今年の大人のぬりえサロンは、昨年どうよう「デコぬりえ®」を制作していきます。どうぞ「デコぬりえ®」の進化を楽しみにご覧ください。
1月は、ひでをという作家の「かるめん」をデコってみました。この作品は、年代的には昭和10年代と思われます。ひでをは戦後にもぬりえを描いていますが、個性的な画風で多くの他の作家が「きいち」のぬりえを真似している中で、ひでをは全くきいちとは違うぬりえであるのが、特長といえます。
カルメンというテーマが大変面白いと思いましたので、皆様の作品をご覧ください。
yun先生の作品
カルメンのイメージといえば、”赤と黒”が挙げられます。ドレスの裾のレースは赤と黒を4段にたっぷりと使って、大変豪華な仕上がりです。裾に対して、上半身は色を中心にして、すきっりとした作品になっています。
田中さんの作品
カルメンにぴったりの赤に黒のレースがついた裾模様が素敵です。髪につけたバラの髪飾りもいいアクセントになってります。ラメで表現した背中のフリンジもいいですね。
佐藤さんの作品
田中さんと同じ赤と黒のレースを使いながらも、2種類の別のレース使っていますので、印象が全然違って見えます。台紙の上下につけた、金のリボンが絵を引き立てています。
古川さんの作品
赤と黒のレースに、ピンクをいれて優しい雰囲気がプラスされています。もうすぐバレンタインだからでしょうか、ハートのデコレーションが沢山つけられていて、カルメンの情熱を表しているようです。
富塚さんの作品
地味な背景の中に、赤いドレスと黒のレースが引き立っています。
ひさよさんの作品
ひでをの絵を生かして、裾のレースを細かくデコレーションしています。背中のフリンジもぴったりのものがあって、素敵です。
西村さんの作品
初めてのデコぬりえ®でデコレーションするのは難しかったかもしれませんが、ピンク系で纏めていて、やさしいカルメンになっています。髪飾りの赤が素敵です。
斉藤さんの作品
一番情熱的なカルメンに仕上がりました。お口には緑のバラの花をくわえています。ここまでデコレーションできるという作品です。
館長の作品
赤いドレスに黒のレースをベースに、髪飾りやドレスの背中部分にバラの茎と葉のイメージでデコレーションしています。台紙には、ハートで作った四葉と蝶々が飛んで、カルメンの情熱の世界を表現してみました。
テーマが変わると、参加者の作品のイメージが広がって、大変デコぬりえ®の幅が広がり、楽しいです。
どうぞ、来月もお楽しみ。