東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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2015年1月31日の記事

森山正男様より寄贈していただきました

北海道新聞をご覧になって、ぬりえ美術館を知った札幌の森山様より、美空ひばりさんの大きなぬりえとまつおの洋装、和装の花嫁さんのぬりえを寄贈していただきました。


今回のような美空ひばりさんの顔写真を使ったぬりえというものを初めて拝見しました。いつか美空ひばりさん特集をしてみたいなと思います。
貴重なぬりえを寄贈いただきまして、大変ありがとうございました。

Posted: Nurie : 15年01月31日 | 寄贈・寄託

北海道新聞に掲載されました

1月23日の北海道新聞夕刊に、「蔦谷喜一さん没後10年」として、きいちのぬりえが大きく掲載されました。
きいちのぬりえが人気の昭和20~30年代、一番売れていた地区は北海道だったときいちから聞いています。その北海道の新聞に取り上げられたことは大変嬉しいことです。
中にぬりえが一枚掲載されていますので、どうぞぬりえも楽しんでください。

Posted: Nurie : 15年01月31日 | お知らせ

2015年1月17日の記事

ひさよさんの作品

クローバーが輝いている草原に黄金色のひつじとはっきりとした色あいのシャツとパンツの少女が浮き立っています。

Posted: Nurie : 15年01月17日 | ぬりえサロンギャラリー

Monezumiさんの作品

背景のブルー系と上手くマッチした少女の服装が素敵です。ひつじの色にも凝っています。

Posted: Nurie : 15年01月17日 | ぬりえサロンギャラリー

yun先生の作品

アルプスの少女のようなひつじ飼いの少女とひつじのようです。お花が咲き乱れる草原が春らしく新年の夢に溢れているようです。

Posted: Nurie : 15年01月17日 | ぬりえサロンギャラリー

1月の大人のぬりえサロン

新年初めの大人のぬりえサロンでは、今年の干支である「ひつじ」を描いているぬりえをデコぬりえ®してみました。春らしい色彩を意識してみました。


yun先生の作品

アルプスの少女ハイジのようなひつじ飼いの少女とひつじのイメージですね。花が咲き乱れる草原に赤いスカーフ、パンツと靴がアクセントになっています。 ひつじについているスカーフやハートやリボンがひつじの気持ちを浮き浮きとさせているようです。


ひさよさんの作品

yun先生と同じ背景ですが、全く違って見えます。少女とひつじが浮き立っています。格子柄のシャツと緑のパンツが効いています。羊を飾る綿を中心部分に少しつけて、周りだけ色をぬっていますが、この方法もひつじを際立たせているようです。

Monezumiさんの作品

こういう色あいのひつじもいましたね。背景にうまく溶け込んでいる色の使い方が大変上手です。

館長の作品

ひつじ飼いの少女は、カジュアルなジーンズっぽい服にして、今流行のアーガイルの靴下を履かせました。
ひつじはハートやダイヤなどアリスのようなイメージです。背景に選んだ柄が白地でしたので、若草色のパステルをぬって、草地のようなイメージにしてみました。


来月は、卵をもった少女のぬりえをデコいたします。
来月もお楽しみに!

Posted: Nurie : 15年01月17日 | 大人のぬりえサロン

2015年1月12日の記事

今日子さん5年生の「ようはつのおよめさん」

ブルー系で纏めて、そお中にアクセントのお花がカラフルに咲いて、素敵です。(館)

Posted: Nurie : 15年01月12日 | ぬりえギャラリー

友紀子さんの「オルガンひきます」

頬紅の入れ方で、とても恥らっている様子が感じられ、可愛いです。(館)

Posted: Nurie : 15年01月12日 | ぬりえギャラリー

ARIさんの「ぬりえしましょう」

紫とピンクでとても大人っぽい少女になりました。真っ赤な唇、イヤリング、ネイルがアクセントになっています。(館)

Posted: Nurie : 15年01月12日 | ぬりえギャラリー

○に「け」さんの「おふりそでではねつき」

お振袖のイメージは、赤にピンクでしょうね。12日の成人の方が美術館の前を歩いていましたが、その方の振袖も赤でした。(館)

Posted: Nurie : 15年01月12日 | ぬりえギャラリー

さとるさんの「はなかご」

今年も早々にご来館をありがとうございます。
1月ですけれど春を意識した黄色とピンクの組み合わせが季節の先取りでいいですね。(館)

Posted: Nurie : 15年01月12日 | ぬりえギャラリー

2015年1月10日の記事

1月の美術館たより

今年も皆さまにとって、健やかで幸多い年でありますよう、お祈りいたします。

昨年は、きいち生誕100年の年でしたが、今年は蔦谷喜一没後10年の年であります。
この一年をきいちのぬりえの可愛さ、美しさを伝え、少女の憧れの世界を描いたぬりえをこれからも伝えていく年としたいと思っています。

きいちとぬりえについて
戦後の昭和22年から40年ころまで、少女に絶大な人気があったぬりえが「きいちのぬりえ」でした。当時ぬりえは大変な人気で、40人ほどの作家がいたと、きいちが語っていましたが、その中でも一番人気があったのが、きいちのぬりえでした。
「きいちのぬりえ」とおもちゃに作家の名前が付いたのもきいちが最初だといわれています。


日本の現代アートの第一人者である村上隆氏が蔦谷喜一を称して、「まだ貧しかったあの時代の、少女たちの美へのあこがれに応え、「想像力」を喚起した。芸術家です」ときいちがなくなった時に朝日新聞にコメントされています。


きいちのぬりえの特徴
ちょっと四角い大きな顔に、ぱっちりした大きな目、そして太い足の三、四頭身の女の子、というものでした。あのような少女の顔が、当時の少女の理想像だったのではないか、と私は思っています。
そして、三、四頭身というのは日本人が考える「可愛らしさ」であり、今流行の「可愛い」の原点は、きいちのぬりえの少女ではないかと思っています。

「蔦谷喜一」とは、とのような人物だったのでしょうか。
本名は、蔦谷喜一。大正3年に東京は京橋区新佃ということころで、紙問屋の五男で、九人兄弟の七番目として生まれました。
新聞社に紙を納める紙問屋の息子として、何不自由なく育ちます。流行のファッションに身をつつみ、お隣の銀座を闊歩するモダンボーイでした。


きいちは、子供のころから絵が好きで、特に人物画が得意だったそうです。 
昭和6年。17歳の頃です。帝展に出展されていた山川秀峰の「素踊」をみて、自分の夢は何か、ハッキリと自覚するようになったきいちは、川端画学校で日本画を習い、クロッキー研究所というところで裸婦デッサンなどを勉強しています。


昭和15年。きいちが26歳。川端画学校の友人がぬりえの仕事を持ってきました。歌舞伎が好きだったきいちは、歌舞伎をテーマにしたぬりえや美人画のようなぬりえを描き、人気となっていきました。
戦争になり、中断。
戦後の1年は築地に駐留していた米兵の、恋人や奥さんの肖像画を掛け軸に描く仕事をしていました。100枚くらい描いたそうです。きいちの絵がバタ臭いといわれますが、この頃の影響かもしれませんね。


その後、昭和22年より本名の「きいち」でぬりえに本腰を入れて、毎月100万部、ピーク時には160万部とも220万部とも言われるほど爆発的な人気となりました。


戦後の貧しい日本で、子どものお小遣いでも購入できるぬりえに美しい世界を提供したきいち。生涯現役で絵を描いたきいちは、2005年91歳でなくなりました。


あれから10年。
きいちが亡くなっても、当時の少女の心に様ざまな思いを残しているようです。ぬりえ美術館に来館される方々は、子どもの頃にどれほどきいちのぬりえに憧れ、美しい世界に心が満たされたか、思い出を語ってくださいます。
これからも皆さまの心を熱くしたきいちのぬりえを後世の方々に伝えるべく、ぬりえ美術館を運営していきたいと思っております。


これからもご支援をどうぞよろしくお願いいたします。(館)

Posted: Nurie : 15年01月10日 | 美術館だより

2015年1月 4日の記事

1月の美術館ニュース(2)

『海外ぬりえ』 研究室 No.39  今月は、オランダです。

今月はオランダのぬりえ本をご紹介いたします。 

オランダといえば、やはり「ミッフィー」ですね。

オランダ語では、子うさぎを意味する「ナインチェ」と呼ばれています。
ナインチェは、1955年にグラフィックデザイナーであったディック・ブルーナにより描かれたうさぎを主人公とした子ども向けのお話のない絵本でした。従来の写実的な絵の絵本ではなく、現代芸術運動の流れを汲む当時としては斬新なキャラクターでした。

彼が描くシンプルな線とはっきりとした原色の青、赤、白、黄色、緑の色彩で描かれたキャラクターは子どもたちの人気となりました。この色彩は、ブルーナカラーと呼ばれているそうです。独特の色彩ですね。


日本には、1964年に石井桃子氏の翻訳で「ちいさいうさこちゃん」として出版され、
人気となりました。


ナインチェの絵本は世界約40ヶ国語に翻訳されて広く親しまれていますが、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクではオリジナル名である「ナインチェ」の名前で発行されています。「ミッフィー」とは英語及び英語からの訳による版で見られる名前だそうです。
ただし英語での展開の広さ、日本の大手出版社による販路の大きさや出版媒体の多彩さから、こちらの名前「ミッフィー」の方が広く普及していますね。

ミッフィーは基本的に全て正面か後ろ姿で描かれ、横顔になっているカットはないそうです。これには「キャラクターたちはいつも、本と向き合っているあなたのことを見ている」という、ブルーナの深い愛情のこもった意味があるのだそうです。


さて、ぬりえのほうはさしずめミッフィーの冒険のようなお話で、ミッフィーが凧を揚げて鳥を見たり、スケートをしてみたり、雨の日に傘をさしてみみずを見たりなど、子どもたちが好きな行動をミッフィーがしている構成になっています。


シンプルな中にも温かさのあるミッフィーは、可愛いらしくて世界中で人気となるのも、最もですね。


来月はスイスのぬりえ本をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに。


今月のエントランス

『にほんがみ』
年代:昭和30年代
作者:きいち
佐藤 章子氏寄贈

髪を結って、とても豪華なかんざしを飾っています。お正月には日本髪を結った人を見かけたものでした。舞妓さんみたいに可愛いです。


メディア掲載情報
●東京都交通局の情報誌「とでんで」のTODEN-BURARI TABIで、紹介されています。


【展示室のご案内】
●第5回ぬりえコンテスト優秀作品14点を展示しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。

Posted: Nurie : 15年01月04日 | 美術館ニュース

1月の美術館ニュース(1)

明けましておめでとうございます。今年も皆さま方に楽しんでいただけるように、可愛いぬりえを展示してまいりますので、ご支援賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 


    
タイトル:はごいたもって
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

1月のエントランスは、楽しいお正月をテーマにしたぬりえを展示しています。
門松の前で、大きな羽子板をもった晴れ着姿の大変お正月らしいぬりえです。
この少女がもっている羽子板は、実際に羽を付いてもいいのですが、大きくて重すぎますので、飾っておく"飾り羽子板"と呼ばれるものになります。


羽子板は、女の赤ちゃんが生まれて初めて迎えるお正月を「初正月」といいますが、日本では遠い昔から初正月を祝って、赤ちゃんの祖父母・おじ・おば・お仲人・親しい友人などが、羽子板を送る習慣がありました。ちなみに男の子には破魔弓を贈ります。

羽子板には初めは絵具で左義長(正月が終って門松などを焼く宮中の行事)を描いていましたが、江戸時代から歌舞伎の俳優を押絵で作って板にはったものが流行したそうです。お正月の羽根突きは、江戸の昔から女の子の遊びです。そしてこの羽子板は、赤ちゃんの無病息災のお守りの意味も持っているのだそうです。


今ではこのぬりえのような風景をみることは少なくなり、女優さんたちのポスターやカレンダーに見ることができるくらいでしょうか。


皆さまの今年一年のご多幸とご健勝をお祈りいたします。(館)

Posted: Nurie : 15年01月04日 | 美術館ニュース

新年明けましておめでとうございます。

きいち没後10年の年、皆さまの思い出を揺さぶり、心の応援になるような作品展示をしてまいります。

皆さまにとって幸多い年となりますようお祈りいたします。

Posted: Nurie : 15年01月04日 | トピックス

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