東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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2020年11月16日の記事

第11回ぬりえコンテストのお知らせ

10月31日に締め切りましたぬりえコンテストは、142名の方々の応募をいただきました。大変ありがとうございました。コロナで家にいる時間が長い時に、とても良い企画であった、楽しめた等、という感想をいただいております。現在選考をしております。優秀作品の展示は、2021年1月~2月を予定しております。どうぞ今暫くお待ちくださいますようお願い申し上げます。

Posted: Nurie : 20年11月16日 | トピックス

2020年11月15日の記事

年末年始のお知らせ

今年の年末は、12月20日(日)まで開館いたします。
新年は1月9日(土)より開館いたします。ご来館をお待ちしています。

Posted: Nurie : 20年11月15日 | トピックス

2020年11月10日の記事

画像の埋め込み登録のテストです。

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 幼少時分より人物画を好んで描いていたきいちは、17歳の時、帝展で山川秀峰の「素踊」の絵を見て感銘を受け、画家の道に入ることを決意。
TestImg.jpgのサムネイル画像昭和15年(1940)、きいちが26歳で「フジヲ」を名乗り描いたぬりえが、子ども達の間で、人気を博す。
 昭和22年(1947)、本名の「きいち」の名でぬりえを発表し、昭和23年(1948)頃からは、きせかえを制作。昭和40年頃までぬりえ作家として活躍。
「きいちのぬりえ」は、平均すると月に100万セット、最高時には160万セットを販売するにまで至り、名実共に日本を代表するぬりえへと成長した。

 その後「きいちのぬりえ」は、昭和53年(1978)、資生堂ザ・ギンザの「アート・スペース」で開催された「キイチのぬりえ展」をきっかけに、再び脚光を浴びることとなり、 以来、時代の変化に寄り添いながら、今日までその人気は続いている。
晩年、きいちは、童女を描く「童女画」や「美人画」に取り組み、「美しさ」への願望を飽くことなく絵の中に見出そうと、生涯現役の画家として平成17年(2005)、91歳で亡くなるまで筆を取り続けた。

Posted: Ziromin : 20年11月10日 |

2020年11月 1日の記事

11月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 No.22   ☆きいち没後15年☆

今年はきいちの没後15年に当たります。これにちなみまして「きいち千夜一夜」と題しまして、きいちについてご紹介していきたいと思います。

【まさの存在】
私は私なりに家族を大切に、特に家内のことはいつも考えていたつもりだけど、実際はどうだったか、ちょっと自信のないところもあるなあ。

小柄でおっとりとした雰囲気のまさは、喜一の妻と紹介されると。ほとんどといっていいほど、「ぬりえのモデルですか?」とお質問を受ける。これについては、常に曖昧な返事でごまかしてきた喜一だが、まさがモデルであることにハッキリとした自覚がないとすれば、それほど彼女の存在が喜一の意識の深層まで達しているからなのだろう。いつもそばにいてこまごまと世話を焼き、小さな手で縫物をするまさは、どんな時も喜一にはかけがえのない存在であり続けたに違いない。

秀峰の「素踊」に心打たれた、女性はこの絵のように美しく、汚れのないものであるべぎだと信じて疑わない喜一の女性に対する神話が、結婚しても崩されることがなかったのは、ひとえにまさのちからといえるだろう。
「話によると、娘時代は、しっかりとして、気の強いほうだったみたいですよ。それが私と結婚したことで、人生観が変わったって言ってますよ。のんびりしちゃたって」

嫁いで二か月も経ったころ、喜一に”なにか着物か帯の端切れのようなものがないかな?”と聞かれたまさは、男物のしゅすの帯を出して渡した。するとまもなく、それが立派なハンドバッグにつくり替えられて、まさにプレゼントされたのである。丁寧に口金まで付いていて、どこへ出しても恥ずかしくないバッグを簡単に仕上げてしまう夫に、まさは大層驚かされた。和裁が得意といっても、教えられたことだけを忠実にやってきた自分と違って、自由な発想でなんでもつくってしまう夫の才能がうらやましいと思った。

「絵を描くだけでなく、昔から、あれこれ考えてものを作り出すというのが好きなんです。娘にも着物の端切れでハンドバッグをつくってあげたりしましたよ。フジヲの名前でぬりえを描き始める少し前だったと思うんですが、フランス人形や日本人形をつくることに夢中だった時期もありました。東京、青山の姉の家に少しの間居候していましてね、暇さえあれば、近所の手芸屋さんに行って、毛糸や布を眺めていました」

日本人形の日本髪用の小さな櫛まで、手づくりで何本もつくるというい熱の入れよう。自己流でつくった人形だったが、少しずつさまになってくると、手芸店の店先に商品として飾られ、それで収入を得ることもあった。
この人形づくりの技は、まさがつわりに苦しんでいた時にも役立った。昭和二十二年~二十三年といえば、戦後でちょうどもののない時代。具合の良くない妻の気持ちを紛らすものはないかと、家中の端切れを縫い合わせて、洋裁の愛らしい人形をつくったのだ。


参考図書 「わたしのきいち」 小学館


今月の一枚

「じょうおうさまのようにきれいなくじゃく」
作者:きいち
年代:
昭和30年代

くじゃくが大きく羽根を広げ、まるで女王様のようです。そのくじゃくに負けないお洒落なスカートをはいた女の子は、くじゃくと一緒に私を見て、と言っているようです。


ぬりえ美術館情報
10月5日から開催されたぬりえコンテストの募集が31日に締め切られました。
今年も沢山のご応募をいただきまして、大変ありがとうございました。

11月~12月に厳正なる審査をし、優秀作品を選定いたします。それらの
優秀作品は1月~2月に美術館に展示、ならびにHPに掲載いたします。

Posted: Nurie : 20年11月01日 | 美術館ニュース

11月の美術館ニュース(1)

紅葉の便りがあちこちから聞かれ、秋が深まっています。日本ではGO TOキャンペーンが開催されていますが、ヨーロッパではコロナの第二波により再びロックダウンが行われているようです。冬に向けて日本でも拡大しないように、三密、手洗いなど気を付けていきましょう。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 

タイトル:ウールのネッカチーフ
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

  
11月のエントランスは、「おめかししてお出かけ」と題しまして、お洒落がテーマのぬりえを展示しています。

ネッカチーフという言葉を最近は聞かなくなりました。今はスカーフと言いますね。
昭和20~30年代は、ネッカチーフを被ったり、首に巻いたりしていました。昭和28年の映画「君の名は」では、ヒロインの真知子が巻いたスカーフの結び方が“真知子巻き”と呼ばれて、映画と共に流行しましたので、覚えていらっしゃる方も多い事でしょう。

大人でも子供でも、ネッカチーフと呼んで頭に巻いていました。昭和34年の頃の誕生日会の写真がありますが、春に新宿御苑で友人たちと誕生会を開いたのですが、ネッカチーフを被った私が写真に写っています。ネッカチーフもファッションの一つですから、寒さとは関係なく春にも巻いていたのでしょう。 


ネッカチーフだけでなく、お出かけの時には帽子も被っていました。今も小学生は登校のときに帽子を被っていますが、その帽子とは違うお洒落な帽子を女の子だけでなく、男の子も被って遊びにいったものです。余裕のある時代だったのでしょうか。懐かしく思い出します。


今年はマスクをするのが当たり前の生活になりました。お出かけの際にはマスクをお洒落にして新しい世活を楽しんでみてはいかがでしょうか。(館)

Posted: Nurie : 20年11月01日 | 美術館ニュース

11月の美術館便り

今年は春に始まったコロナが夏には鎮静化するか、と思っておりましたが、東京では相変わらず100人、200人の感染者が出ており、まだ終息をみておりません。引き続き、コロナに感染しないように、三密を避け、手洗いをして、感染しないように注意をいたしましょう。


家で過ごす生活が長くなりましたが、いつの間にか今年も残り二か月となりました。何もしないうちに、何もできないうちに暮れを迎えるような気がします。
ぬりえ美術館では、3月末から5月一杯臨時休館をし、6月から感染予防をしながら開館を始めました。「感想ノート」に記入していただきました来館者の声をご紹介したいと思います。

 
6月14日(日)
・4回目の来館です。花の絵を描くのが好きです。こちらの美術館も、とても好きです。 あや子

・横倉さんに紹介いただき、娘と西村さん 4名で来館。昭和のかおりが多分に感じられました。小学生の娘には題材があまり理解できないようですが、そのうち絵画のひとつとして、分かってくるとおもいます。もう少し大きくなってからまた連れて参ります。高田東一、真央


8月2日(日)
・インターネットで作品を見つけ、「きもの」を購入しました。美術館のことを知り、ぜひ訪れたい!と思い、夫婦でお邪魔しました。日本舞踊の塗り絵を制作しており、参考に、と拝見しておりました。きいちさんも名取であったといいうことや、舞踊の作品が沢山みられてとても嬉しく思いました。そして、このノート! たくさんの人に愛されていた塗り絵たち、きいちさんのことを想像するだけで、心がほっこりします。私もそのような塗り絵が作れるようにがんばります!! 俺の日本舞踊 梅澤 

・昔話、おとぎ話シリーズのぬり絵がかわいかったです。時代を追っていける姿、そういう様子が長く愛されるゆえんでないかと思いました。


8月29日(土)
・私はS.19年生まれです。子供の頃からきいちさんのぬり絵で遊び、日々楽しみながら過ごしました。70代になって、きいちさんのぬり絵が懐かしくてたまりません。すぐに全商品を注文しましたが、残念なことに何点かが無く、こちら様にお電話をして、何点かは在庫が有るとの事でした。すぐにお伺いしました。来館させていただいてほんとうに良かった。ビデオを拝見、お人柄に感動です。奥様も美人ですしモデルにされた事が「なっとく」です。本当に「きいちゃんのぬり絵」と共に私の人生が楽しみになってきました。ありがとうございました。ほんとうに来館して良かったです。神奈川県秦野市在住 佐藤 佐和子

9月5日(日)
・本日2回目の来館です。コロナで2回目が遅くなりました。前回は息子と本日は私一人でゆっくりした時間をすごさせていただきます。 根本 君子


9月13日(日)
・2回目です。ぬり絵、またやってみたいです。 たての  ごだま

・きいちのぬりえ、大好きです。また来ます。


日時不明
・荒川シャルソンのイベントに参加して、その途中で参加しました。ぬりえ、いいですね。ありがとうございました。 はしもと


9月27日(日)
・50歳を越したおじさんが何故か来てしまいました。 桂 良典


10月11日(日)
・草加でぬり絵教室をやっていますので、新聞でぬり絵美術館のことを知りお邪魔しました。

・タイムスリップしましたが、今でも新鮮でした。早速教室でみやげ話をしようと思います  山本


10月21日(土)

・小田原から来館しました。
夏にも一度来て感動しましたので、再来館しました。今回もぬり絵を購入して、お年寄りの方にプレゼントします。以前もおみやげしてとても喜ばれたので。
館長さんも、すてきな方ですね。なぜか「ホット」する時間をいただきました。ありがとうございました。又、来館したく思います。 佐藤 佐和子
 

コロナ禍の中、ご来館をいただきまして大変ありがとうございました。来館された方それぞれにいろいろな思い出があります。その思い出にきいちのぬりえが関わっていた、ということはとても嬉しいことです。子どもの成長期にこころを育むぬりえが、スパイスのようになって子どものこころに影響を与えていた、ということが思われます。 これからもぬりえの熱い思いを胸に、続けて参ります。(館)

Posted: Nurie : 20年11月01日 | 美術館だより

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