« Minakoさんの「おとがするはなび」 | メイン | 「きんぎょすくい」 »

7月の美術館ニュース

もうすぐ夏休みがやってきます。夏の楽しみには、旅行が挙げられるとおもいます。昨年日本には840万人もの観光客が来たそうです。2010年に訪日外国人旅行者数を1,000万人とするとの目標でキャンペーンがされていますが、アニメ人気や円安等で2010年を待たなくても1,000万人を達成するかもしれません。頑張れニッポン!

7月のエントランスは、海や夏をイメージするぬりえを展示しています。

金魚の歴史は、中国が発祥とされ、日本には室町時代に入ってきたといわれています。江戸時代の中期には、メダカと一緒に庶民の愛玩物となっていったようです。化政文化期には現在の三大養殖地(奈良県大和郡山、愛知県弥富市、江戸川)の大量生産・流通体制が確立し、金魚の価格が下がったことから本格的な金魚飼育が庶民に普及。幕末には金魚飼育ブームが起こったそうです。明治時代以降は学校での飼育が始まり、第二次大戦後は理科の教材として取り上げられ更に普及したのだそうです。今でも我々にとっては金魚すくいなどを通じて馴染みがありますね。
 大和郡山市では、全国金魚すくい選手権大会を開催しています。下記URLをご参照ください。
http://www.city.yamatokoriyama.nara.jp/kingyo/index.htm
 1994年7月8日には、宇宙酔いなどの研究のため、弥富町(当時)産の6匹のキンギョが向井千秋宇宙飛行士らとともにスペースシャトル「コロンビア」号に搭乗したこともあったそうです。愛玩物としてだけでなく、研究にも役にたっているのですね。
 ちなみに8月第3日曜日は、「金魚すくいの日」だそうです。皆様も金魚すくいに腕をふるってみてはいかがでしょうか。(館)


星に願いを・・・プラネタリウムとぬりえ美術館を訪ねる夏の日!

 星・願い・七夕、胸がワクワクするロマンチックな言葉です。
 七月は、またの名を棚機月(たなばたづき)といいます。七夕はご存知のように、5節句の七夕しつらい。七夕と書いて実は「シチセキ」と読み、七夕の節句といいます。竹に折り紙で作った飾りをつけて色とりどりの短冊にお願い事を記し枝に括ります。女子の手芸上達、習字や和歌の上達を祈った行事で、織姫星が昇るころ供えものや和歌を詠んだ短冊を捧げたのだそうです。織姫星は夏の星空に強く輝くこと座のα星(ベガ)。今年は夜9時頃東の方向を見ると真っ先に飛び込んで来るのが織姫星と彦星。お天気に恵まれると良いのですが。
 ぬりえ美術館のある荒川区の街にもプラネタリウムがあります。レトロな雰囲気の建物の中で星空を楽しめるとのこと。ぬりえ美術館と合わせて町屋の下町散歩に訪れてはいかがでしょうか。
 せめて心に晴れた空を広げ、お部屋で本のページを静かに繰るひと時を楽しむ、ぬりえに夢中になって色に遊ぶひと時をた過ごすというのも、雨の日を楽しく変える方法ではないでしょうか。皆さんも楽しい雨の日の過ごし方たくさん見つけて梅雨も素敵な季節として過ごせるといいですね。


【荒川プラネタリウム館 情報】

荒川区荒川4-19-1(荒川図書館の隣) 
JR三河島駅(徒歩10分)
地下鉄町屋駅、京成町屋駅(徒歩10分)
『区民プラネタリウム』の実施日時
毎月第2土曜日、第4土曜日
受付:13:30~14:00 *投影:約1時間
プラネタリウム館  電話番号: 03-5811-5510

今月のエントランス 「あさがお」


 7月のエントランスは、海・朝顔・花火・金魚と夏の風物をテーマとして展示いたしました。夏のまばゆい日差しの中で、きらきらとちりばめられていく思い出の数々。かけがえない時の一瞬一瞬をあざやかに切り取り誰の心にも夏がひときわ楽しく活気にあふれる季節だという思いを残してくれるでしょう・・・。

【展示室のご案内】

7月27日(日)まで、昭和20年代・30年代のぬりえの中から、「夏」をテーマにしたぬりえの展示いたします。水遊びの様子や、浴衣姿の女の子などが描かれ、当時のファッションや生活を垣間見ることができます。

投稿者:staff |投稿日:08/07/05 (土)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/99

コメント

コメントしてください



(アドレスは非公開です)


今後の投稿のためにアドレスなどを保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)