次点作品柴田ひとみ様・神奈川県 50代《作者からのコメント》・ぬりえ帳をいつも姉とおそろいで買ってもらっていた幼い頃。ぬりえ上手な姉のように、きれいにぬることができずに、いつも洋服に柄を描きいれてしまったり、女の子にバッグを持たせてしまったり、余白に色々描き込んで・・・。出来上がると「ぬりえ」というよりも「自分の絵」になってしまっていました。どうして「きれい」に「ぬる」ことができないのかしら?と。実はず〜、と”ぬりえ”は心に引っかかる”ちょっとコンプレックス”だったのです。 ・「「あ!ぬりえだ!」と、心躍った一方で、「ぬりえと言えば・・・」と、幼き頃から、大人になっても、トライし続けていた「ぬる」ということにちょっととまどいましたが・・・ なんと、@背景も是非〜とか、A色は常識にとらわれず〜とか、B自由に表現してみて〜とか・・・!! 「え〜、!いいの!?」と、こんなにうれしい企画はありません。「きれい」に「ぬる」、お手本どおりじゃなかくていいんだと、50年後に”きいちのぬりえ”に言われたようでとてもうれしく、良い企画だと思いました。《館長からのコメント》・そうなんです。ぬりえの絵の外にどんどん出てもらいたいと思っています。鶴と亀が「おめでとう」と言っていますし、柴田さん独自のぬり方があるようで、面白いと思いました。来年も是非参加してくださいね。 |