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「キッズビジネスタウンいちかわ」に行ってきました。

   

子どもの頃に、○○ごっこに夢中になりましたが、子どもたちは大人たちがしていることに関心・興味を持っています。それは、今の時代でも同じです。しかし、少子化の時代になり、兄弟姉妹や友人たちともごっこ遊びをする機会も減り、バーチャルな世界での遊びが多くなりました。ところが、今、子どもたちが様々な職業を体験することに人気が集まっているのです。
市川にある千葉商科大学が6年前から、キッズビジネスタウンを開催し、子どもたちが大学に集まり様々な職業を体験し、賃金をもらい、他の店で商品を購入し、余ったお金は銀行に貯金をする等ということを体験することにより、社会のしくみを理解していくという教育プログラムのイベントを開催しています。
10時から開始で、私たちは11時に大学に着きましたが、すでに1000人を超える子だもたちが来ていて、大変な賑わいでした。おにぎり屋さんの店の宣伝に歩いたり、サンドイッチを作って販売したり、食品関係のお店は大人気だそうです。
私が事務局長をしている経営ゼミナールの代表の山本紀久雄が発表しているワンポイントレッスンをご紹介いたします。関心がございましたら、是非経営ゼミナールにご参加ください。

経営ゼミナール ワンポイントレッスン 2008年3月8日
「キッズビジネスタウンいちかわ・・・千葉商科大学視察で時代をつかむ」

世界はサブプライム問題で大揺れ、国内は日銀総裁人事、道路関連法案問題で大揺れ、そこに毎日のように事件や問題が発生し、大混乱という感を呈しています。
だが、一方、人間社会の日常生活は大きな混乱も大変化もなく、いつものように過ぎていっています。
ところが、何年か経ってみると、いつの間にか時代の変化によって、社会が大きく変化させられ、それが人間生活の日常を変えていっているのです。

その変化した社会を、まず先に受け入れるのは若者であり、子どもたちです。昔の社会を体験していない彼らは、眼前の姿だけ、現実の姿だけをもって今の社会と認識します。しかし、その現実の社会は「そうなってきた経過」があって今の姿になっているのです。
大人になって、その経緯を社会体験として学ぶことになり、改めて社会の仕組みを理解することになりますが、それらを十分理解しないままに大人になっている人も多く、それらの人に共通するのは「考える力=生きる力の不足」です。

千葉商科大学が展開している「キッズビジネスタウンいちかわ」は、この「考える力=生きる力の不足」の解決のために、大学生と子どもの共同作業で「みんなで働き、学び、遊ぶことで共に協力しながら街を運営し、ビジネスや社会の仕組みを学ぶ」という教育プログラムなのです。
仮の市場社会を学内キャンパスに構築し、そこの市民となった子どもたちが、仕事に就職し、そこで働き、収入を得て、学内の市場で消費するという体験をするのです。
その効果は様々な形で顕れます。「働くことの楽しさ、喜び、大切さ」「子どもたち同士の協調性」「食品の作り方」「流通ビジネスの仕組み」などですが、最も役立つのは、必ず発生する「予測していなかった問題への対応力養成」です。社会ではいつも想定外のことが発生し続けます。それらに対応する力を学ぶことによって、「考える力=生きる力」を子ども時代から鍛えていく機会となっているのです。

今回は第6回目、毎回回数を重ねるごとに参加者が増え、8日(土)1,189名、9日(日)1,308名、合計2,497名、前年比142%という大好評、この人数には新規のみで、リピートの再入場者数は含まれておりませんし、同行の保護者の人数もカウントされていないので、学生や学内関係者や地元の協力者などを考えますと5000名以上の人々が、この2日間に訪れたことになります。
「キッズビジネスタウンいちかわ」は時代の何かを示していますので、近い機会に、経営ゼミナールの例会として、千葉商科大学の担当教授から詳しくお伺いする予定です。

投稿者:Nurie |投稿日:08/03/18 (火)

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