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中国のぬりえ調査 4 北京・上海の本屋さん

   
ぬりえ本を探しに、本屋さんめぐりをしますが、今回珍しいと思ったのは、本をお客様に手渡すときに、北京では本を紐で結わえます。上海の本屋さんでは、細長くきった紙を本に巻いていました。環境問題から紐や紙になっているのかと考えますが、行列がでている会計のところで、さっと紐を結わえてくれるのは、さすがに中国人は手が器用な人種なのだと思いました。

   
北京の地域の大きさには驚かされましたが、その大きさに応えるように本屋さんの規模も大きくて、床面積も広い上に5階、6階建ての本屋さんのサイズにはビックリでした。同じようなタイプの本屋さんが上海にもあり、東京の神田神保町のような本屋ストリートもありました。

北京の王府井にある大きな本屋さん新華書店の子ども売り場では、絵本、漫画(欧米とちがい、日本のマンガも西洋のカーテューンも同じ棚の中に置かれていました)、学習書など、かなり広いスペースが取られていました。子どもの目の高さほどの手に取りやすい棚には本の表紙が表にして置かれ、目立つように並べられ、下のほうは積まれていました。
ぬりえ本も沢山ありますが、単に塗るだけのぬりえではなく、絵の描き方や塗り方がわかるように工夫されたものや、英語や中国語を覚えたり(描かれた絵を中国語や英語であらわすとどのような言葉になるのかを覚える)数字を覚える等、勉強とも関連づけられたぬりえが多く見られました。
塗るだけのぬりえでは、訪問先にもなっている「北京科学技術出版社」のお嬢様シリーズのぬりえが女の子に大変人気があるそうです。元になる絵は韓国からのぬりえだそうですが、日本のアニメにでてくるような少女の絵でテーマは果物、宝石、魔法のお嬢様たちが描かれています。顔が可愛らしく、カラフルな色合いの服を着て、素敵なヘアスタイルの夢の世界を見せてくれるお嬢様たちが中国の子供たちを魅了しているようです。このような好みは、きいちに通じるところがあり、大変日本と似ていると感じました。
子供は一人っ子政策ですから、大変に大事にされています。子供関連の図書も充実しており、全般的に遊びながら勉強できるものに人気があるそうです。

投稿者:Nurie |投稿日:09/05/24 (日)

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