『海外ぬりえ』 研究室 No.17 今月は、韓国編です。
今月は韓国のぬりえをご紹介いたします。韓国のぬりえの一つは、”Smaile School1"というタイトルで、このぬりえはぬりえをしながら英語を勉強するアクティビティー本となっています。
このシリーズはいくつもあるようで、美術館にあるものだけでも、英語の動物名を覚える、英語で「自分の好きなもの」、例えばお人形(doll)や自転車(bicycle)を覚える、英語で赤(red)、黄(yellow)と「色」を覚える本等があります。
日本のぬりえの韓国版では、まず「ハム太郎」と「ミルモでポン」です。
これらの本は、日本のぬりえ本よりサイズ的にも内容的にもかなり豪華版になっています。まずシールがついていますので、シールとぬりえの両方をたのしめるようになっています。ぬりえは、左側に見本がついていますので、それをお手本に、ぬりえをするようになっています。
この他にも「ポンポンポロロ」、「シルバニアファミリー」などのぬりえ本が、同じような構成で販売されています。
以前中国の出版社に行ったとき、韓国のぬりえは中国でも人気があると言っていましたが、その韓国のぬりえは、日本のアニメのキャラクターのような目のパッチリした女の子のぬりえでした。
韓国のぬりえの傾向ならびに中国の話を合わせますと、日本、韓国、中キャラクターの好みが似ているのではないかと思いました。(館)