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ダイドードリンコ復刻堂銀座商店街への掲載案内

復刻堂銀座商店街のレトロ案内所にぬりえ美術館が紹介されました。
復刻堂レトロ案内所では、全国のレトロスポットがご案内されています。
昭和30~40年代を復刻した懐かしさいっぱいの場所や施設からレポートされています。

昭和の中に、現代で失われてしまったものがあるのでしょう。それを探しに昭和のレトロがいまだに人気なのではないでしょうか。

ぬりえは昭和よりもずっと昔の明治に始まって、子どもたちはずっとぬりえをしてきました。今も子どもたちはポケモンやプリキュアのぬりえをしています。

日本画で磨いた腕で描く「きいちのぬりえ」は、子どもの遊びといえない洗練された線で描かれたぬりえです。戦後の貧しい時代の少女たちに、憧れの世界と更に美しい芸術の世界を与えたぬりえです。
世界のぬりえの中で最も優れたぬりえは、きいちのぬりえだと私は考えています。そして、昨年はニューヨーク、今年はドイツのカールスルーエの街で、きいちのぬりえを紹介しています。
「きいちのぬりえ」はひときわ美しく、省筆でありながら繊細で、オリジナリティーのあるぬりえです。日本を代表するぬりえがきいちのぬりえといえるでしょう。

昭和20年~30年代に流行した「きいちのぬりえ」が今だに人気です。
そこには普遍的な日本の少女の美しさが描かれています。美しいしぐさ、美しい言葉、思いやりに溢れた人間関係等など、どれも今家庭の中で、学校で、社会の中で見失っているものをこのぬりえの中に見ることができます。
きいちのぬりえを見て、今の世にないことが伝わってきます。そして、その必要性も理解できるので、今でも人々の心に残り、アピールしているのではないでしょうか。

投稿者:Nurie |投稿日:07/10/04 (木)

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