今月は「はなたばとテープ」をデコぬりえ®しました。歌手の女性がドレス姿で手にはテープを持って歌を歌っている絵です。私には美空ひばりさんが歌っているようなイメージがあります。今月のデコぬりえ®はどんなに素晴らしくなったでしょうか。
ユン先生の作品
今年の最後の作品ということで、テーマは”グランドフィナーレ”です。華やかに、華やかに飾っています。ドレスも何重にもデコを重ねています。色調がまとまっていますので、これだけ重ねても上品な仕上がりはさすがです。
二瓶さんの作品
ドレスが白~銀で大変上品です。そのため花束やテープの色が映えています。
荒山さんの作品
ドレス、お花、テープなどを同じ色で纏めています。背景もドレスに良く合っています。
Monezumiさんの作品
ドレスのレースが豪華です。髪、ドレスなどに飾りつけられたスパンコールがとても素敵です。
ひさよさんの作品
ドレスのレース飾りのデコり方が工夫されています。裾のリボンも生きています。
末石さんの作品
サンバとカルメンが一緒になったような華やか。髪飾りやドレスの上についてスパンコールなど発想力が素晴らしいです。
古川さんの作品
ピンク~赤のドレスが大変かわいいです。ドレスに付いた花や背景の花のシールも上手に使われています。
大田さんの作品
今回初めての大田さんですが、きれいに何重にもデコレーションをされています。花束も白と紫をコーディネートして素敵ですし、黒の手袋が歌手らしくて良いですね。
館長の作品
緑のレースを3種類使い飾ってみました。上半身はスパンコールで飾りました。
今年最後のデコぬりえ®作品はいかがでしたか。どんどんデコが盛り上がり、重なって3Dになっていきますね。来年はどのように進化していくのでしょうか。
来年もデコぬりえ®の楽しさをお伝えしてまいります。
どうぞ宜しくお願いいたします。
”ようやく買ってもらったプレゼントを大切に持ち帰る”というコンセプトで良く考えられています。クリスマスプレゼントですから赤と緑は欠かせないですね。(館)
今年は、12月23日(祝)まで開館いたします。新年は1月9日(土)から開館いたします。
今年も大変お世話様になりました。来年も宜しくお願いいたします。
今年も一年間のご愛顧を賜りまして、大変ありがとうございました。きいちの没後10年を無事に終了することができます。心より御礼を申し上げます。
第6回ぬりえコンテスト
今年もぬりえコンテストを11月に開催し、多くの応募作品が集まりました。今回はきいちの時代の少女の一番の憧れである「花嫁さん」のぬりえを塗っていただきました。
今年は57名の方からご応募を頂きました。年齢は3才から95才まで、幅広い年齢の方から素晴らしい作品が届きました。それらの中から、優秀作品を来年1月より館内に展示をいたします。又ホームページには、優秀作品と次点作品を掲載いたします。どうぞお楽しみに願います。
それでは、今回の優秀作品の方がたのコメントをご紹介させていただきます。
・ぬっている時、アイデアがたくさん出てとっても楽しかった。
・可愛いこの絵を見たときに、和風ドレスを着せてみたいと思い、思わずぬり絵をしていました。久しぶりに夢中になって、ぬり絵ができて楽しかったです。
・今回で3回目の応募です。毎回楽しみにしています。つい何枚もぬってしまいました。
・子供の頃を思い出し、懐かしい気持になりました。塗りながら、きいち先生の世界を想像しながら色を付けていく作業は、大変ワクワクし、とても楽しく塗ることが出来ました。楽しい時間をありがとうございました。
・公募サイトで見つけました! 今まで何にも応募したことがなかったのですが、コレは良い!と思い応募する事にしました。絵がレトロで可愛くて楽しんでぬりました。こうゆう機会がないとなかなか”ぬりえ”はしませんので、新鮮でなつかしかったです。
背景は、神戸の夜。12月になると”ルミナリエ”というイベントがあります。教会の様なイメージで、イルミネーションを表現しました。グリーンは山、青は空です。
・東京オリンピックと世界平和をテーマにぬってみました。
・いつもいつもたのしくぬり絵をさせていただいています。感謝の気もちでいっぱいです。
・久しぶりに娘といっしょにぬりえをしました。娘たちが「どんなウェディングドレス着るのかな」とワクワクしながらぬりました。楽しかった。
・想像とは違った仕上がりになりましたが、コンテストのウェディングドレスを見て、色鉛筆とマニキュアを組あわせ、レースの感じがだせると良いなと思い、応募しました。ぬりえをしていると無心になり、幸せな時間でした。
・インターネットで偶然みつけて、おもしろいなと思いました。私も日本画、油彩画、水彩画と長くやっているもんで、興味があります。
・ウェディングって女性の永遠のテーマというか、年を取ってもそのときにすぐ戻れるいいものです。今ならこんな色のドレスがいいです。
・ぬりえコンテストをこれからもずっと続けて下さい。今回、岐阜県の皆さんにも、声をかけました。「私も応募したわよ!」と言ってくださると、とっても嬉しかったです。
・此の度四度目の応募をさせて頂きます。只々一生懸命、塗ってみました。八月頃より毎日楽しみにしておりました。
・母とぬり絵の出会いは、母が88歳になってデーサービスに行くようになってからです。スタッフの方にぬり絵をすすめられて塗ったのが始めてです。そこできれいに塗れていると誉められてから、気を良くして色々なぬり絵を塗る様になりました。
今回”ぬり絵コンテスト募集”の文字を目にしました。家族位しか見る事のない母のぬり絵をいつもと違う人に見て頂きたいと思って応募しました。
母にとってのぬり絵は楽しい事でもあるのですが、家族以外の人達に見られるという事を知って、とっても張り切って塗りました。コンテストという事で、いつも以上にやる気満々、ぬり絵を塗っていました。このような企画が今後、長く続きますようにと思います。
今年の応募の方のご意見には、この企画を長く続けて欲しいという希望が多く見られました。
きいちのぬりえのコンテストで、少しでも皆さまのお気持ちを楽しくし、癒すことができたのなら、こんなに嬉しいことはありません。
皆さまのご意見はコンテストの継続への大きな励ましとなりました。ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。(館)
今月は、フランスのぬりえ本をご紹介いたします。過去には2012年1月と2014年3月にご紹介をしています。
今月は、いかにもフランスらしいというぬりえです。 フランスの超有名デザイナーであるイブ・サンローランのぬりえノートです。服のデザインをして、その上にイメージの配色を考えて新しいモードの服を生んで行くファッションの世界。考えてみるとデッサンと色、まさにぬりえの世界ではありませんか?このぬりえノートを見て、気が付かされました。
このぬりえノートは、パリの空港で見つけました。パリにはファッションショーやファッション業界に関わる人が世界中からやってきます。またファッションを学ぶ人たちも沢山いる場所です。そのような人たちにとっては、唾液の的であるサンローランのデッサンがぬりえノートとして存在するということは、やはりパリだな!と思わざるを得ません。
このぬりえノートに自分なりの色をつけて、自分もまたニューモードの作り手になったような気分になるのではないでしょうか。自分たちの勉強のため、また関係する人たちへのお土産として、空港で人気の商品ではないかと想像いたします。
今月のおまけ
こちらは、ぬりえではなく”シール”なのですが、あまりにもかわいい絵なのでご紹介します。描かれているのは、お姫様、妖精、魔法使いなど、女の子の好きなものばかり。
フランスの物なのに、日本のきいちのように三、四頭身であるのも、私がかわいいと思った理由かもしれません。
きっと日本人にも好まれるデザインだと思います。
来年度も海外のぬりえ本を紹介していく予定です。
今月のエントランス
「いいこにおもちゃのはいきゅうだ」
年代:昭和20年代
作者:きいち
沢山のおもちゃを袋にいれたサンタクロース。どこの良い子に配るのでしょうか。
ぬりえ美術館メディア情報
「パズル通信 ニコリ」に、”無心でぬる楽しみ”として紹介されました。
「読売KODOMO新聞」の”進化するぬりえ”の中でぬりえの歴史と共にきいちのぬりえが紹介されました。
展示室のご案内
*きいちのぬりえのほか、海外から集めたぬりえ本の常設展示をしています。
*館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。
今年も最後の月となりました。しっかりと、元気に締めくくって、新しい年を気持ちよく
迎えたいですね。気ぜわしい年の瀬に疲れたら、ちょっと一枚ぬりえでもして気分を落ち着かせてみるのはいかがでしょうか。今年もご来館いただきまして、ありがとうございました。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:クリスマスツリー
作 者:きいち
年 代:昭和20年代
12月のエントランスは、「クリスマス」がテーマのぬりえを展示しています。
クリスマスの時期になると、クリスマスプレゼントは何かしらと、いつも楽しみにされたことでしょう。
昭和30年代に、テレビが家庭に普及していきアメリカのホームドラマが放送され人気に時代、それあのドラマの中にある大きな冷蔵庫やテレビ、綺麗に飾り付けられたクリスマスツリーなどを見せられて、うっとりとして画面を眺めていたものです。クリスマスはあのようにお祝いするのだと知らされました。
昭和20年代後半の頃でしたが、大きなクリスマスツリーは、幼稚園の中で園児や先生とで飾りつけして、クリスマス気分を楽しみました。クリスマスのお遊戯会では、お友達と二人で“ジングルベル”を踊ったことも懐かしいクリスマスの思い出です。
赤いサンタクロースの服を着て、大きなプレゼントの袋を担いで、園児たちにプレゼントを配ったのは、私の祖父でした。体格が良かったので、サンタクロースのおじいさんのイメージにはびったりでした。可愛い孫のために、人肌脱いでくれたのでしょう。
今は美味しいケーキが普段でも食べられるようになり、プレゼントもいつでも貰えるようになり、ケーキやプレゼントが特別のものでもなくなりましたが、「クリスマス」という言葉に特別の魔法があると感じるのは私だけでしょうか?(館)