今月は、「はねとはごいた かってきたの」をお正月に向けてデコぬりえ®いたしました。先月と同様に今月もおめでたい雰囲気がでるように、デコレーションをしています。背景にデコされていますので、小さい部分にも目を向けてくださいね。
yun先生の作品
元の絵が袖口や上着の裾に毛皮のついた服でした。毛皮のかわりに羽毛をつけて、豪華な暖かい感じの服になりました。羽子板のお買い物ですから背景には羽子板と羽や、凧がデコレーションされています。ハートも沢山付けられていて、暖かいお祝いムードのあるデコぬりえ®になりました。
坂本さんの作品
初参加の坂本さんの作品です。大人っぽいピンクに紫の羽毛に、ブルー系の帽子、タイツ、靴のコーディネートです。タイトルの富士山と鶴や門松、獅子舞などお目出度いデコレーションがされています。エッフェル塔も見えて、パリで「羽と羽子板」を買ってきた少女のようです。
古川さんの作品
ピンクとブルー系でまとめて、暖かさにあふれたお正月ムードのデコぬりえ®になっています。お花だけのデコレーションは、シンプルですがまとまりがあり、素敵です。
斉藤さんの作品
羽子板の部分が花束のようにアレンジしています。タイツの柄も細かくデザインされてお洒落です。
ひさよさんの作品
ブルー系で纏められて、大変シックな装いになっています。グレー系のレースの襟元、ハンドバッグ、ブーツなどこのレース使いも新鮮です。帽子につけた羽毛と羽のような飾りも凝ったデコのテクニックです。
富塚さんの作品
細かいビーズ刺繍的なデコレーションが本当に素敵です。帽子、ハンドバッグ、タイツ、靴に細かくビーズがつけられていて、大変豪華です。現実でも身につけてみたいですね。
田中さんの作品
ピンク~サーモンピンク系の可愛らしいデコレーションになりました。門松や獅子舞などお目出度いデコレーションもつけています。
館長の作品
毛皮と言ったら昭和20~30年当時は、子ども用ならウサギの襟巻でした。それで私はしろの羽毛をつかいました。お目出度い飾りは、富士山、鶴、鯛、ひょうたん、門松等々
お祝いムードにあるれたデコぬりえ®にしてみました。
今月もご覧いただきまして、ありがとうございました。
yun先生のお蔭で毎回デコぬりえ®もテクニックやコンセプトに進化が見られます。
来年もたのしいデコぬりえ®を作っていきますので、どうぞお楽しみ願います。
10月29日(火)
北海道函館市から義姉と二人でやっと来れました。
子供の頃に塗った思い出の多い絵がいっぱいで、とても楽しく拝見できました。家に帰ってゆっくり「ぬりえ」を楽しみたいと思います。デコにも挑戦したいでです。
田中瑠璃子
11月2日(土)
とてもよかったです。子供の頃よく遊びました。ほんとうに来て良かったです。
根本美津枝
いつか来て見たかった美術館。
念願の孫たち誕生の記念の年でした。そしてきいちさんのぬり絵は私の子どものころの
夢と希望。この日を迎えられ幸せに思います。いつまでも「きいちのぬり絵」を伝えてください。高橋香子
11月3日(日)
すごくなつかしくはい見しました。子どものころよく買ってぬっていました。楽しかったです。ありがとうございました。浅見道子、沖野三枝子
妹に誘われて一緒に来ました。子供の頃に戻ったようで、懐かしくなりました。(きいちの)娘の美絵子さんとは中、高校、同じ学校でした。あまり話しませんでしたが、お父さまが喜一さんだったとは卒業してから知りました。
今日は本当にありがとうございました。 浅見 道子
11月4日(祝)
私はおかあさんときて一緒に見ました。そしたらみたことがないむかしのえが見れてよかったです。曽田優香
11月9日(土)
小さいけど、かわいく楽しいいろどりのものがつまった美術館でした。母と妹と3人で来ました。昔、母に髪でつくったきせかえ人形を教えてもらったことをなつかしく思い出しました。 亀井美幸
11月10日(日)
21歳、大学生です。学芸員過程のため、授業で本館をご紹介したいと考え来館しました。暖かいかわいい空間でした。子供のころ、水でぬると色がつくぬりえなども利用したことを思い出しました。ありがとうございました。 田中淳子
昔 なつかしいのでずっとつづけてください。
11月17日(日)
89歳の母と一緒に来ました。とてもなつかしく、昔の話などしながら楽しい時がもてました。 矢口由紀子
ずっと来たかったので、来れて嬉しいです。私が小さい頃にやっていたぬりえのイメージと違いますが、母も小さい頃やっていたのかな、と思うと感慨深いです。
きいちのさんの絵、暖かくて良いですね。 広瀬里美
11月24日(日)
きた!
12月15日(日)
とてもなつかしいとままが言ってた。
今回初めてのデコぬりえ®ですが、服のボタンのバラや裾のポンポン、リボンや背景につけたラインストーン等可愛らしいデコぬりえ®が出来ました。
Posted: Nurie : 13年12月14日 | ぬりえサロンギャラリー
yun先生の作品
御酉様で本物の熊手を購入し、その熊手をデコレーションしています。さすが!先生!! お目出度さが輝いています。
Posted: Nurie : 13年12月14日 | ぬりえサロンギャラリー
今年スペインのぬりえ調査でお世話様になった藤野さんが英国に住むことになりました。早速、英国のぬりえ本を藤野さんが寄贈してくださいました。
今の季節柄、クリスマスらしいぬりえも含まれていました。
詳細につきましては、来年1月の「海外ぬりえ研究室」でご案内をいたします。
サンタさんのぬりえ、魔法使いのおばあさんのぬりえ、そして英国での楽しいホリデーの過ごし方のぬりえなど、大変魅力的なぬりえ本ばかりです。
11月のデコぬりえ®のタイトルは、「おとりさま」でした。昭和20~30年当時は子どもでもおとりさまに行くのが、楽しみだったのでしょう。お洒落な服を着て、熊手を持っている少女が描かれています。ぬりえ美術館の近くは、浅草の鷲神社ですが、今でも大変な賑わいです。
福を呼び込む熊手ですから、思い切り福にご縁のあるものをデコレーションしていますよ。
yun先生の作品
先生の作品は、鷲神社に行き小さい熊手を買われて、その熊手を持っています。もちろんその熊手に緑や青のラインストーンなんかをつけて、キラキラさせています。
台紙にはお目出度い鯛や青海波などが描かれています。その上に七福神や梅の花、扇など目出度いシールを貼っています。
太田さんの作品
初参加の太田さんの作品です。
洋服の色合い(ピンク~パープル)とリボンとの配色、台紙にデコするものがラインストーンをメインにする等とても纏りがあって、素晴らしい出来栄えです。
千葉さんの作品
赤がお好きな千葉さんは、ジャケット、スカート、リボンなどに赤を使い、熊手にもお目出度い赤い鯛やが沢山使われています。
富塚さんの作品
ジャケットの市松の多色使いが大変上手な富塚さんの作品です。ジャケットに靴に配色がとてもお洒落で、華やかです。お花をメインに背景などのデコレーションを纏めています。
斉藤さんの作品
顔(特に目)やヘアスタイルもオリジナルに描いている斉藤さんの作品です。コートのオレンジの襟、縁取りが冬らしくてお洒落ですね。銀色のタイツも素敵です。
ひさよさんの作品
パープルを使ったシックな少女。髪のリボンが大きくて素敵。台紙の鯛、青海波、梅の花を生かして、デコも大人しい作品です。
館長の作品
今回洋服にレースなどを使えなかった分、背景にお目出度いものをこれでもかというくらいにデコレーションしてみました。熊手には鯛、打ち出の小槌、徳利、富士山などをつけてみました。これで来年は福が沢山くるといいですね。
来月もどうぞお楽しみに。
『海外ぬりえ』 研究室 No.26 今月は、 ハンガリー編です。
ハンガリーのぬりえをご紹介いたします。
12月ですので、最初にクリスマスのぬりえ本をご紹介いたします。
右ページにぬりえがあり、左ページにはその絵の物語のようなものが書かれています。
絵は手描きで書かれています。手書きで絵の物語が描かれているぬりえ本は、他にもあります。
2つ目のぬりえ本は、ぬりえの他に迷路や印に描かれた色でぬっていくぬりえ、その他指示により数を学ぶ等のアクティビティーがついてぬりえ本です。1つ目の本より、絵のタッチがモダンなぬりえ本です。
どの本も、子どもたちにぬりえを楽しんでもらいたいと願って制作されているのがわかるハンガリーのぬりえ本でした。
3つ目はアニメーションと思われる猫とおじいさんの物語のぬりえです。ぬりえの中にシールが入っています。大変お洒落なアニメーションの絵です。
4つ目のぬりえ本は、背景に色がぬってあるという珍しいぬりえ本で、このようなぬりえ本は初めて見ました。
見開きの1ページ目は1本の色鉛筆で白地になっている部分をぬり、サンプルで紹介している絵は、3本の色鉛筆をつかって塗る様になっています。最後の見開きページは、絵の部分が全て白になっていますので、その部分を塗るようになっています。簡単な色ぬりえから始めて、段々にぬりえに慣れていくという構成がとられています。
どの本も、子どもたちにぬりえを楽しんでもらいたいと願って制作されているのがわかるハンガリーのぬりえ本でした。
来年も珍しいぬりえ本をご紹介していきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
今月のエントランス
『いしやきいも』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
この絵からも美味しそうなお芋の匂いがしてきそうですね。石焼いも屋さんは今でも車でやってきてくれますね。食べながら歩いたり、又はポケットの中にいれて、家まで急いだり。冬の美味しい味覚ですね。
ぬりえ美術館展示情報
●ぬりえコンテストの優秀作品を展示しています。
【展示室のご案内】
・ぬりえコンテストの優秀作品と常設展示をしています。
・館内には、「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。
今年は秋を通り越して、いっきに冬になり、寒さが厳しい冬になりそうです。
モコモコの暖かい服装やホカホカと体を温めてくれるスープなどで風邪をひかないようにして、新年を迎えてください。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:ふわふわしてあたたかいわ
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
12月のエントランスは、冬の行事や楽しみをテーマにしたぬりえを展示しています。
着物を着て、うさぎの襟巻をした少女。
ちょうどこの絵のような写真が私にもあります。旧正月に振袖の着物におそろいの羽織を着て、髪にはつまみ細工の花をつけています。髪は"こて"でアイロンをかけて、耳の上にカールをつくっています。うさぎの襟巻を巻いて、おすましした姿の写真が残っています。昭和の29年の5歳の頃です。
この当時子供でもうさぎの襟巻が流行していたのでしょう。別の写真にも、洋服にうさぎの襟巻を巻いた写真が残っています。
この襟巻のなごりは、成人式の女性の白い襟巻に見られますね。洋服になれた若い人には、着物の襟元がなんとなく、スースーして寒い感じがするのでしょう。また大きな毛皮のストールなどを購入できませんから、若い人たちにはあの白い襟巻がふさわしいのでしょう。
きいちのぬりえには、着物姿の少女の絵が沢山描かれています。着物がずっと身近な時代だったのですね。お茶や踊りなどのお稽古をしていない子どもたちでも、お正月、おひな祭り、夏の祭りなど、着物を着る機会が沢山あったものです。
最近若い人たちが、特に夏のお祭りなどに浴衣を着たり、新しい着方で着物にチャレンジしているようで、それは大変嬉しいことですね。
お正月には、初参りなど神社にいく機会もありますから、是非着物をきて、日本の伝統の美しさの着物を楽しんでもらいたいですね。皆様もいかがですか?(館)
今年も早師走となりました。1年間御愛顧を賜りまして、大変ありがとうございました。
ぬりえコンテスト
今年も開催いたしました「ぬりえコンテスト」、お蔭様で第4回目となりました。第4回目となる今回のぬりえは、「きゅうぴいさん おんぶ」というタイトルのぬりえでした。1回目は着物、2回目はドレス、3回目が着物姿の少女と和、洋を交互に提案してきましたので、今回はお人形ですが、少女と二人という設定を選んでみました。
今回も背景をいろいろ設定して描いてくださっていますが、幼い頃の思い出につながるような野山、原っぱ、空等の自然をモチーフにした作品が多く見られました。キューピーと少女の組み合わせという絵から、自分の幼い頃に結びつくからかと思いました。
今年は70通のご応募を頂きました。年令は1才から最高齢は91才まで、女性ばかりでなく、例年男性もコンテストに参加してくださっています。多くは個人で応募してくださっていますが、
今年は高齢者福祉センターでぬりえを塗る際の画材として、コンテスト作品に挑戦していただき、送ってくださったところもございました。以前にもそのような施設でコンテストに参加してくださったところがありましたので、是非来年のコンテストには、高齢者福祉センターからのご応募をお待ちしております。
個人の参加では、例年初参加という方が多いのですが、2回目、3回目という方もいらして、それはとてもうれしく思っております。お若い方で継続参加の方は、小さい頃から3~4年と続けてくださっています。作品をずっと見せてもらっていますが、その成長をはっきりと見ることができて、本当に素晴らしいことですし、私にとっても有難いと思っております。是非来年もコンテストを開催いたしますので、優秀作品に選ばれた方もそうでない方も参加していただけたら幸いです。
応募された方のコメントをご紹介いたします。
・子供の頃からぬり絵が大好きでした。大学生の時きいちさんのぬり絵を知って以来、すっかりきいちのぬり絵のとりこになりました。
・いつも楽しみにしております。今回のお題「キューピー」は、刺激的でした。
・気に入ったぬりえはぬるのがもったいなくて、最後までとっておきました。いろいろな色を混ぜて工夫しながらぬるのが、とても楽しかったです。
・文房具屋さんや駄菓子屋さんで売られていた可愛い女の子の絵のノート型ぬりえや紐で綴られたざら紙のぬりえ(きいちのぬりえらしきもの)を買って、自宅ではもちろんのこと、近所の友だちのお家で競うようにぬりえに没頭していました。家では、時に父なども一緒にぬりえをしてくれて、子ども心に自分とは全くちがう大人の配色センスに衝撃を受けたのを覚えています。
・遊びの原点だったと思います。
・幼稚園の頃(3才位)から、ぬりえをよくやっていました。ひとりで、お留守番をしながら、ぬりえをしながら、待っていました。特に好きな絵は一番最後にとっておき(ぬりえがノートになっていた)楽しみに、ぬりました。お友達と、誰が一番上手にできたか、比べっこをしたり。祖父に色えんぴつのセットを買ってもらった時、とてもうれしかった。24色で500円でした。皆に自慢したりして。当時は文房具屋さんで、色々なぬりえノートがあって、選ぶのも楽しかったです。
・私がこどもの時は、昭和30~40年代でしたので、小学校では、ぬりえはとても人気があり、休み時間によく女の子同士でぬりながらおしゃべりしていました。女の子の服をぬるときは、自分が着てみたい色や、この女の子は、この色の服が似合うなんて思いながら楽しんでいました。
・子供の頃、学校から帰ると親から10円をもらい、駄菓子屋さんに行きました。糸のついた三角アメときいちのぬりえ、きせかえを買うのが楽しみの毎日でした。ぬりえの女の子はすごく可愛くて、きれいな色にぬれる様に友達と話しながら、みせあいながら遊びました
・桜の花びらがハラハラと舞う春、その花びらを糸を通した針で一枚づつ、拾い、花の首かざりを作って遊んだ6、7才のころの思いで。小児ぜんそくで体が少し弱かったこともあり、運動が大の苦手。外で遊ぶより、どうしても家の中での遊びが多かった。"きいちのぬり絵"が大好きだった。あの大きな目可愛い洋服、ぬっているだけで夢や希望を与えてくれた。学校から帰って、ぬり絵をするのが、本当に楽しみだった。
今では、そのおかげで絵が大好きになり、絵手紙の講師になり、沢山の生徒を教えている。今の私があるのは、きいちのぬり絵に小さい頃、出会ったからだと思う。
・袋を開けるのがとても楽しみでした。どんな女の子が入っているのか、どんな洋服を着ているのか、季節感もありました。今度はどんなのかと待ち遠しく、わくわくの気持ちはきいちの名を聞くだけで、今も心踊ります。70目前の今も絵の仲間と描きの時間を共有して楽しみとしているは、原点はきいちのぬり絵だったかもしれません。
・幼い頃遊び相手は、キューピーちゃんでした。寒いときは裸で風邪をひくからと抱いて寝た覚えがあり、なつかしい思い出が残っております。
・生まれた赤坂のすぐそばが、一ツ木通りという名の道で、毎月6の日が縁日でした。何十年も前のことではっきりしませんが、地面にぬりえが並んでいて好きな絵をえらんだ気がします
来年は蔦谷喜一の生誕百年の年となります。楽しい企画をして参りますので、来年もご来館をお待ちしています。(館)