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平成17年1月 vol 26

■ぬりえ美術館ニュース 平成17年1月 vol 26

明けましておめでとうございます。
ぬりえは私たちを幸福な気持ちにしてくれます。今年も皆様の心を幸福色に染めたいと思っております。本年もよろしくお願いいたします。 

ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々に合った季節のものやテーマに沿って月毎に展示替えしています。「ぬりえのこころ」では、月替わりのぬりえから1枚を選んでご紹介します
タイトル:はねつき
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄  贈:小沼 秋成氏
お振袖の晴れ着で、羽根つき。空には凧も舞っています。
お正月には、羽根つき、凧揚げ、カルタとり、トランプ、福笑い、双六などで遊びました。羽根つきには、この絵にあるような豪華な羽子板は床の間に飾っておくだけで、簡単な絵が描かれた板の羽子板をつかってしました。軽い羽根は、風にながされて、よく屋根の上や雨樋の中に落ちしてしまいなかなか打ち続けることが上手にはできませんでしたが、羽根を突く音が聞こえると、やはりお正月らしくていいものでした。
凧揚げは、男の子のする遊びですので、余りしませんでしたが、その代わり室内遊びのカルタとり、トランプ、福笑い、双六などはよくしました。 新年の初めから、笑えるように、昔の人の知恵で羽根つき、凧揚げ、カルタとり、トランプ、福笑い、双六などの遊びを考え出したのでしょうね。

日本人の意識の中では、1月1日という日は、31日の次の日というのではなく、まるで違って見えるのはどういうわけでしょうか。清少納言も枕草子のなかで、「正月1日は、空の様子がうららかにいつもと変わって、目新しく、フレッシュであるのがいい。あたりは初春らしく霞みわたり、世の人みな、みなりをあらため美しくお化粧して、お使えするご主人やわが身をもお祝いなどしているのは、ふだんと変わったようすでおもしろい」と書いている。このような気分を平安時代から、日本人のDNAとして持っているということなのでしょう。新年には、改まった感じで、家族や知人に新年の挨拶をするのは、本当に気持ちのよいものですね。

■こいつは春から縁起がいいわい?タイの王様の写真が大当たり!
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平成17年1月1日、バンコクの本屋さんで、「20世紀の絵葉書」と「タイのグラフィックデザイン」という本を購入しました。バンコクでも年末年始とあって、福引をしていました。4本くじを引いて、1等賞が当たりました。その賞品が、「タイの王様の写真」でした。しかも左の写真のように、ビッグサイズ。お店の人には、1等賞当たりの記念写真まで撮られてしまいました。今年は、縁起がいいのかもしれません。
タイの国民は、王様、王妃様を大変尊敬しています。お二人のお写真がお店に飾られていたり、学校や会社の建物の壁面に大きな写真が取り付けられたりしているのをよく見ました。それで、この写真は、どうなったのかと言いますと、タイの友人に飾ってもらうほうが、より意味があることだと思いましたのでバンコクのタイ人の友人にプレゼントいたしました。

■今年も寄贈・寄託をよろしくお願いいたします。
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昨年クリスマスにいらした間宮隆子様から、きいちの「きせかえ」の寄贈をしていただきました。きれいな箱の中に、切り抜いて作ったきせかえの人形や小物類が沢山入っていました。大切にしていたことがよく分かりました。間宮様ありがとうございました。
間宮さんの以外にも、82歳の深井紅子さんから「48年前に塗ったものです」ときいちのぬりえを300枚寄贈していただきました。皆様に見ていただき、大勢の方に喜んでいただく機会がくると思います。今年も寄贈、寄託をよろしくお願いいたします。

投稿者:Nurie |投稿日:05/01/23 (日)

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