今月のぬりえは「ちょうちょうさんのおひるね」と昆虫物に挑戦しました。この蝶々に4月のエイプリルフールをかけて、何かに夢中になって、酔っ払っているという少し飛んだ雰囲気のデコぬりえ®をすることになりました。yun先生のアイデアは、いつも素晴らしく独創的です。
という訳で、絵の下絵を選ぶか又は無地でもそれらの上にコラージュをして、切り抜いた蝶々を貼って、さらにデコレーションして完成させます。
何によっているのかは、それぞれの方のイメージです。
yun先生の作品
お酒に酔っ払っている蝶々です。ワインが一杯!! 蝶々の髪は茶系の2色使いで明るい
感じです。帽子の上には、目が2つ付いています。yun先生でないとこのデコ使いはできませんね。
マキさんの作品
マキさんの蝶々は、大変凝ったテクニックが沢山使われています。帽子は水引と針金、羽はステンドグラス風、マジックボックスから飛び出しているものは針金にポンポンが
付いています。いつもイメージを膨らませて、デコにチャレンジをされています。
みえ子さんの作品
初参加の方ですが、コラージュにもドレスのデコレーションも大変上手に作品を作られていました。羽のデコもこれだけ始めてでつけられる人は少ないので、とても良かったと思います。
よし子さんの作品
2回目の参加の方です。お花のデコレーションを上手にされています。こお蝶々さんは、きっとお花に酔っているのでしょう。
節子さんの作品
二段重ねのレースがグラデエーションに見えてとても素敵です。玉露に酔って、お口からは音楽が流れています。
愛子さんの作品
初参加の方。しかりコンセプトがはっきりしていて、初めてですが黒のドレスに挑戦。
二段のフリルも可愛いです。いちごなど果物のデコレーションが大変可愛いです。
館長の作品
蝶々といえばモンシロチョウとか黄色の蝶ですね。今年の流行色は、黄色だそうですから、黄色の蝶にしてみました。沢山の宝石をデコレーションして、館長の蝶々は、高級ジェリーに酔っています。
来月は初の男の子に挑戦します。yun先生のご指導で、どのようなデコぬりえ®になりますか、どうぞお楽しみなさってください。
yun先生の蝶々は、お酒に酔っ払っています。右上の瓶からはワインが流れています。こんなに沢山お酒があったら、蝶々さんのお顔も真っ赤になりそうですね。(館)
Posted: Nurie : 13年03月24日 | ぬりえサロンギャラリー
紫色の蝶々さんの裾のレース使いが大変素敵です。紫と黒のレースの2段使いでグラデーションのように見えます。羽にデコしたキラキラ感のあるお花や音符のキラメキが春の華やかさを演出していますね。節子さんのちょうちょうは玉露のお茶に酔っています。(館)
Posted: Nurie : 13年03月24日 | ぬりえサロンギャラリー
初めて参加された愛子さんは4月から大学生。初めてですが、黒い色を使ったので、びっくり。ドレスの胸のひものデザインなど、とてもお洒落なドレスを描き、裾には2種類のレース使いをする等、初めてのデコチャレンジとは思えませんでした。愛子さんの蝶々は、いちごの果物やお花に酔っているのでしょうか?
Posted: Nurie : 13年03月24日 | ぬりえサロンギャラリー
とても素敵な夏の昼下がりの貝拾いですね。憂いを含んだ少女エレガントさが複雑な色使いと陰影で表現されています。お仕事で絵を使われているとのことでしたが、印象に残るぬりえです。(館)
明るい色彩で、ライスカレーの嬉しさが表われているようです。背景の星のマークや「おいしいよ!」のふき出しも、楽しいですね。(館)
今月もご来館、有り難うございます。
バイオリンのお稽古ということは、お遊びではないので、少しお姉さんっぽい色合いに
されたそうですが、オレンジ、ブルー、パープルに黄色のアクセントの服装は、小学校の上級生に見えます。皮のバイオリンケースが重厚な感じを出しています。(館)
『海外ぬりえ』 研究室 No.16 今月は、チェコ編です。
今月はチェコのぬりえをご紹介します。
チェコはアニメが盛んな国だそうです。そのアニメの背景には絵本があるそうですが、ご紹介するぬりえ本も大変独創的な印象を受けます。
とても素朴で、温かく詩的な感じのぬりえです。いくつかある本の中から、動物と人間のぬりえを紹介いたします。
①犬のぬりえは、「しりたがりやの子犬とお日様」というタイトルだそうです。それぞれのぬりえに、文章がついています。
②もぐらのクルテクは、すでにご存知の方が多くいらっしゃることと思います。クルテクは人気アニメの主人公だそうです。そのうちマトリョーシカのように人気になるかもしれませんね。
③リボンをつけた少女と帽子の犬は、一緒に冒険の旅をするぬりえのようです。
④少年とお父さんのぬりえは、少年が大人や動物とふれあう姿を描いているぬりえです。
いずれの本も見本のページが付いていますので、ぬりえがしやすくなっています。
サイズもA5サイズで小さめです。このサイズが小さい子どものぬりえには手頃なのかもしれません。
もし皆様も海外に行ったときには、空港や駅の本屋さんにぬりえの本が販売されていますので、海外旅行の記念のお土産に1冊、購入されるのはいかがでしょうか。
今月のエントランス
タイトル : 『もものきにたんざくを』
年 代 : 昭和20年代
作 者 : きいち
寄 贈 : 福井紅子氏
雛祭りは「桃の節句」とも呼ばれています。桃の木に短冊を結び付けている少女は、こちらも春の花である華やかな梅の花模様の振り袖を着ていて可愛らしいですね。
ぬりえ美術館メディア情報
・2月2日(土)TBS 王様のブランチの「豆知識」のコーナーで、ぬりえが紹介されました。
・2月25、26日東京ケーブルTVで、ぬりえサロンが紹介されました。
【展示室のご案内】
3月の館内展示は春の企画展となります。「きいちのぬりえが何故可愛いの」と題して、
きいちのぬりえをご紹介しています。
「ぬりえ体験コーナー」もありますので、ぬりえを塗って楽しんでください。
春はあけぼの、ようよう白く・・・ 春という言葉の響きだけで、こころが明るく温かく
なるような気持ちがします。街中のウィンドウには春の色が溢れています。今年のキーワードは、フレッシュとかジューシーだそうで、黄、橙、緑などの爽やかな色が流行するそうです。
ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:おはなみ
作 者:きいち
年 代:昭和20年代
寄 贈 者:川越公子氏
3月のエントランスは、春の行事をテーマにしたぬりえを展示しています。
春の行事は?と問われたら、一番に上がるのは「お花見」ではないでしょうか? 桜は、日本人が一番好きなお花と言ってもいいのではないでしょうか。
実はきいちも桜の花をぬりえの中に一番数多く描いたと言っています。桜の花びらの形が一番バランスがいいそうで、それで一番描いたそうです。その次は蝶々だそうです。いずれも日本の伝統の中に、よく使われていますね。
今でも春になると天気予報のように"桜前線"の予報がテレビ、ラジオで放送され、それを見ながら私たちはお花見にでかけます。桜ばかりでなく、季節、季節に合わせて、どこどこのお花がいいと言っては、お花を見に出かけている日本人はお花好きな人種なのだと思います。
郊外ばかりでなく、2月になると東京ドームで開催される蘭の展示会も大変人気があるようです。その他、バラの展示会も西武ドーム等で開催されますね。
ぬりえ美術館では、4月になりますと薄緑色の「鬱金桜うこんさくら」を見ることができます。染井吉野が開花してから1週間後くらいから咲き始め、2週間ほど咲いています。色が薄緑色から、散る頃になりますと花びらの中に赤い色が入ってきて、2色、3色と色を楽しむことができます。いつかこのうこん桜を見にお出かけください。(館)
今年の春の企画展は、「きいちの少女は何故可愛いの?」と題しまして、開催しています。
昭和20~30年代の少女にとっては、きいちのぬりえは当然のように「可愛い」と思ってぬりえをしていたものです。それを今回わざわざ「きいちの少女は何故可愛いの?」と題した背景には、今の子どもたちや当時を知らない世代にも、きいちの可愛さが伝わっているということを実感しているからです。
1.きいちの少女は何故可愛いの?
今回の企画展では、絵のテーマを5つほど取り上げながら、その中に描かれたきいちの少女を見ていただくことによって、きいちの可愛さをさらに理解していただけたらと思っております。
まず、きいちの可愛さの理由の一つは、ぬりえに描かれた少女がとても"美人"であることだと思います。きいちのぬりえの少女の特徴は、「顔が大きく、目がパッチリとした三・四頭身の少女」という特徴を捉えて、きいちの少女は美人でないと考えている方もいるようですが、ぬりえを良くみてみると、そこに描かれた顔は基本的に美人です。
さらに少女のしぐさにご注目ください。とてもエレガントで優しいのです。昭和20~30年当時子どもの頃から躾が厳しく、特に女の子は女の子らしくということで、「○○をしてはいけない」という禁止事項が多くありました。そのような経験をした私が見ても、きいちの少女はしぐさがより女性らしく描かれていると思います。それは"美的に見て美しい"という考えがきいちにあったのではないかと想像しています。
2.今回のぬりえのテーマ
絵のテーマは、「お洒落」、「ワンランク上の生活」、「流行」、「着物」、「お食事」の5つです。
"きいちのぬりえ"は、毎月2つのメーカーより各4袋、合計8袋のぬりえが販売されていました。
毎月のことですから、それぞれの月の行事ですとか、流行の商品やおもちゃ、お洒落なファッションなどや今現在の生活や風俗などが描かれていました。
現実の生活は自分でもよく分かっていますから、それより現実にはない夢のような生活やファッションなどのほうが、ぬりえとして良く売れたようです。子どもが塗るぬりえですが、子どもの学校生活を描いたようなぬりえは余り人気がなかったそうです。子どもたちが見たい、知りたい、塗りたい絵は、空想の世界であり、自分の経験したことのない世界であったのです。その気持ちは、大人の気持ちとしても同じではないでしょうか。
「お洒落」と「ワンランク上の生活」とは、少し重なる部分がありますが、まだまだ貧しい時代でもあり、又現在と違い東京と田舎の生活の格差や情報の格差がある時代でしたから、ぬりえの世界だけは現実の生活とは少しばかり離れた素敵な世界を描いて、少女たちに夢の世界を見せていました
3.「着物」と「流行」
きいちのファンには、きいちの描く着物姿が好きだという方が多くいらっしゃいます。きいちの描く着物姿は、夏には浴衣姿も描きますが、その多くは豪華で優美な着物を描くので人気となっているのではないかと思います。
昭和30年代には着物ブームがあり、学校のPTAの集まりや入学、卒業式には、お母さん方は必ず着物を着ていたことがありました。子どもたちは七五三やお正月などに着物を着ていました。また踊りやお茶などのお稽古事で着物を着る機会も多くあったと思います。子どもの着物姿もいいものですね。
「流行」というぬりえでは、洗濯機やジューサーなどの家電の最先端のもの、カメラ、八ミリなどの商品、だっこちゃんやおばQなどのおもちゃの流行のものなどのぬりえを紹介しています。そのような最先端のものを誰もが持っているという時代ではありませんでしたので、ぬりえを塗って自分のものになったような気分を味わっていたのですね。
4.「食べ物」
食べ物のぬりえも少し紹介しています。何故食べ物?と思われるかもしれませんね。当時としては、りんごでさえも高級果物であったので、誰でもが購入できるものではなかったのです。さらにアイスクリームやデコレーションケーキなど、冷蔵庫が店頭や家庭にある時代ではありませんでしたから、いつでも食べられるというものではなかったのです。
埼玉の田舎にいる頃に、最初に食べたアイスクリームは、シャーベットのような氷を固めたようなものでした。それが四角い経木の箱の中に入っていて、5円か10円くらいのものでした。滑らかなアイスキャンデーがでてくるのは、その後何年もたってからのことです。
ですからおいしい食べ物の絵が描かれたぬりえを塗ることも、子ども達にとっては夢のようなことだったのです。
きいちの世界では、お洒落なドレスを着た少女がアイスクリームやホットケーキなどを食べています。 あの当時は「ぬりえに描かれたものが全てあったわけではない」という目で絵を見てみると、別の思いが伝わってくるのではないでしょうか。
きいちの少女の可愛さの秘密を発見することが出来ましたでしょうか。(館)
21日(木)に開催された大人のぬりえサロンは、東京ケーブルテレビの田畑キャスターが参加され、デコぬりえ®に挑戦されました。田畑さんのほかにも初めて参加の方が2人もいて、大変にぎやかに、2月のぬりえ「おうぎ」の制作をしました。ドレスの少女をお雛様の女雛にするというテーマでデコぬりえ®をいたしました。
今回は、A4の紙面の半分にゴールドを塗り、上半分にはピンクの花柄の和紙を用いました。ぬりえの少女は、上半分は切り抜き、和紙が背景になります。ドレス部分は、和風の生地を貼り、ドレスや扇、背景にデコをしていきました。
yun先生の作品
紙の上に貼っているのですが、まるで立体のお人形のような仕上がりでした。「やりすぎ!」とおっしゃっていましたが、将来の可能性を感じる作品になっていました。
田畑さんの作品
初めてデコぬりえ®をされましたが、大胆にチャレンジされ、沢山のデコを貼られていました。なかなか初回の場合には、デコを貼ることができないのですが、素敵な作品を作られました。
節子さんの作品
髪型をどこかの国の王女様のようにアレンジしています。ドレスも扇も大変豪華で重厚な感じがします。
ひさよさんの作品
今月の作品は、スカート部分が大変凝っています。オレンジの生地、紙に塗り絵、その下にまた緑の生地、緑のリボン、赤いリボンを使うなど制作が大変だったことと思います。髪の色も何色もつかい、お洒落です。
康子さんの作品
スカート部分に2種類の生地を使っています。赤い色のドレスや髪飾りの中に黄色の扇
部分がアクセントになっています。
マキさんの作品
事前に2枚もの試作品を制作していらしたマキさん。サロンでは、その2作品とは全然違った作品を作られました。ドレスのデザインや扇など、デコレーションをすっかり楽しんでいらっしゃるようです。
広子さんの作品
重厚な豪華さが伝わってくる作品に仕上がりました。蝶々は、羽が立ち上がる素敵なシールを使っています。
よし子さんの作品
初めてのデコぬりえ®ですが、ドレスに扇に大変上手にデコレーションをして、可愛らしい作品になりました。
とく子さんの作品
ヘアアレンジが素敵です。ドレスにも扇にもお洒落にデコレーションしています。
館長の作品
サロンの日に黄色のジャケットを着ていたせいか、ドレスの生地が黄色になりました。黄色と赤の組み合わせは昔から好きな組合わせでしたので、黄、赤にしてみました。
今月も皆様が素晴らしい作品を作っていました。来月はどのようになるか、楽しみです。
生地の厚みを感じさせる豪華なドレスに、扇も負けずに豪華です。ほろグラフの飾りや蝶々などトータルにコーディネートされていて素敵です。
Posted: Nurie : 13年03月03日 | ぬりえサロンギャラリー
今回初参加の西村さんの作品です。ドレスは矢絣か変形市松の和の生地を使っていますあ、見方によってはモダンに見えます。ヘアスタイルを素敵にアレンジして描いていますし、パールのカチューシャに驚きましたが、美容師さんということで、さすが!と思いました。
Posted: Nurie : 13年03月03日 | ぬりえサロンギャラリー
先生がやりすぎ!と言った作品。画面ですとドレスの膨らみがよくみえませんが、かなり膨らんでいまして、本物のドレスのスカートのようになっています。和風生地、レース、リボン、スパンコール、チェーン等などを重ねてスカート部分を作っています。扇にもフリル、髪にはリボンと帽子のように見える飾りなど、yun先生のアイデア満載です。素敵!!
Posted: Nurie : 13年03月03日 | ぬりえサロンギャラリー