「ひでを」のぬりえを昭和26年4月号の「少女の友」の付録の可愛い藤井千秋さんの紙ばさみに入れて、寄贈していただきました。大変ありがとうございました。
ひでをのぬりえは大変特徴のある絵です。他のどの作家とも違う個性があるぬりえですね。
山本さんはぬりえが大好きだったそうで、窓ガラスで写したり、カーボン紙で写したりしたぬりえも同封されていましたが、ぬりえが貴重な時代でしたから、そのようにして大切にしていらしたのですね。
「きいち」や「よしを」というぬりえも塗られたそうです。
ぬりえ美術館で、大切に展示、保管をさせていただきます。ありがとうございました。
Tのおよめさんになる。Tって誰でしょうか?
ピンクのドレスに白いベール。カラフルなお花は、花嫁さん誰もが見る憧れのカラーではないでしょうか。およめさんになれるといいですね。(館)
春の黄色の背景の中に、高貴な色の紫を着た村の子ども。なんとなく品がよく見えませんか。金太郎、虎、こいのぼりが子どもの遊びを楽しく見せています。
Posted: Nurie : 16年04月24日 | ぬりえサロンギャラリー
来月の端午の節句をイメージして、男の子のデコぬりえ®作品です。服の色、背景も含め男の子カラーで作られています。渋い和柄も使って、端午の節句ぴったりになっています。
Posted: Nurie : 16年04月24日 | ぬりえサロンギャラリー
いつもぬりえサロンでは、次月のイメージで絵を選んでデコぬりえ®作品を作っています。今月は「端午の節句」の男の子のイメージで、「むらのこども」の絵を端午の節句風にデコレーションしてみました。
男の子の背景に張られた金太郎、こいのぼり、張子の虎、柏餅などはユン先生が描いてくださった絵に各人が色をつけて使用しています。
ユン先生の作品
男の子だから、ピンク系ではなくカーキ、青などを使っています。背景には話柄の紙を貼って和風の印象を与えています。金太郎が二人いますが、右上の金太郎は山から出てきたtじょいうイメージだそうです。頭にかぶった兜は、取り外しができるようにのりでは付けていません。
日本的な色彩がいいですね。
仁瓶さんの作品
ブルー系で纏めた男の子。兜も青で可愛いです。でんでん太鼓や柏餅がタイトルのところに飾られていますが、それも面白いです。
館長の作品
背景に黄色を選んだので、服は紫色にして、柄は黄緑、黄色の配色にしました。兜も黄緑色です。デコレーショには、和風のシール、泰、梅、羽子板などを張っています。帯の部分にあやめの花を飾ってみました。
レースを使わなくても、先生の作ってくれた金太郎やこいのぼりなどの絵で楽しめました。時々和風をしてみるのも、いい刺激なってよいと思いました。
来月もどうぞお楽しみに。
夕食のためのおつかいでしょうか。毎月ご来館いただきまして、大変ありがとうございます。そのせいか、ピンク使うのにも抵抗がないようですね。かごの中にネギとカボチャに目が行きました。(館)
磯川様よりきいちのぬりえと小さい灰皿、ミニ折り紙(桃太郎印)が寄贈されました。
今回初めて見るぬりえがありました。それはぬりえの下段にある大きな、キラキラ星がいくつも光る目を持った少女のぬりえです。きいちもこのような少女を描いていたのだと驚かされました。
ぬりえの絵の中の少女も長身に描かれ、足が細い少女になっています。
珍しいぬりえを寄贈していただきまして大変ありがとうございました。
大事に展示、保存させていただきます。
昨年ご来館いただいた岡田路代様より、きいちとまつおのぬりえを寄贈していただきました。
昭和28年~32年頃に塗ったものだとお手紙に書かれていました。
大切に保管、展示をさせていただきます。大変ありがとうございました。
海外ぬりえ研究室NO.54 ロシア編
今月はロシア連邦のぬりえをご紹介いたします。
以前には2012年5月と2014年6月にご紹介しています。
今回ご紹介しますのは、縦21X横13.8cmと小さいながら123ページもある本です。
中味は、ぬりえばかりでなく迷路やパズル、間違い探しなどいろいろな遊びができる構成になっています。また絵のタイプも1種類ではなくいろいろな絵のタイプが入っています。
この本の絵が手書きであることも魅力的であると思いました。
それぞれのページには、どのように遊んでいくか解説が入っています。
ページ数は多いですが、飽きずに最後まで本を楽しむことができるのではないかと思います。表紙は少し寂しそうな絵ですが、内容は大変濃い本だと思います。
もう1冊は、升目の中に模様の練習をしていく本です。この1冊の中に、963個のパターンが入っています。
日本語を勉強しているモスクワの学生たちにぬりえをしてもらったことがありますが、その中の一人が積み木を組みたてるぬりえの中で、積み木のそれぞれの面に違ったパターンを描いた女性がいました。
ロシアでは、このようなパターンを勉強の一環の中で教えているのでしょう。放課後に子どもたちに絵を教える学校でも、パターンを使っているところを見たことがあります。
日本では余り目にしたことがありませんでしたので、大変面白い本だと思いました。
海外には様々な本があるものですね。来月もまた海外のぬりえ本をご紹介いたします。
「でんしゃがはしります」
年代:昭和30年代
作者:きいち
少女の体の前に提げているのは、電車の車掌さんをイメージした電車ごっこのカバンです。
この中に切符や切符切りのはさみなどが入っていました。これを提げればすぐに車掌さんです。そして長い綱で大きな輪をつくり、運転手さんと車掌さんが前と後ろに立って輪を持ち、お客様はその間に入って電車遊びをしました。今では余り見かけることがなくなりましたね。
ぬりえ美術館メディア情報
●都営地下鉄4線の車内に、「都電サポーターズ」としてまちの駅が紹介され、ぬりえ美術館も掲載されています。
●京成電鉄「ちょい旅」上野駅~町屋駅特集で、ぬりえ美術館が紹介されています。
4月~6月末まで
展示室のご案内
★春の企画展「童話・絵本のきいち」を開催し、童話・絵本のお話のぬりえを展示しています。
うか。有名な地でなくても、学校や神社など桜が人々を楽しませてくれていることと思います。春は楽しみが多いですね。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
4月のエントランスは、「あそびましょう」をテーマにしたぬりえの展示しています。
「ホッピング」という遊具が昭和の30年代に流行いたしました。
資料によりますと1957年頃に流行したとありますので、私が小学校2年生の頃になります。ジーンズのつなぎを着て、ホッピングでピョン、ピョン跳ね飛んでいたことを思い出します。ホッピングを使ってどこか目的地に行くということではなく、その場でジャンプをして遊んでいたと思います。
この遊具も、同じ頃流行したフラフープと同じように、ジャンプをしていると胃下垂になるという風評が広まり、下火になっていきましたが、ホッピングは1980年代ころに再び発売され、今ではスポーツ用のホッピングもあり、3メートルも飛ぶことができるそうです。
きいちがぬりえに残しているということは、やはり新しい遊具として東京ではホッピングが流行しているということを感じて、描いていたのでしょう。地方の子どもたちは、それをみて東京ではホッピングというものがあるのだなと理解したことと思います。
今と違って情報の伝達する早さが遅いですから、子どもたちにとってはぬりえでも十分に伝達方法の一つになっていたと思います。きいちのぬりえは毎月新商品が2つのメーカーに各4袋、合計8袋発売されていましたので、流行の情報もタイミングよく発信されていったことと思います。
ホッピングの思い出がありますか。(館)