東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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2020年4月28日の記事

ドラえもんの小学館からの楽しい提案

在宅している子どもたちに向けて、「ドラえもん」などでおなじみの小学館が、以下のようなサービスを開催されていますので、ぬりえ美術館のHPでもご紹介いたします。その中には「きいちのぬりえ」もあり、自由にダウンロードしてぬりえをすることができます。以下をクリックすると、小学館の「うちスタ」のサイトにアクセスできます。
https://www.shogakukan.co.jp/pr/uchist/

Posted: Nurie : 20年04月28日 | トピックス

2020年4月25日の記事

臨時休館継続のお知らせ

4月に続きまして、5月も新型コロナウィルス感染防止のために、臨時休館をさせていただきます。今日は、ゴールデンウイークの初日ですが、今年は感染を防ぐために、Stay home!でお家にいましょう。

Posted: Nurie : 20年04月25日 | トピックス

2020年4月19日の記事

4月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 No.16 ☆きいち没後15年☆

今年はきいちの没後15年に当たります。これにちなみまして、「きいち千夜一夜」と題しましてきいちについてご紹介していきたいと思います。

ぬりえの衰退

-家も仕事も失って、それでよかったというわけではないけど、なにかを失うということは、同時に大切なものを発見したりなにかを得ることでもあるんですね。

昭和三十五年(1960)年、NHKと民放各局がテレビのカラー放送を開始すると、子供たちはどんどん映像の世界へと引き込まれていく。これを受け、昭和三十六年に初の国産アニメーション「鉄腕アトム」が放映されると、「狼少年件」などが後に続き、以後アニメブームへ突入していくのである。


そして、このころからぬりえの人気は下降線を辿り始める。少女の中にぬりえやきせかえ遊びに熱中する者がいなかったわけではないのだが、ただし、彼女たちが夢中になったのは少女マンガの世界から次々に登場する魅力的なキャラクター。駄菓子屋ではなく書店へと走り、人気主人公のぬりえやきせかえの付いた雑誌を買い求めていたのだ。そんな中、喜一の描く、名もなくかわいい女の子の存在はいつしか忘れられていくのである。
 三十九年ごろになるとぬりえはいよいよ売れなくなり、従って喜一の収入は急激にダウン。贅沢な暮らしにも翳りが見え始める。もともとぬりえに変えていたというわけではないのだから・・・と、喜一自身はこの事態を深刻にうけとめようとはしなかったが、家族にとっては、突然、奈落の底に突き落とされたようで、不安な時期だった。四十年には、石川松声堂の社長が買ってくれた思い出深い家も手放すことになる。


「私は根がのんきな人間だから、家を売るときだってね、まあ、また描けばなんとかなるだろうなんて感じでね。
その時は家内の気持ちを察するということもなかったかもしれない。家を売る日、彼女はいつもの通りで、笑顔を絶やさなかったし。その日の売却に立ち合った修繕屋は、家に帰って自分の奥さんにいったそうです。”蔦谷さんの奥さんは、家を売るって時も笑っていた。お前もな、ああいう気持ちで生きなくちゃだめだぞ”って。でも、今考えると、その笑顔の裏に本当はどんな気持ちが込められていたのか・・・」

お針の弟子たちは里に返し、手伝いの者にも暇をだして、借家住まいが始まる。
喜一の脳裏が幼いころに聞いた母親の言葉がよぎる。まだほんの幼いころ、易者が喜一の足の裏を見て、両方の土ふまずにあるほくろに、”この子は住居が定まらない”と言った。喜一が成長してからも、母はその時のことを気にしていて、”お前は、いつか外国にでも言ってしまうんじゃないかしら”と呟いていたが、その予言がこんな形で的中するのはかなわなかった。しかし、実際には現在住んでいる春日部市の家を購入するまで、練馬区、川越市、上福岡市など、いくつもの借家をてんてんとすることになる。
参考図書 「わたしのきいち」小学館


今月のエントランス


「おはなみ」
年代:昭和30年代
作者:きいち


今年はコロナの影響で、お花見は自粛となりましたので、残念ですが、
桜の次にはツヅジ、藤など開花していきます。
花に罪はありませんので、気持ちよく愛でてあげたいですね。


ぬりえ美術館メディア情報
○外出自粛などで在宅を余儀なくされている子供たちのために、子供ぬりえコンテストを開催いたします。ぬりえ美術館のHPからも台紙をダウンロードできますので、奮ってご応募ください。お待ちしています。


展示室のご案内
☆新型コロナウィルス感染症の感染拡大を防止する観点から4月一杯休館中です。今後につきましては、HPでご案内いたします。

Posted: Nurie : 20年04月19日 | 美術館ニュース

4月の美術館ニュース(1)

新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、ぬりえ美術館も4月一杯臨時休館をしています。今後につきましては、HPにてお知らせいたしますので、宜しくお願いいたします。
皆さまもくれぐれも“三密の状態”に注意して、コロナから身を守ってください。

ぬりえのこころ -今月の一枚- 

館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
   

タイトル:れんげのはなでなわとび
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

4月のエントランスは、「春の花、花」と題しまして、春の花をテーマのぬりえを展示しています。
れんげの花を長くつないで作った縄跳びで、縄跳びをする女の子。
今では、れんげのピンクの花を見ることも少なくなって、縄跳びほどのひもをつくることはとても大変なことになってしまいました。
昭和20年~30年代、私の子どもの頃の埼玉の田舎では、春になると畑にれんげの花がどこにでも咲いていたものです。東武電車の車窓の左右に、れんげ畑が広がり、その花をみると「ああ、田舎に帰ってきたのだな」と感じることができました。

れんげ畑の中に入り、花を摘み、花の茎に穴をあけて別のれんげの花の茎をその穴の中にさしていき、ひも状にしていきます。花の冠や腕輪など、いろいろなものを作ることができました。


私の田舎は桜の花で有名なところでしたので、桜の土手にいきますとれんげとはまた別の草花があり、それらの花をみつけては摘むのも楽しいことでしたが、れんげの花は単に摘むだけでなく、冠や腕輪などをつくることができるので、子どもたちには面白かったのでしょう。
どこにでもあると思っていたれんげの花を見ることが少なくなったのは、電車の沿線が住宅地に変わったこと、化学肥料が使われるようになったので、レンゲの種を蒔く必要がなくなったからなのですね。


春には様々な花が開花しますから、それらの花を観賞して楽しみましょう。(館)

Posted: Nurie : 20年04月19日 | 美術館ニュース

2020年4月13日の記事

子供ぬりえコンテスト2020(小学生以下限定)のご案内

子供ぬりえコンテスト2020
4月17日(金)より、東京新聞の朝刊に「子供ぬりえコンテスト2020」(小学生以下限定)の募集案内が掲載されます。募集締切はは5月29日(金)必着です。
ぬりえ美術館のHPでもご案内いたします。沢山のご応募をお待ちしています。

Posted: Nurie : 20年04月13日 | トピックス

2020年4月11日の記事

子供ぬりえコンテストのご案内

学校の休校ならびにお家にいることを余儀なくされている子供たちが楽しめるように、子供ぬりえコンテストを開催予定です。コンテスト詳細はぬりえ美術館HPならびに東京新聞に近々掲載予定です。美術館も休館中ですが、HPならびに新聞紙面のぬりえを楽しんでいただけたら幸いです。

Posted: Nurie : 20年04月11日 | トピックス

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