東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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2021年4月23日の記事

緊急事態宣言により4/25~5/12の土・日は臨時休館をいたします。

本日、緊急事態宣言が発表されました。
それに伴い、ぬりえ美術館では下記の土曜日、日曜日は臨時休館をさせて頂くことにいたしました。

4月25日、5月1日、2日、8日、9日の土曜日、日曜日

解除されましたら開館をする予定ですので、ご了承の程宜しくお願いいたします。

Posted: Nurie : 21年04月23日 | トピックス

2021年4月 3日の記事

4月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 No.27

2021年も引き継き「きいち千夜一夜」と題しまして、きいちについてご紹介してまいります。


【きいちブーム再び③】
「ザ・ギンザでのぬりえ展の話が持ち上がっても、私の手元には原画がほとんどなかったものだから困りましたよ。そのころには、なにかの記念にと、家内が茶箱二つにまとめておいたぬりえさえも、とうに処分してしまっていましたから。
でも、それでも展覧会ができたのはファンの方のおかげ。しまってあった昔のぬりえをわざわざおくってくれたんです」


その後、「きいちのぬりえ」展は東京だけでなく、盛岡、名古屋、飯田、函館など各地でも開催され、会場は連日大盛況となった。これにはだれよりも喜一本人が驚いた。病気入院中の患者が医者の許可を得て、わざわざ展覧会場へと足を運んだり、懐かしいぬりえとの再会に涙を見せる女性の姿もあった。


以後、ショップやデパートの広告を始め、女性や子供に関連の深いイベントなどの広告に、喜一の絵は良く起用されるようになる。また、懐かしい存在であると同時に、清潔感があって柔和なその風貌から、喜一本人に対するテレビ出演の依頼も増え、喜一は多くのトーク番組に出演し、ぬりえで一世を風靡したころのことを語った。

「でもね、私はマスコミ嫌いというか、どうも人が多く集まるところは苦手でね。テレビ局なんかに出かけようものなら、すぐに帰りたくなってしまう。だから、番組の途中でも私の出番が終わると、サッサと却って来ちゃうのね、担当者は、番組終了後にハイヤーを用意してありますからって言ってくれるんだけど、それまで待っていられないんだ」


☆参考図書「わたしのきいち」小学館


今月のエントランス

JP003312_db-640.jpg「ベールのよこがお」

年代:昭和30年代
作者:きいち


ウェディングドレスの花嫁さんの顔にクローズアップして描いたぬりえ。
髪に透けた生地のベールを被って、遠くを見つけている花嫁さんがとても崇高に見えます。

ぬりえ美術館展示情報

〇3月~5月まで春の企画展として、きいちの肉筆である童女画の絹本を展示しています。

日本画には紙に描く紙本と絹地に描く絹本の二種類があります。きいちは美人画を学びましたが、基本的にそれらの絵は絹本で描いています。
今回の「弥生」と「エンジェル」の2作品だけは紙本となっています。


展示室のご案内
☆「春の企画展「春はあけぼの」を展示しています。蔦谷喜一が晩年に描いた童女画の
絹本を展示しています。

☆館内のぬりえコーナーは、コロナ感染防止のためにしばらくお休みをしております。ご了承の程お願いいたします。 

Posted: Nurie : 21年04月03日 | 美術館ニュース

4月の美術館ニュース(1)

四月は入園、入学、入社など新生活の始まりの月ですね。コロナ禍の中ですが、入学式を
実施する学校も現れてきました。クラスや会社の方々と少しでも早く馴染めるようになる
良いですね。

 
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
 
   
JP002409_db-640.jpgタイトル:ウェディングドレス
作  者:きいち
年  代:昭和30年代

     
4月のエントランスは、「綺麗なはなよめさん」と題しまして花嫁さんがテーマのぬりえを展示しています。


去年からのコロナ禍で結婚式もままならない方がいらっしゃるようです。それで6月のジューンブライドより早めですが、ぬりえの中の美しい花嫁さんたちをご紹介したいと思います。

昭和20~30年代と言えば、当然着物姿の花嫁さんが一般的でした。黒の裾模様の留袖が一般的でした。髪は日本髪に白い角隠しを被っていました。


洋装のウェディングドレスは、結婚式が自宅や料亭などの畳の部屋ではなくなって、ホテルの宴会場になるなどの変化がでてきてから誕生したものではないでしょうか。
その当時まだ珍しいウェディングドレスは、女の子たちにとっては只々映画の中でみるような貴重な姿であり、お姫様のようなドレス姿は憧れの対象であったのです。


子どもの頃、叔母が通っていた洋裁学校の作品として紙でウェディングドレスを制作したことがありました。そしてクラスの全員が自分の作品を着て、記念写真を撮ったのです。叔母は淡い水色のドレスでした。


花嫁姿は着物でもドレスでも子どもたちの憧れの的でした。(館)

Posted: Nurie : 21年04月03日 | 美術館ニュース

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