今年のぬりえサロンでは、ぬりえのコンセプトを2つをクロスさせて、デコぬりえ®を作成しています。例えば、3月のぬりえサロンでは、「ちょうちょのひるね」を選びましたが、4月のエイプリル・フールをかけて、ちょうちょが何かに酔っているというテーマにして、デコぬりえ®を完成させました。
4月は、5月の端午の節句をコンセプトに初めて男の子の絵「まほうのたまのおうじさま」に挑戦いたしました。男の子も初めてですし、アラビアのテーマも初めてでした。
さらに今回の注目点は、王子様がもっている「玉」の表現です。皆さんがそれぞれに違った玉を作っていますので、注目願います。
yun先生の作品
先生は、海のようにみえる背景に王子様の顔は浅黒く表現されました。王子様の洋服は二重に生地を貼っているようで、キラキラした生地の上に金糸の刺繍のある紫の服でした。金や宝石を沢山飾って、強烈なアラビアンになりました。
富塚さんの作品
アラビアと言えば、魔法の絨毯が頭に浮かびますね。王子様は絨毯の上に立っています。スパンコールのベストやベールなどキラキラと輝いています。
ひさよさんの作品
ひさよさんの作品は、王子様の服のデコレーションが大変凝っています。袖の部分を切り抜いてベストを作っています。ペーズリー模様のパンツもアラビア風に見えますね。大きな宝石を帽子につけていますが、少しも違和感がありませんね。
石田さんの作品
背景が素晴らしいですね。魔法の玉から光がでたように見えます。金糸が玉の周りにつけられ、光の輝きを表現しています。パンツは描いた上に透ける生地を膨らませて作っています。大きなルビーのような宝石が素敵です。
千葉さんの作品
帽子についたベールの表現が素敵です。パンツも2つの素材、色をつかっています。背景には蝶々が飛んでいますが、魔法の玉から飛び出してきたのかもしれません。
田中さんの作品
深い緑のスパンコールの洋服に金のラメが聞いています。反対に帽子のベールが銀で描かれています。色が統一されていて、大変纏っています。
大久保さんの作品
初参加の方の作品ですが、帽子のベールに銀の生地を使い、素敵な魔法の玉をデコっていらっしゃいます。王子様ですから、金と銀が必須ですね。
斉藤さんの作品
今回は未完成な状態です。ラインストーンの扱いが大変素敵です。小さいラインストーンを上着や帽子・帽子のベールに丁寧にデコしています。アラビアには金・銀のほかにこのような宝石も似合いますね。
館長の作品
他の方が夜のような背景の中で、館長の作品は蜃気楼の中のイメージで白いレースを使いました。遠くにはお城が見えます。玉にはフワフワしたものを使っています。帽子の飾りや袖口、足首に玉のついた飾りを使ってみました。
それぞれのアラビアンが完成いたしました。
ぬりえは十人十色といわれていましたが、デコぬりえ®にしますと塗る色だけでなく、デコする素材により、ぬりえよりさらに、更に違いがでてくるものです。その違いが面白いですね。
また来月のデコぬりえ®をお楽しみに!!