ドイツのチズマジアさんが来館されて、ぬりえを寄贈してくだいました。
壁に貼って、ぬりえをする大きなぬりえで、商品名は、「1ジャイアント ~リング ポスター」です。絵柄は、スイスの景色を描いたものです。1.15x0.80mの大きさです。
壁にいたずら書きをしたら、しかられますが、このポスターぬりえなら大丈夫ですね。
チズマジアさん、ありがとうございました。
今月の大人のぬりえサロンでは、「いぬをつれて」のぬりえをハロウイン風にデコってみました。ハロウィンですから”扮装”したり、お菓子を子どもたちに配るので、”お菓子”のデコパーツをつけたりして、参加者の方々の思い思いの扮装のイメージを作り上げていきました。では、ご紹介いたします。
ユン先生の作品
ユン先生は、ゴスロリ風ハロウインを作っています。黒っぽい服と犬も101匹わんちゃんの犬の扮装をさせています。お揃いのリボンを髪としっぽにつけています。背景は飴やキャンディー等のお菓子が一杯飾られいます。
二瓶さんの作品
ハロウインのかぼちゃの色のオレンジを生かしています。ドレスの黒、犬の黒など、大変いいアクセントになっています。
ひさよさんの作品
ドラキュラのイメージです。赤も血のような色合いになり、犬も覆面や足に蝙蝠の印が。ここまでイメージが広がってくると面白いですね。
Monezumiさんの作品
アルプスの少女ハイジのイメージです。犬も山羊になっています。ハンドバッグからはハイジの白パンが覗いています。
孫福さんの作品
今回初めての方です。リボンの騎士のイメージして作品を仕上げられました。
肩から流れる幅広リボンが流れるようで大変お洒落です。犬は騎士が乗る白馬です。鞍の飾りもいいですね。
瀬島さんの作品
今回初めての方です。赤と黒の大人っぽいイメージになりました。バッグや犬の黒の使い方もお洒落です。
菅野屋さんの作品
今回始初めての方です。犬がハロウインのかぼちゃのイメージになっているのが素晴らしいアイデアです。少女の帽子やドレスの色がまとまっていて素敵です。
館長の作品
雪の女王のイメージです。銀色を生かして、クールに仕上げました。犬は女王の馬車をひく馬です。
一つのテーマですがそれぞれが考えると上記のように、イメージが広がって個性的な作品になりました。
来月もどうぞお楽しみに。
「暑さもやわらいでどこかに出掛けたくなる季節になりました」とコメントされていますが、爽やかな秋には本当に外に出たくなりますね。明るい色に茶色のベストが秋らしいです。(館)
海外ぬりえ研究室No.47 今月はベルギー編です。
今月は、ベルギーのぬりえ本をご紹介いたします。
2冊ありますが、同じ出版社のものです。
青い表紙の女の子のすべり台のぬりえ本は、ウィンドサーフィン、山登り、乗り物、プール、凧揚げ、サッカー、バンド(音楽)、犬と散歩、消防士と消防車、スキー、お花の水やり、ボーリング、子どもの用電車、スケートボードなどが、見開きで描かれています。
赤い表紙の男の子のラジコンのぬりえ本は、三輪車、インディアン、ヨット、ラジコン、鶏にえさ、雪だるま、バスケットボール、お風呂、玩具の乗り物、すべり台、スキー、キッチン、油絵、子どもの自動車、羊飼いなどが描かれています。
見開きページの一部に色が付いていますので、それを見本にぬりえの部分を塗っていくような構成になっています。
色見本にない部分については、自分の好きな色で塗るのでしょう。
これら2冊の本は、シンプルではっきりとした太い線が描かれていますので、この本の対象の4歳児には、ぬりやいと思います。子どもたちに関心のあるテーマを年間を通して楽しめるように絵が選ばれていますので、いつの時期に購入してもすぐに楽しめそうです。
見開きで絵を見せる事により、広い景色もみせることができるので、ぬりえの使い方に広がりができるようになるのではないかと思いますので、面白い構成であると思います。
それぞれの国で、様々なタイプのぬりえあるものですね。
タイトル:『おいけにうつったおつきさま』
作者:きいち
年代:昭和30年代
水面に揺らぐおつきさまを見つめているなんて、まるで平安時代のお姫様のようで、
とてもロマンチック。
月を眺める少女の表情から、あなたは何をイメージされますか?かぐや姫、うさぎさん・・・
そしてどんな色に塗りましょうか。
ぬりえ美術館メディア掲載情報
・8月7日(金)朝日新聞夕刊「各駅停話」に掲載されました。
・8月20日(木)日本テレビNews Every で紹介されました。
・8月31日(月)NHK「ひるまえほっと」でデコぬりえ®が紹介されました。
展示室のご案内
・きいち没後10年「ありがとう 忘れない」第二弾を開催しています。
・館内にはぬりえ体験コーナーがあり、自由にぬりえを塗って楽しんでいただけます。
九月になりましたが、まだまだ暑い日が続いております。それでも気分的には、秋の
お月様を愛でる様な気分を味わいたいものです。くっきりとした月を見てみたいですね。
ぬりえのこころ 今月の一枚
館内に入ってスグ目に留まるぬりえは、その時々の季節のものや テーマを設けて月毎に展示しています。こ
のコーナーでは、月替わりのエントランスのぬりえから1枚を選んでご紹介します。
タイトル:うさぎのダンス
作 者:きいち
年 代:昭和20年代
9月のエントランスは、お月様いくつをテーマに月のぬりえを展示しています。
「うさぎのダンス」は、1924年(大正13年)、児童雑誌「コドモノクニ」に発表されましたもので、詩人・民謡・童謡作家の野口雨情(1882~1945)が作詞し、作曲家中山晋平(1887~1952)が曲を付けましたものです。当時、童謡に合わせて踊ることが流行していたそうです。
そういえば私が持っていた「可愛い魚屋さん」のレコードにも踊りがついていたような記憶があります。
それにしても「うさぎのダンス」というタイトルを聞いただけで、踊りだしたくなりますね。「ソソラ ソラ ソラ うさぎのダンス タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタラ あしで 蹴り 蹴り ピョッコ ピョッコ 踊る ・・・」 きっと幼稚園ではこの歌にあわせて、子どもたちがピョン ピョンと跳ねて踊っていたことと思います。
小さい子どもの頃、「お月様にはうさぎが住んでいて、お餅つきをしている」聞かされて、
中秋の名月の中にうさぎを探したことも思い出します。今でも子どもたちはそのようなお話を知っているのでしょうか?
それとも、7月に日本人宇宙飛行士をのせてロケットが宇宙に飛び立ちましたが、そのようなことを思い浮かべるのでしょうか?
お月様から想像がどんどん広がりますが、子どものころから夢を見て、夢を膨らませていって欲しいものですね。(館)