みはるさんは貝拾いをしたことがあるでしょうか?昔は海に行けば桜貝をみつけたりしたものです。はっきりとした色づかいで、紫のワンピースに真っ赤な帽子にサンダルが大変素敵です。(館)
三人のバレリーナにオリンピック名とフィギュア選手の名前が書かれている点が面白いです。それぞれの個性に合わせていろがぬられているでしょうか?(館)
素敵なれレインコートを着ていると雨のしずくまでハートになってしまうのでしょうか。ルンルン弾んでいる気分が伝わってきます。
Posted: Nurie : 14年05月24日 | ぬりえサロンギャラリー
今月は、「レインコート」をデコぬりえ®いたしました。今回も又新しいテクニックがyun先生から紹介されました。
従来は女の子を切り抜いて、背景になる台紙に貼るという方法をとっていましたが、今回のテクニックは、従来とは反対で背景になる台紙から女の子を切り抜いて、抜いたところから塗ったり、貼ったりした女の子を出すという方法です。
「レインコート」は来月の梅雨を意識していますので、雨の様子を抜き取った台紙にクレヨンで雨のしずくなや水たまりなどの雨に関する模様を描き、その上から水彩で色をぬり、背景を作ります。
レインコートを着た女の子は、コートに色を塗り、その上に透けるセロファンのような柄のはいった紙を貼ります。2枚の紙を張り合わせて、最後の仕上げのデコをして、完成です。
yun先生の作品
梅雨の時期ですから、紫陽花の花をデコレーションしています。さすが、先生ですね!
レインコートにもボタン飾りがついて、雨はセロファンとスパンコールです。
梅雨の雨の時期でも楽しくなりますね。
ひさよさんの作品
レインコートの柄を赤、黄、青、緑、白の5色で塗り分けて、セロファンは水玉です。足元には水たまりが。ブルーグレーのレースのお花にリボンの紫陽花が咲いています。長靴の上にはハイソックスが見えます。
千葉さんの作品
緑と青の大きな格子柄に水玉のセロファン、網タイツを穿いてボタンのついた長靴がおしゃれ。ハートの雨が降って、雨の中をルンルンと歩く少女をイメージさせます。
Monezumiさんの作品
赤と黒のレインコートの柄に白のひし柄のセロファン、明るい背景の中には傘が飛んで、歌っているようです。
吉住さんの作品
今回初めてデコぬりえ®に参加の方です。
青の縦じまに白のひし柄のセロファン、紫陽花の花が咲いてセロファンの雨も静かに降っています。
古川さんの作品
格子柄にピンクの水玉のセロファン、ハートの長靴にハートの雨が降っています。心のウキウキさがハートになっているのでしょうか。
古地さんの作品
緑と赤に丸い柄のセロファン、網タイツに金の飾りの長靴。刺繍のお花やビーズのお花で梅雨のイメージをつくっています。雨がしとしと降っている感じがします。
館長の作品
今回のイメージは、ブルーでした。青を強調したレインコートの柄に青い四角のセロファン柄を貼りました。この「レインコート」のイメージのために購入したビーズで雨を表現してみました。
レインコートの白の縁取りと青の靴下がちょっと冬の雨のような感じになってしまいました。
新しいテクニックはいかがでしたか。レインコートの透ける感じがでていますでしょうか。
来月は「人魚」をテーマにデコぬりえ®をいたします。
どうぞお楽しみに。
『海外ぬりえ』 研究室 No.31 今月は、ドイツ編です。
今月はドイツのぬりえ本をご紹介いたします。前回は2012年3月に「人魚姫」「眠りの森の美女」「三匹の子豚」をご紹介しています。
今回のぬりえ本は、外国では男の子が好きな題材の「騎士」と女の子が好きな「妖精」、そしてアニメの中から「小さい王様」です。
① 最近の日本では余り見かけなくなりましたが、昭和20~30年代の男の子の好きな遊びといえば、チャンバラが挙げられます。刀をもって振り回していたものです。海外では、
日本のサムライにあたる「騎士」が好まれていまして、騎士のぬりえ本をよくみかけます。
この本の中では、ぬりえの他にきせえ、指人形、数字をつないで描くなど様々な遊びが入っています。1冊でいろいろなことが楽しめます。
② 妖精たちのぬりえ本
お花や草、きのこなどの妖精たちが描かれています。少女ばかりでなく少年の妖精もいます。海外ではよくこれらの妖精たちの本を見かけます。お姫さまと同様に女の子は妖精たちも大好きなようです。
様ざまな花や草の妖精の姿はとてもロマンチックで想像力を豊かにしてくれます。
③ 最後の1冊は、「小さい王様」のぬりえ本です。
きっとこれはテレビのアニメーションで放映されているものがぬりえ本になったものと思われます。このシリーズで沢山の本が出版されています。ページの上や左のページに色見本がついています。この可愛さ、優しさは日本の子どもたちにも好まれるのではないかと思います。
来月は、ロシアのぬりえ本をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!。
今月のエントランス
『ひだのこまかいスカート』
年 代 : 昭和30年代
作 者 : きいち
スカートのひだが細かいでしょう!とスカートの裾をもって自慢しているような少女。
スカートのひだはプリーツともいいますが、時代、時代で流行があり、この頃細かいプリーツが人気であったのかもしれませんね。
メディア掲載情報
きいち生誕100年について「サンデー毎日」並びに「週刊女性」に紹介されました。
【展示室のご案内】
●春の企画展「祝きいち生誕100年これからも いつまでも」と題しまして、お祝いをテーマのぬりえときいちが掲載されました雑誌を展示しています。
●館内にはぬりえ体験コーナーがあり、ぬりえを塗って楽しんでいただけます。
気候もよくなって、新緑が目に眩しい頃となりました。新生活が始まった方には、だんだん新しい生活にも慣れて、さあ頑張ろう!という時期ですね。五月の爽やかな季節の風や色や香りを感じながら、この時期を楽しんでいきましょう。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:ぴくにっく
作 者:きいち
年 代:昭30年代
寄 贈:宮崎 ツヤ子氏
5月のエントランスは、春のお出かけ、おしゃれ着のぬりえを展示しています。
家族やお友だちと野原にピクニックにお出かけの少女。
水兵さんのセーラー服に帽子を被ってピクニックを楽しんでいるようです。
最近はいつでもお洒落な服を着れるようになってしまったので、昔のようにお出かけのための"よそゆき着"や"ふだん着"などの区別がなくなってしまいました。
またファッションそのものがカジュアルになっていますので、本当に昔のようなきちんとした"お洋服"というものが見られなくなりました。
昭和の30年代の頃は、今月のエントランスの展示にありますように外出するときには勿論ですが、遠足やピクニックに行くときにも"よそゆき着"を着ていたものです。わざわざ年1、2回の学校の遠足のために新しい服を新調して、それを着ていきました。遠足やピクニックでは、服が汚れそうですから、今にして思えば新調の服でないほうがいいと思うのですが、それが当時の風潮でした。私も小学校の修学旅行のために、デパートに行って買ってもらった新しい服を着ていきました。周りのお友だちも新しい服が多かったです。
セーラー服や細かいプリーツのスカート、ギャザーが沢山入ってふっくらしたスカート、フレアースカートなど、どれも皆当時の少女たちの憧れの服装です。日本全国の少女たちが毎月100万袋のきいちのぬりえを買って塗っていましたが、それにはなかなか着れないお洒落な服を着たぬりえの少女に自分の姿を投影して塗った楽しさが思い出されます。(館)