスター
4位 スタジオジブリの作品
5位 新世紀エバンゲリオン
6位 機動戦士ガンダム
7位 ONE PIECE
8位 千と千尋の神隠し
9位 NARUTO-ナルトー
10位 となりのトトロ

☆世界で飛躍する日本のアニメーション
ぬりえ展ならびにぬりえ調査で海外に行ってみますと日本が大変な人気であることを実感します。その中でもマンガ、アニメが日本人気を牽引しています。今回のご紹介のランキングは、日本人が海外でも人気と思う作品ですが、実際にパリやドイツ、ニューヨークなどでも人気の作品は全く日本と変りありませんでした。特にキティーちゃんはニューヨークでもパリでも人気で、子どもから大人まで好まれています。
日本のマンガ・アニメから、カワイイという言葉も世界的に通用するようになっています。きいちの少女は、このカワイイの原点ではないでしょうか?

今月のエントランス

「花嫁」 作者:不明
1930年代、日本のアニメーション界に新風を巻き起こしたキャラクター「ベティ・ブープ」。 日本のキャラクターにはなかった大人びた雰囲気と女性らしい容姿は多くの人たちの人気の的となりました。
ベティと聞くとドレス姿を思い出すかもしれませんが、昭和10年代の日本のぬりえの世界では着物姿や日本髪など、七変化をしています。 決して色褪せることなく輝き続ける彼女の魅力をお伝えしたいと思います。

ぬりえ美術館『メディア情報」
○朝日新聞大江戸朝日9月号に紹介されます。
○都交通局「都電ごちそう停留場」にぬりえ美術館が紹介されます。
○8月28日(金)テレビ東京「レディス4」で紹介されました。

投稿者:Nurie |投稿日:09/09/02 (水)

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