東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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2020年5月29日の記事

子供ぬりえコンテスト2020(小学生以下限定)の作品募集

外出自粛などで在宅を余儀なくされている子供たちのために、子供ぬりえコンテストを開催いたします。この企画は、小学生以下限定です。
「子供ぬりえコンテスト2020」の課題ぬりえは、きいちの「くつがなる」です。ふるってご応募ください。
ご応募頂いた作品の中から、ぬりえ美術館館長の厳正な選考の上、優秀作品20点を選び、ぬりえ美術館のホームページに発表し、賞品としてぬりえ美術館オリジナルグッズと、ボールペンで有名なBIC Japan様よりBicキッズお絵描きグッズをプレゼントします。
ダウンロードページより課題のぬりえをダウンロードしてご応募ください。

課題ぬりえダウンロード(別窓)→《子供ぬりえコンテスト2020課題ぬりえ》
(クリックして開いたページを保存してください。)

 
子供ぬりえコンテスト2020
 
課題ぬりえダウンロード
「子供ぬりえコンテスト2020」の課題のぬりえをダウンロードして、ぬりえの人物の絵だけでなく、背景や服なども自由にアレンジして頂いて結構です。あなたのイメージで自由に描いてください。
 
【応募方法】
上記のコンテスト課題ぬりえをダウンロードして頂き、プリントして枠線で用紙を切り抜いて、あなたの自由なイメージの世界のぬりえを描いてください。
ぬりえの裏面または別紙に
 
①ぬりえは好きですか?
②どんなぬりえをしていますか?
③どんな時にぬりえをしますか?
④この特集の感想
⑤住所 ⑥氏名 ⑦年齢 ⑧電話番号
などを明記して頂き、下記あて先までお送りください。
 
※応募にあたって
・今回のコンテストは「小学生以下限定」ですので、ご了承ください。
・優秀作品の発表は7月からHP上で予定しております。
・ぬりえの台紙はB5サイズまで拡大コピーしてぬりえをして頂いて結構です。
・作品は返却致しかねます。
・頂いた個人情報は、この企画開催のためのみに使用させて頂きます。
 

【応募先】
〒100-0011 千代田区内幸町2-1-4 日比谷中日ビル3F
株式会社 東京アドレップ 子供ぬりえコンテスト係
 

【応募締切】
2020年 5月29日(金曜) 必着です。

Posted: Nurie : 20年05月29日 | お知らせ

2020年5月28日の記事

小学館から家ごもりを強いられている子どもたちへの楽しい提案です

きいちのぬりえ「世界の童話シリーズ」「学習まんが-日本の歴史」や「ドラえもん」などでおなじみの小学館が、この新型コロナで学校や幼稚園、保育園がお休みになって家ごもりを強いられている今、鬱屈が溜まっている親子向けに、何かサービスをできないかということで、以下のような素敵なサービスを開催されているので、このぬりえ美術館のホームページでも紹介させて頂きます。

ここで公開されている本の中には「きいちのぬりえ 世界の童話シリーズ 大判」も入っていて、自由に好きなページをダウンロードしてぬりえをすることが出来ます。

以下の小学館のタイトル画像をクリックすると、小学館の「うちスタ」のサイトにアクセス出来ます。
 
小学館 自宅学習支援サイト うちすた
 


 
また、ぬりえ美術館でも只今募集している、小学生以下限定の「こどもぬりえコンテスト2020」の方へも奮ってご参加ください。こちらは締切が5月29日(金)必着です。
子供ぬりえコンテスト2020

Posted: Nurie : 20年05月28日 | お知らせ

2020年5月24日の記事

子供ぬりえコンテスト、締め切り迫る!

好評をいただいております「子供ぬりえコンテスト」の締め切りが迫ってまいりました。今週金曜日の29日が締め切りです。
ご応募、お待ちしています!!

Posted: Nurie : 20年05月24日 | トピックス

2020年5月10日の記事

子供ぬりえコンテスト締め切り間近

コンテストの締め切りは5月29日(金)です。残り時間の間に作品を塗って応募してください。
まだ時間があったら、小学館の「うちスタ」のサイトできいちのぬりえも楽しんでみてください。お待ちしています。

Posted: Nurie : 20年05月10日 | トピックス

2020年5月 1日の記事

5月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 No.17 ☆きいち没後15年☆

ぬりえが売れなくなると、まさは着物の仕立てを商売として本格的に始めえる。まさに苦労をかけまいと、絵で生計を立てる方法を喜一も必死で模索するのだが、そううまくいかない。昭和四十年を過ぎて、いよいよぬりえの収入が途絶えると、喜一は新聞の”美人画の絵描き募集”の文字に望みを託し、十号の美人画を五千円で買い取るという都内の美術販売会社を訪ねるのである。
「ギャラは安かったけど、五十を過ぎて、新たに美人画家として再出発するのもいいかなと思いました。そこで、喜一という名前はぬりえ時代にさんざん使いましたら、今度はちょっと変え、”蔦谷弦月”でいこうと。でも弦月のサインで絵を持っていくと、”確か弦月って名前の大家がいましたよね”と言われ、やはり本名で描くことにしました」


二年ほど美人画を描くと、次はもう少しギャラのいい販売会社を見つけ、ここでも二年ほどリース用と展示会販売用の美人画を描き続ける。しかし、五十代半ばを超え、喜一は体調を崩してしまい、生活が安定するまでにはなかなか至らないのである。

昭和五十年になり、多少体が回復してくると、蔦谷喜一の名前で今度は通信販売の絵や掛け軸を描き始める。当時、広告には、蔦谷喜一画伯による肉筆の掛軸として、宣伝されていたが、これがあのぬりえのきいちと同一人物が描いたものだとは、一体だれが想像しただろうか。長さ約一メートル三十センチの掛軸に、花鳥風月の絵を喜一は来る日も来る日も描き続けた。通販の絵には、歴史絵巻にでてくるような人物も描いたが、掛軸のほうが注文は多く、忙しい時で、一日に二~三枚の風景画を描いた。「仕事は丁寧にやるほうだから、花鳥風月の絵も精一杯描いたけど、あまり気は進まなかったなあ」と当時を回想する。しかも、ギャラのい仕事とも言えなかった。購入者には、喜一の絵を表装し、桐の箱に入れて届けるということで、定価は七~八万円となっていたが、そのうち喜一の手元に入るのは、一点につき一万円から一万五千円ぐらいなものだった。それでも、喜一は必死で描き続けた。肉筆が最大のセールスポイントだから、一つの絵に注文が集中すると、黙々と描き続けなければならなかった。


掛軸の仕事が立て込むと、まさは額に絹をはったり、絵具がにじまないように絹ににかわを塗ったりして、喜一の仕事を手伝った。その代わり、まさの仕立ての仕事のほうが立て込むと、今度は喜一がまさの仕事のサポート役として張り切る。”ここの背縫い、お願いしてもいい?”とまさが頼めば、喜一は予想以上に丁寧な仕事をして彼女を驚かせた。


また並行して、親戚や近所の人などに頼まれて肖像画なども描いていた。入学や結婚のお祝いとして、まったくの無報酬で描くこともあれば、料金を決め、ビジネスとして描くこともある。喜一の描く肖像画が似ているとの情報を聞きつけて、ぜひ描いてほしいという客も少なくない。会社の社長から主婦や子供まで、老若男女、お客は多岐にわたった。


参考図書 「わたしのきいち」小学館


今月のエントランス

「八ミリでさつえい」
年代:昭和30年代
作者:きいち
今でこそ誰もが簡単に写真や動画を撮れるようになりましたが、このぬりえは「8ミリカメラが出てきましたよ」と新しい流行をいち早くぬりえに取り入れた、子供たちに知らせるということでしょう。


ぬりえ美術館メディア情報
○外出自粛などで在宅を余儀なくされている子供たちのために、子供ぬりえコンテストを開催いたします。ぬりえ美術館のHPからも台紙をダウンロードできますので、奮ってご応募ください。お待ちしています。
・締め切りは5月29日(金)です。


展示室のご案内
☆新型コロナウィルスの感染拡大を防止する観点から5月一杯臨時休館中です。今後につきましては、HPでご案内いたします。

Posted: Nurie : 20年05月01日 | 美術館ニュース

5月の美術館ニュース(1)

コロナウィルスの拡大防止のため、5月も引き続き臨時休館をしております。
Stay home! 在宅も長くなりましたが、どうぞ命のために、お家にいましょう。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
   

タイトル:おいしそうなくだものばかり
作  者:きいち
年  代:昭和30年代
    

5月のエントランスは、「憧れの素敵な生活」と題しまして、憧れのシーンがテーマのぬりえを展示しています。

昭和20年代、30年代はいろいろと新しいライフスタイルやアメリカを中心とした芸術、文化情報が映画、ラジオ、テレビを通じて入ってきました。豊かなアメリカの生活をテレビでみて、憧れたものです。


「おいしそうなくだものばかり」の絵にある果物は、マスクメロンにバナナ、そしてブドウと美味しそうなだけでなく、とても高価な果物たちです。このぬりえが売られていた頃は、これらの果物は滅多に家で食べることができないものでした。
埼玉の田舎では、バナナを取り扱うお店は町に1軒だけでした。私がはしかで寝ていた時、祖父がその店で買ってきてくれた思い出があります。病気の時にやっと食べられる、特別な食べ物でした。また上京後には、繁華街でバナナのたたき売りを見かけたものです。今ではバナナをはじめ、メロンも種類が増えて、手ごろに買える果物になりました。


当時の方にお聞きすると、「ぬりえの中でそれらの高価な果物や食べ物を塗るだけでも、自分が食べたような気持ちがした」と聞いたことがあります。夢の中にあるもの、憧れのものをぬりえを通じて、自分の気持ちを満たしていたわけです。そういう事情を理解して、きいちは様々な憧れのものをぬりえの中に描いていたのだと思います。


皆さまのバナナの思い出はどんな思い出でしょうか。(館)

Posted: Nurie : 20年05月01日 | 美術館ニュース

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