東京都荒川区町屋 土日曜のみ開館
開館時間:(3月~10月)12:00~18:00 (11月~2月)11:00~17:00

ぬりえ美術館

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2020年2月 2日の記事

2月の美術館ニュース(2)

きいち千夜一夜 NO.14  きいち没後15年

「個人的には『ガリバー旅行記』が好きなんですよ。特に小人の国なんかいいなあ。自分がガリバーになった気分でね。いろいろ想像してみると楽しいじゃないですか。私は子供のころから、ミニチュアの家具のように、実生活の中にあるものをそのまま小さくしたようなおもちゃに興味があって、そういうものを眺めながら、仮に自分よりもずっと小さな人間がいて、そこで暮らす様子を観察できたら、どんなに楽しいだろうっていつも想像していたんです。きえかえを描き始めて、家具や電気製品やふとんまで、その中に組み入れようとしたのや、そうした下地があってのことかもしれません」

「きせかえ」というその名のとおり、喜一が始めるまで、きせかえの中心はあくまでも着物や洋服や装身具だった。それが一枚の紙で、タンスやテーブル、ソファまでが揃うとは、子供たちはおおいにおどろかされた。時にはアメリカのホームドラマでしか見られないような大型の冷蔵庫までもが飛びだしてくるのだ。
「椅子人るにしても、どうしたら立体的になるかを考えるのがまた面白いんです。人形は平面でできているから、まげてそこに座らせることは難しいけど、少なくとも人形たちの暮らす空間をつくることで、遊び方にも広がりが出たと思うんです。仕掛け絵本などがヒントになりましたね。」

今の彼の仕事場には、ボール紙でできた多くの人形や家具の型紙が残されている。ガリバー気分で描き、つくり続けたきせかえだから、それは彼の夢の断片でもある。

そして、このガリバー気分は、彼の描くぬりえの世界にも共通する部分があるようだ。実際には存在しない三頭身の女の子の世界にここまでこだわってきたのもそう考えると納得がいく。


参考図書 「わたしのきいち」小学館

今月のエントランス

「たけうま」
作者:きいち
年代:昭和20年代

昭和20~30年代でも女の子はあまり竹馬に乗ることはしませんでしたが、一度作ってもらって竹馬の練習をしたことがあります。垣根に寄りかかって、竹馬に乗ろうとしましたが、どうやっても乗れなくて、諦めた覚えがあります。たった一度の竹馬でした。


ぬりえ美術館メディア情報

○1月23日発売の女性セブンにぬりえ美術館が紹介されました。


展示室のご案内
☆1月~2月は、壁面に第10回ぬりえコンテストの優秀賞受賞者の作品を展示しています。

Posted: Nurie : 20年02月02日 | 美術館ニュース

2月の美術館ニュース(1)

今年の冬は暖冬のせいか、過ごしやすいですね。1月に今年の東京の桜の開花予想日が3月21日と発表されています。日本の西の九州のほうが早いかと思いますが、今年は東京が一番だとの事、これも暖冬の影響だそうですよ。


ぬりえのこころ -今月の一枚-
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや  テーマを設けて月毎に展ころ -今月の一枚-示しています。このコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
   

タイトル:ゆきがっせん
作  者:きいち
年  代:昭和20年代
2月のエントランスは、「雪になっても寒くない」と題しまして、冬の遊びがテーマのぬりえを展示しています。


雪合戦こそ、冬の子どもたちの一番の憧れの遊びではないでしょうか。
幼稚園や学校の庭に雪が積もれば、クラス仲間と雪の玉を作り、雪合戦をしたものです。
最近は雪が積もらないので、なかなか雪合戦を都心ではできなくなりましたが、雪国ではきっと今でも子どもたちは雪合戦を楽しんでいるでしょうし、また地方によっては、雪合戦を一つのお祭りのようにして、ゲーム感覚で楽しんでいるところもあるようです。

最近ラジオで知った情報ですが、雪合戦の雪の玉が販売されているそうです。もちろん本物の雪ではなく、人工的に作ったものですが、手触りはまるで本物の雪のようで、ぶつけられても痛くない点がとても良いそうです。これなら、家の中でも、幼稚園の中でも楽しむことができそうで、面白そうです。


雪が降って楽しいことは、雪を食べてみたり、雪ダルマや雪うさぎを作ってみたりしたことでしょうか。雪うさぎをお盆に作って、南天の葉や実を使ってうさぎを顔をつくり飾って楽しみました。東京では、南天を探すことも大変かもしれませんが、そういう遊びを子どもたちには知っていてもらいたいものです。

今月は東京にも雪がふるでしょうか。(館)

Posted: Nurie : 20年02月02日 | 美術館ニュース

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