東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

前 2013年5月 | ぬりえ美術館のブログ | 2013年7月 次

2013年6月29日の記事

はる子、りょーちゃん、じゅりさんの「おにわのみず」

たくさんぬりえをしてくださって、ありがとうございました。夏のお庭の水撒きが上手にぬれていますね。向日葵がとっても生き生きとしています。(館)

Posted: Nurie : 13年06月29日 | ぬりえギャラリー

Makikoさんの「おにんぎょさんとおふろに」

「すごく久しぶりにぬりえをして、楽しかったです。夢中になりました。I love Kiichi!」
淡い色調ですが、お湯や風呂桶などの感じがよくでています。背景の丸い輪も水蒸気のようで可愛いですね。(館)

Posted: Nurie : 13年06月29日 | ぬりえギャラリー

無記名さんの「おつゆのおあじ」

背景をこう来ましたか?はっきりとした色合いが温かさを感じさせます。昭和30年代の絵ですが、現代のキッチンのように見えます。(館)

Posted: Nurie : 13年06月29日 | ぬりえギャラリー

トモ子さんの「ぬりえしましょう」

「10才の娘いせがまれて来館しました。今の子供にはキイチの作品は新鮮みたいです!!by  tomokoさん」
「とってもキレイでした!たのしかった~!(by minoriさん)」
感想、ありがとうございました。現代の子どもさんにもきいちを気に入ってもらえて嬉しいです。(館)

Posted: Nurie : 13年06月29日 | ぬりえギャラリー

2013年6月23日の記事

石田さんの作品

石田さんの作品も、yun先生のように、まるでお人形のようです。フリルを重ねたスカート、立体的な帽子、
デコレーションがいたるところにされていて、これぞ”デコぬりえ®”の醍醐味ですね。

Posted: Nurie : 13年06月23日 | ぬりえサロンギャラリー

斉藤さんの作品

色のまとまりが素敵です。へアスタイルを書き加えて、顔を小顔にみせたり、腕にはカーキのレース状を描いたり、オリジナリティー溢れたデコぬりえ®になっています。

Posted: Nurie : 13年06月23日 | ぬりえサロンギャラリー

6月のぬりえサロンギャラリー yun先生の作品

チロルのお人形のような作品になりました。スカート部分の高さは3~4センチはありそうです。

Posted: Nurie : 13年06月23日 | ぬりえサロンギャラリー

6月の大人のぬりえサロン

今月は、「はなつみのこ」というチロル風の少女をデコぬりえ®しました。



今月は、初めての方を含め7名の方がたが参加しました。毎月翌月の絵をお渡しして、イメージを膨らませて来ていただいています。それでは、yun先生から完成作品をご紹介いたします。

yun先生の作品

豪華なチロルの少女です。まるでお人形さんのようです。先生が昔着ていらしたワンピースの生地をつかって、スカートやエプロン部分を重ね合わせて、縫ってあります。背景には、フェルト地のウサギが飛び跳ねています。アルプスの山も見えているようです。先生の塗っている画材は、アクリル絵の具を使われていますので、大変ハッキリといえ色がでていますね。


富塚さんの作品

ドレスとエプロン、帽子などが、ふっくらと仕上がっています。籠の中の花を白い花で纏めているのもお洒落です。エーデルワイスでしょうか? 


斉藤さんの作品

オレンジ~赤~カーキで纏めて、モダンです。少女の腕は、カーキのレース状になっています。ヘアスタイルも書き加えて、小顔になっています。

石田さんの作品

石田さんの作品は、ドレス、花かご、帽子などどれもyun先生のように立体的になって、お人形のようです。背景には花柄の紙を使って、オランダの風車が見えます。


ひさよさんの作品

黄色とブルー、グリーン系でまとめて、夏らしさに輝いています。エプロンについている黄色の花が帽子にもついて、アクセントになっています。


川島さんの作品

初めて、デコぬりえ®に参加された川島さん。ドレスの裾、エプロンの飾り、帽子などにデコレーションをされました。帽子のお花がとても効果的です。次回は、もっとデコレーションしてください。


古川さんの作品

古川さんの作品は、途中までの未完成の作品ですが、チロル風な柄をポイントにした仕上がりになっています。帽子のリボン、スカートのお花など、デコレーションして爽やかな少女になっています。


館長の作品

今月は、お花でまとめてみました。色はラベンダーで、すこし大人っぽい少女おイメージです。花か簿の中には、きのこやりんごのデコレーションを入れて、背景のお花には、蝶々をつけてみました。


今月の「はなつみのこ」はチロルやオランダなど素朴な印象があるためか、だれもキラキラのラインストーンをつかっている人がいませんでした。イメージを大切にした結果が、このようになったのでしょう。
さて、来月は、「しゃぼんだま」をテーマにしたデコぬりえ®をいたします。
来月もどうぞお楽しみに。

Posted: Nurie : 13年06月23日 | 大人のぬりえサロン

2013年6月 9日の記事

6月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.19  今月は、 カナダ 編です。


今月の海外ぬりえは、カナダのぬりえをご紹介いたします。
カナダのぬりえ本も先月同様に、知人がカナダに行った際に購入して寄贈してくださったぬりえになります。



1.「Lil Bratz」のぬりえは、実は2001年アメリカ生まれのファッション人形のぬりえ本です。アメリカだけでなく、カナダでも人気となっているのでしょう。
Cloe,Jade,Sasha,Yasmin という4人のアイドルがいて、大きな顔にほっそりした体、アーモンド形の目が特徴です。
このぬりえ本は、海外には時々みかけるのですが、200ページほどあるような、非常に分厚いぬりえ本です。中味はぬりえ、パズルの他に、この人形のプロフィールを書き込んだり、予定表を作ったり、それぞれのお人形に着せるTシャツの柄を書いてみたりと自分で文章など書く部分も多く、今までのアクティビティブックとも一味違った本のなっています。このようなタイプのぬりえ本を日本では見たことがありませんので、日本でもこのようなぬりえ本があるといいなと思いました。


2.この本も、初めて目にするものでした。
白・黒の黒の部分がベロアで描かれたぬりえ本です。主人公はスポンジのボブと言います。ベロアの黒い部分に付属品でついているマジックのようなものでぬるとそこに絵が出てくるようです。“100色ものカラフルな驚きが魔法のように現れます”というキャッチコピーが書かれています。珍しいぬりえ本ですね。


3.やっと普通のぬりえ本がありました。
クリスマスのスノウマンが表紙で、中のぬりえもクリスマス関連の絵が描かれています。線がとても太いので、小さいお子さんにはとても描きやすいのではないかと思います。


私も海外の本屋さんに立ち寄ったときには、その国のオリジナリティーを感じられるものや日本では目にしたことがないようなものを探しています。カナダのぬりえには、その貴重性が感じられて、大変面白いと思いました。
来月もお楽しみに。


今月のエントランス

『しかになったおとうと』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
グリム童話の「森のきょうだい」のワンシーンです。魔法にかかって子じかになってしまった弟を見つめる少女の眼差しには、やさしさと愛情が溢れています。悲境の中にありながらも、美しい心と幸福への希望が表れています。


ぬりえ美術館情報
洗っても絵が消えない「きいちの石けん」が発売されました。石けんの上にきいちのぬりえがついています。
1個 735円(5種類)です。

Posted: Nurie : 13年06月09日 | 美術館ニュース

6月の美術館ニュース (1)

だんだん蒸し暑くなってきました。じめじめした梅雨の季節に入りましたが、新暦では日本の6月は梅雨どきですが、旧暦の6月は梅雨が明けた夏の酷暑の頃で、厳しい日照りで水が干上がり、「水の無い月」でした。もうすぐ夏本番。花火や海のレジャーが今から楽しみです。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。


6月のエントランスは、物語をテーマにしたぬりえを展示しています。



タイトル:りんごうりのおばあさんにおくりものをするせでい
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
寄贈者 :宮崎 ツヤ子氏

きいちは昭和22年に仕事を始めるときに、絵本を作りたい気持ちがあり、メリーさんとはなこさんという絵本を作っています。その後戦前からやりなれたぬりえを始めますが、そのぬりえの中に物語のぬりえをいくつか描いています。
今回展示している物語は、「青い鳥」、「オズの魔法使い」、「アルプスの少女ハイジ」、「森の兄弟」そして、ここで紹介している「小公子」です。

子どもの頃に読んだことがあるわ、と思い出される方も多いことでしょう。ニューヨークで生まれたセディが、イギリスの伯爵の祖父の後継者として、母とイギリスに渡っていくお話です。このぬりえは、ニューヨークのブルックリンで生活をしていたセディが別れる前にりんご売りのおばあさんにさよならをする場面を描いています。
昭和20~30年代、月刊雑誌を購入できるのは、クラスで数名という時代でした。それらを回し読みする時代ですので、ぬりえの中に描かれた物語も子どもたちにとっては、とても楽しい読み物兼ぬりえ、又はぬりえをしながら物語を覚えるいい手段であり、わずか5円か10円で物語が楽しめる、いくつもの楽しみがあるものだったのではないかと思います。
ひさしぶりに小公子など、昔読んだ絵本や物語を読みたくなりました。(館)

Posted: Nurie : 13年06月09日 | 美術館ニュース

6月の美術館便り

梅雨入りはしたものの、空梅雨が続いています。今年の夏が心配ですね。

2年ぶりに「海外のぬりえ調査」をしてきました。5月20日から6月4日まで、スペインはマドリードとバルセロナの2都市で実施してきましたので、概要をご報告いたします。
1.日本スペイン交流400年
今年は日本とスペインの交流400年にあたります。交流400年とは、1613年(慶長18年)仙台藩主伊達政宗が支倉常長を大使としてスペインとローマに派遣した慶長遣欧使節団が翌1614年(慶長19年)にスペインに到着し、フェリペ3世に謁見した時に遡るそうです。
この「日本スペイン交流400周年」の開幕記念行事にご出席のために、皇太子殿下が公式訪問をされます。このような記念すべき年にスペインで調査を実施できたのは、大変幸運であったと嬉しく思っております


2.スペインの印象
日本が空梅雨で、天候が例年とは違いおかしな天候ですが、ヨーロッパも異常な天候でした。マドリートとバルセロナのいずれもコートかジャケットにマフラーを巻いて、丁度いいほどで、太陽が燦燦と輝くという日はほんの数日でした。世界的に異常気象なのだと感じました。

マドリードでもバルセロナでも、大きなプラタナスの並木がいたるところにあり、緑の大きな葉の重なりが日陰をつくり、まるで都市の中にいながら森の中にいる気分を感じさせてくれます。
南の太陽の強さを軽減してくれる大事な並木なのでしょう。
また朝方になると歩道を水で綺麗に洗い流しているのです。マイヨール広場でもバルセロナのゴシック地区でも、ホースで水を巻き清掃していました。この光景にはビックリを通り越して、感激しました。清掃車も10数種類はあるそうで、スペイン人は綺麗好きなのだと聞かされました。家の中もとても綺麗にするそうです。
高校生時代に、シエスタのことを学びましたが、スペインではいまだに14時から16時まで
昼食、昼寝の時間でお店もクローズするところがあります。スペインでは昼食が一番大事な食事の時間だそうですので、たっぷり2時間のお休みがあり、ご自宅に帰って食事をするかたもまだまだいるそうです。10時にはお茶の時間もあります。
世界のグローバルスタンダードを考えると、日本であれば、世界との競争に打ち勝つために、シエスタの時間を変更するか、なくしてグローバルスタンダードに変えてしまいそうですが、そうでもない国があることが分かりました。何が大事かという価値観が経済や仕事重視の日本人と違うのだろうと思いました。なかなかその価値観を変えることは難しいですが、その価値観の違いの一端に触れることができました。


3.ぬりえの調査
例年の調査と同じように、スペインでも幼稚園(スペインでは学校と言われている)、美術館、図書館、本屋さんを巡り取材をし、お母さん方からもご意見もお聞きしました。
スペインの幼稚園では、ぬりえを使った授業が盛んに行われていました。いずれの学校でも、絵画教育を大変大事に考えられていることが分かりました。幼稚園では、テキストがあり、そこに描かれた絵に色をつけたり、切り取ったり、絵を塗りながら様々な学びに結びつけていました。
大変活発に活用されていましたが、日本のいわゆる「塗り絵」、例えば「きいちのぬりえ」や「キャラクターのぬりえ」の塗り絵の概念を変えたほうがいいのではないかと、沢山の幼稚園を見学して思いました。もちろんスペインでも本屋さんに沢山の塗り絵が販売されていますし、幼稚園でもマンダラの塗り絵を塗っています。しかし幼稚園のテキストや授業のなかでの塗り絵を考えたとき塗り絵とは大きな意味での「色を塗る」ことではないか、"色をぬる"という方向で考えたほうが適当ではないかと思いました。
私は従来様々な国の塗り絵を調査してきましたが、今までは塗り絵=きいちのぬりえのような塗り絵と思って調査をしてきましたが、それだけに限定するのではなく、「色を塗る」ことまで定義を広げたほうが自然ではないかと今回強く思うようになりました。


スペインでは、小学校に入学するまでに字を読んで書けるように幼稚園に要望されているそうで、abc や 1,2,3の数字に色を塗って覚える等に使われています。塗り絵をする際には、1.鉛筆の持ち方を教え、2.輪郭からはみ出さないように、3.きれいな仕上がりができるように努力すること、4.作業配分を考えること、5.自分の住んでいる世界を知るために同じ色で塗ること、例えば木の葉は緑色、キリンは黄色等。6.きちんと座って塗ることなど、子供たちが色を塗ることから学ぶことは沢山あるようです。
今回施設にいた子供を引き取ったというお母さんとお話をする機会がありました。彼女は現在5歳で、2年ほど前からお母さんと一緒に暮らしています。施設では塗り絵をすることがなかったそうで、塗り絵は輪郭からはみ出してはいけないことや色の名前を知らなかったそうです。すっかり私達は忘れてしまっていますが、色の名前なども家や幼稚園で色を使って塗りながら、覚えていたものなのですね。


最後に一番強烈なスペイインの印象ですが、どの幼稚園でも園長先生の個性が教育方針に生かされているそうで、「この幼稚園でされていることが、スペインの全てと思わないでください」ということでした。まさにこの言葉どおり、訪問した幼稚園では本当にそれぞれに違った方法で勉強をしていました。
スペインの調査報告の詳細は、別途HPでご案内をいたしますので、どうぞお楽しみに。(館)

Posted: Nurie : 13年06月09日 | 美術館だより

2013年6月 7日の記事

6月~7月の展示のご案内

6月~7月は、常設展示となります。
初夏を感じるぬりえから、少女のワクワク生活、憧れのワンランク上の世界、そして当時の少女たちの遊びなどを展示いたします。
梅雨の時期ですが、可愛いきいちの少女たちの笑顔を是非楽しんで、明るい梅雨タイムをお過ごしください。

Posted: Nurie : 13年06月07日 | トピックス

カテゴリー

最近のエントリー

月別アーカイブ

エントリーの検索

ぬりえのお店やさんは閉店しました。 ぬりえのアルバム 大人のぬりえサロン 海外のぬりえ研究室
Page Topへ