9/7から始まりましたぬりえコンテストは、ちょうど中間の時期になりました。応募作品も集まってきています。10月2日(月)の締め切りまで沢山の作品をお待ちしています。
毎年恒例の、ぬりえコンテストを今年も開催します。
今年のぬりえの課題ぬりえは、きいちの「しらゆきひめ」です。奮ってご応募ください。
ご応募頂いた作品の中から、ぬりえ美術館館長の厳正な選考の上、優秀作品13点をぬりえ美術館に展示し、賞品としてぬりえ美術館オリジナルのグッズもプレゼントします。
以下の応募用紙をダウンロードして、ご応募ください。
ダウンロード→《ぬりえコンテスト2017課題ぬりえ》
(クリックして開いたページを保存してください。)
ぬりえの人物の絵だけでなく、背景なども自由にアレンジして頂いて結構です。あなたのイメージで自由に描いてください。
【応募方法】
上記のコンテスト応募用紙データーをダウンロードして、枠線で切り抜いてぬりえを描いてください。
ぬりえの裏面または別紙に、ぬりえと合わせて
①こどもの頃のぬりえの思い出
②この特集の感想
③住所 ④氏名 ⑤年齢 ⑥電話番号
などを明記の上、下記あて先までお送りください。
※備 考
・作品は返却致しかねます。
・優秀作品の美術館での展示は1月から予定しております。
・ぬりえの台紙はB5サイズまでコピーして応募も可能です。
・優秀作品の発表は、賞品の発送をもってかえさせて頂きます。
・優秀作品ならびに次点作品は、ぬりえ美術館のホームページに掲載いたします。
・頂いた個人情報は、この企画開催のためのみに使用させて頂きます。
【応募先】
〒100-0011 千代田区内幸町2-1-4 日比谷中日ビル3F
株式会社東京アドレップ ぬりえコンテスト係
【応募締切】
2017年 10月 2日(月) 必着
海外ぬりえ研究室No.68 今月はベルギーのマンダラ編です。
今月もマンダラをご紹介いたします。ベルギーの物になります。
ベルギーでもマンダラは人気のようで、子どもから大人までするそうです。その人気の理由は「集中力を高める」という点にあるようです。そのほかには「リラックス」という点が挙げられているそうです。
1冊目のマンダラは、「Mandara's Kleuren」、マンダラを塗るということでしょうか。
副題は、幾何学的フォームとあります。
マンダラは円の中に柄があるのですが、この本では円の中に星や月、様々な幾何学模様が描かれています。円という限られた空間の中に繰り返される模様を塗っていくことで集中力が高まっていくのではないでしょうか。
2冊目は「Colorier c'est un Art! Les motifs」
「カラー、それは芸術である」副題はモチーフ
この本では、色を塗る、ぬりえの本のようでもありますが、副題がモチーフであるので、マンダラのようでもあるという本になります。
この本では円ではなく、四角の中に様々な模様が描かれています。中には同じ模様が繰り返えし描かれているものもあります。
同じ柄を描いていくことも集中に繋がっていくのかも知れません。
欧米ではマンダラの流行により、ぬりえは子どものするものであっても、マンダラは大人もするものと受けとめられています。
忙しい社会の中で、精神のリラックスを図りたいと願うのはどこの国の人々でも考えていることなのではないでしょうか。
日本では2016年頃より大人でもぬりえが流行してきていますので、ぬりえがマンダラの代わりとなっているのではないでしょうか。
今月のエントランス
『もっきんのおけこよ』
年代:昭和30年代
作者:きいち
お稽古に行くときだって、きちんとした服装でお出かけします。
今はすべてがカジュアルになってしまい、服装も正装といういものが少なくなってしまいましたが、きちんとすると気持ちがいいものです。
ぬりえ美術館展示情報
●「秋の企画展 きいちのぬりえ・きせかえ原画展 ~精緻なきいちの手仕事の世界~」にて、きいちが情熱をかけた貴重な原画を展示しています。
展示室のご案内
★館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。
秋の声を聞きますと、いろいろな楽しみが浮かびますね。美術館に行ったり、映画を見たり、
街で素敵なファッションを見たり、そして美味しい食べ物も。どんな秋を楽しみましょうか。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものやテーマを設けて月毎に展示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:はなびらのようふく
作 者:きいち
年 代:昭和30年代
9月のエントランスは、「おめかししてお出掛けしましょう」をテーマにしたぬりえを展示しています。
きいちのぬりえが少女に絶大な人気を誇っていた理由の一つに、少女たちが着ている洋服や着物が自分の住む町では見られない素敵な服や着物であったということが挙げられると思います。
きいち自身がお洒落であったことから、少女たちの服にも関心をもって、一歩先をゆく可愛い服や豪華な着物を描いたのでしょう。
又「子どもの服だからと、子ども、子どもした服を描いてもだめで、大人の流行を少し取り入れた服を描くと子どもたちに人気となり、良く(ぬりえが)売れた」ときいちが語っています。自分の子どもの頃を思い出して、この言葉は本当にその通りだと実感します。可愛い服には、アクセサリーも必要です。ぬりえの少女にイヤリング、ネックレス、ブレスレット、指輪など、少女につければつけるほどぬりえは売れたそうです。
昭和20年代~30年代にかけて月刊の少女漫画雑誌が発刊されて、それらの本や漫画の中にもお洒落な服は描かれていたと思いますが、その頃月刊誌を購入できる子どもはクラスの中のほんの一握りの時代でした。五円や10円で買えるきいちの描くぬりえの方が、子どもたちにとっては新しい服や世の中の流行を知る情報源になっていたと私は考えています。
可愛い服、お洒落なファッション、懐かしく思い出される方も多いことでしょう。(館)
今年のぬりえコンテストの課題のぬりえや、応募締切日などの募集については来週の後半に発表させて頂きます。
ご応募頂いた作品の中から、ぬりえ美術館館長の厳正な選考の上、優秀作品13点をぬりえ美術館に展示し賞品としてぬりえ美術館オリジナルのグッズもプレゼントしますので、ぜひご応募ください。
また、優秀作品や次点の作品なども、このホームページで公開させて頂いております。